半沢直樹 5話 国税局か半沢か 壇蜜の考えとは?

 半沢と国税局どちらを味方にするか責められる愛人・藤沢

半沢直樹(堺雅人)は、東田満(宇梶剛士)の愛人である藤沢未樹(壇蜜)と接触することに成功して、藤沢から半沢に協力するように約束を取り付けます。しかし、藤沢は半沢から協力をすることをお願いされた同時期に国税局のオカマ統括官・黒崎駿一(片岡愛之助)からも勧誘をされていました。

結局、藤沢は黒崎側の国税局に寝返ってしまいます。というのも、藤沢は東田が自分から貢いだお店の開発資金の摘発を見逃してもらうために国税局に寝返ったのです。

黒崎は、「明日の朝一に東田のところへガサ入れをするわよ」と告げ、それを聞いた藤沢は「私のことは守ってよね」と念押しします。すると、黒崎は「開発資金だけは見逃すわ。あなたは特別よ」と承諾します。

一方、そのころ大阪西支店の支店長である浅野匡(石丸幹二)はどこかの料亭で東田に「明日、正式に内示が出て半沢には東南アジアの零細企業へ行ってもらう」と報告しています。

妻・花に全てを打ち明ける半沢

そんな中、半沢は仕事が終わりいつもどおり家に帰宅していました。すると、妻である半沢花(上戸彩)が副支店長の夫人である江島沙苗(田中美奈子)に占われたと半沢に言います。占いの結果は、「引っ越しの暗示が出ている」という結果で花は愚痴をこぼしていました。

話によると、江島は出向が決まった銀行員の妻を占ってその都度「何度、占っても引越しの暗示が出るわ。あなたのご主人は転勤になるのかしらね」と占うのが恒例なのだそう。半沢はそれを聞いて、「ただの嫌がらせだろ」と呆れた表情で言いますが、花はストレートに「誤魔化さずにちゃんと答えて。出向になるの?」と疑問をぶつけます。

 

きちんと正直に自分のことを話さないと悟った半沢は花に「前にどうして銀行で出世したいの?って言ったことがあっただろ。俺の親父が死んだのは過労って言ったがそれは嘘だ。親父は銀行から見捨てられて経営ができなくなり、自殺したんだ。ごめんな、黙ってて。」と正直に打ち明けます。

それを聞いた花は「銀行員になったのは復讐するためなの?」と疑問をさらにぶつけます。半沢は「最初はそういう気持ちもあった。けどそんな中母親と俺を救ってくれたのが銀行だった。でも、金のために誰かが死ぬのは間違っている」と言います。

そして、「だから、銀行を変えるためにはまず自分が銀行員として生き残らなければならないんだ。そして、明日で出向になるかどうかが全て決まるんだ。」半沢の全てを聞いた花はすっと落ち着くように「話してくれてありがとう。覚悟は出来てる」と共に戦ってくれることを約束します。

東田の自宅に国税局の強制捜査が・・

翌日、オカマ統括官の黒崎が国税局の部下を引き連れて東田の自宅に強制捜査します。突然の国税局に慌てた東田は、絵画や水槽の中にあった通帳や印鑑を取り出して、藤沢に預けて裏口から逃します。

その後、国税局はいくら捜索しても隠し口座は見つからずに国税局員の相模(石黒英雄)が黒崎に「何も出ません」と報告します。すると、黒崎は「適当に引き上げなさい」と言います。そこに、裏口から抜け出した藤沢が黒崎の車に乗り込みます。そして、黒崎に東田から預かった通帳や印鑑を渡します。

一方、竹下清彦(赤井英和)は東田の自宅に張り込んでいて、黒崎と藤沢の一部始終を見ていました。そして、半沢に「あの女が国税局に接触した。通帳とか色々渡していた。もはや万事休すや」と報告します。その報告を一緒に聞いていた角田周(モロ師岡)は半沢に「こうなってしまったら最後。浅野支店長だけでも追い詰めるべき」と言います。半沢は朝からずーっと藤沢に電話をかけ続けるが藤沢は一向に出ません。

そこへバイクの急便が届きます。送り主はなんと藤沢からで、その中身はニューヨークハーバー信託の通帳と印鑑でした。そんな中、藤沢から通帳と印鑑を受け取ることができた黒崎は激怒します。「何よこれ。全部、合わせても数百万にもならないじゃない」と。それを言われた藤沢は「そんなこと、言われても知らない」とシラを切ります。

つまりこの流れから、藤沢が国税局に駆け込んだのは全て半沢による計画ということになります。藤沢は実際に通帳のありかを知りませんでした。そこで、半沢は国税局を利用して強制捜査させる作戦に出たのです。その後半沢は竹下と合流して、真実を打ち明けます。

そして、バイク急便で送られてきた口座を見ると12億円入っていました。これによって、東田の口座から藤沢の口座に5000万円を振り込み、藤沢から支店長の浅野の口座に5000万円振り込まれていた証拠が揃うことになります。

一方そのころ東京中央銀行の本部では出向者リストを見ている常務大和田暁(香川照之)の姿がありました。出向者リストに半沢の名前が入っているのを見て大和田は「惜しい。ここを乗り切れたら、本物だったのに」と残念がります。

感想と見どころ

第5話では、かなり厚い展開が繰り広げられましたね。愛人の藤沢が半沢と国税局どちらかに協力するシーンがハラハラしましたね。正直、言って権力ある国税局の方に寝返って半沢を裏切る場面がちょっと想像できますが、その裏をいきましたね。ついに、5000万円の証拠を掴んだ半沢は今後どうなるのか見ものですね。

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