ドラマ「トリック2」エピソード8 天罰を下す子 あらすじ・ネタバレ

ドラマ「トリック2」第8話のあらすじ・ネタバレを紹介します!

第8話 天罰を下す子

[あらすじ・ネタバレ]

突然、上田次郎(阿部寛)の研究所を訪れた謎の美女・塚本恵美(小橋めぐみ)。

上田次郎はその足で奈緒子(仲間由紀恵)の家に向かう。

プレゼントを持ってきたといって2枚の封筒を目の前に
差し出す。

片方には麻布十番高級焼き肉付きしゃぶしゃぶ付き骨付きカルビディナー券が入っている。

もう片方は開けてのお楽しみ。

さあ、どっちを選ぶ。そうして奈緒子が選んだ方は見事に…

「はずれ。バーカ」普段強欲な奈緒子に天罰が下ったのだという上田次郎。

そしてなんの脈絡もなく自分に協力しろと切り出す。

奈緒子は、また厄介なことを押しつけられる気がプンプンしながらも、
一応話をきくのだった。

これは人助け、だという。

山田次郎の研究所を訪れた恵美は、「御告者」(秋山拓也)の相談を始める。御告者は、祈祷して天に願って天罰を下す人のことである。御告者の
天罰は必ず下る。大丈夫と思っていても、必ずどこかで本当になるらしい。

デマに決まっている、と失笑する上田次郎。

ところが恵美は、従兄弟に天罰を下してくれと頼んでしまったらしい。
恵美の家は両親がおらず、従兄弟は兄のようにいろいろ面倒をみてくれていた。

大学の学費も払ってくれていた。叔父さんが会社をいくつか経営していて、経済的に余裕があるそうだ。ちょっとした
ことで喧嘩してしまったことが理由だった。

その理由とは、恵美が大学を辞めたいと言ったこと。

恵美の夢は鳶だった。だから大学に行くより足場を組んでる方が良いと考えていたのだ。しかし
反対されており、大学を卒業したら系列会社に就職しろと言われていた。

ホンの軽い気持ちで天罰を頼んだら……亡くなってしまったらしい。

そう言って恵美は泣きながら上田次郎に抱きついた。
彼女に惚れてしまった上田次郎は、賢明に彼女を励ます。

これは偶然だ。ただの事故だと思い込ませようとする。しかし彼女はタイミングが良すぎるという理由で、真に受けない。御告者たちが
影で何かをやっている可能性もある。

上田次郎がそう言うと、恵美は力を貸してほしいと言った。

彼女もまた「どんと来い!超常現象」を読んだ被害者のひとりだった。

他に相談できる相手がいない。
御告者の正体を絶対暴いてくれるという期待の眼差しで上田次郎を見つめる恵美。

その方法を尋ねると、恵美は御告者に自分へ天罰が下るように頼んでくれ、と依頼するのだ。

手伝う気になっただろ、
と自分本位で話を進める上田次郎。

奈緒子はあくまで興味がなさそうに「自分でやってください」と撥ね付ける。焼き肉ディナー券で奈緒子を釣ろうとする。

だが奈緒子には仕事が入っているそうで、
予定が合わないようだった。

奈緒子は、一週間いなくなっても誰も困らない人、という怪しげな仕事に応募したところだった。3食宿泊付き+バイト料に釣られて、プライドを捨て去る奈緒子。

こんなのは怪しい。

絶対何かある、と反論すると、募集要項に「疑り深い人希望」の文字が。

あるセミナーに潜入取材して、インチキを暴いてレポートする。

盗み撮りの写真を付ければギャラは2倍という、
いかがわしい体験レポートだ。

雑誌記事に飛びついた奈緒子を浅ましいと非難する。

そうして上田次郎を追い返す奈緒子だった。

結局ひとりで御告者のところへ向かう上田次郎。通りがかった屋敷の
住人である老女・針生かず(正司歌江)の案内によって、あっさり中へ入ることができた上田次郎は、とある部屋に通される。

やってきたのは巫女装束を着た針生貴子 (深浦加奈子)という女性。
祭壇の前でもうすぐ御告者がやってくることを耳にする。

御告者は、あなたたちの怨みをおききになる。

癒やしを与えてくれるのだと説明を受ける。

天罰が下ったとき、それなりの報酬をいただくと
いう形になっていた。

そして天罰を下してほしい相手の、身につけている物を提示させられる。御告者は名前をきかずとも天罰を下せる。だが、後ほど名前はきくらしい。

本当に天罰が下ったのに、
知らん顔されたときの対策のようだった。

御告者がやってくる。しかし目の前にやってきた彼は、どう見ても小学生低学年ぐらいの少年だ。思わず「ガキ」と口にしてしまうと、貴子によってすぐさまに
「年齢は関係ない」と釘を刺される。

どうしても信じられないでいた上田次郎に対して、貴子は御告者の力を見せると言い切る。御告者は堂々と「ぼくには天にお願いできる力があるんだ」と言った。

そう言って、この部屋の中にあるひとつを選べと言い始める。御告者は後ろを向いて見ないようにする。そしてその選んだ物を当てるのだということだ。

ズバリ当てられた上田次郎。もうひとりの
巫女装束を着た針生かずによって、儀式を始めようと促される。

こうして天罰を下すための儀式が始まった。異様な雰囲気の中、ジッと待ち続ける上田次郎。あっさり終わる儀式。そうして針生貴子の
口から、その方には確実に天罰が下ると発せられた。

その方は死に、その方の周囲の人にも不吉な出来事が起こるそうだ。上田次郎自身も、その人に近づかないように忠告を受ける。
帰り際に上田次郎はこう尋ねた。

「キャンセルしたくなった場合は?」すると貴子は「それは無理です」と断言。

天罰のお告げがあった以上、取り消すことはできないのだそうだ。

そんなことをすれば、
上田次郎にも天罰が下るかもしれない。

研究所に戻った上田次郎。待っていた恵美に、これから自分のそばを片時も離れるなと忠告する。恵美のことは自分が守ると。

空腹に耐えかねた奈緒子が帰宅する。
すると部屋で待ち受けていた上田次郎に写真を撮られる。

上田次郎はすっかり御告者を信じ切っているようだった。

明日からの潜入取材の準備で忙しい、という奈緒子の話もきかず、御告者の話をつづける上田次郎。
そして奈緒子に、自分の家で恵美と共に過ごすように頼むのだった。

そして上田次郎の家へ向かう夜道で、自転車に引かれそうになる奈緒子。

さっそく御告者による天罰が下り始めたのだろうか。幸い恵美は、
上田次郎がかばったお陰でかすり傷ひとつなかった。

恵美を天罰から守るという名目で、恵美の好物まで取り上げる奈緒子。

翌日、潜入取材の仕事へ向かう。向かった場所は「笑顔がこぼれる会」といって、
みんなで輪になって座り、大声で笑い合う集会だった。

セミナーを開催している男・大道寺安雄(野添義弘)が現れ、「お金、大好き」と叫ぶ。するとセミナーの参加者もこぞって合唱し始める。

笑わずに、
合唱にも合わさなかった奈緒子は、「苦しんでる人」として注目を受ける。

いまは無理矢理でいい、無理矢理にでも笑うことが大切なのだと大道寺は言った。とある参加者の肩に手を置いて、どうして
セミナーに参加したのかと尋ねると、参加者は「お金がほしいんです。

お金を増やしたいんです」と元気に答えた。

次々に肩を叩いていく大道寺。参加者は「土地を買いたい」「海外で生活したい」といった欲望丸出しの希望を口にする。そうして奈緒子の番になる。

奈緒子は「1日3食、ご飯が食べたい」と言った。

だったら笑いましょうと大道寺は奈緒子を励ます。

やたら笑顔を推奨する大道寺。

そして再び「お金、大好き」の大合唱を繰り返す。不信感たっぷりの奈緒子は、
参加者の中で馴染めずに過ごすこととなった。

隠していたデジカメとICレコーダーを深夜に取りにいこうとすると、大道寺に見つかって奪われていることが判明。初日からピンチに陥る奈緒子。

すると奈緒子は、
とんでもない対処法に出た。

強引とも言えるその方法で窮地を脱する奈緒子。

翌朝、御告者の家へ向かう上田次郎と恵美。すると屋敷の前で不審な人物を発見する。そしてこうきかれた。「天罰代行家の倉岡さんですか?」
新聞の募集記事の中に「天罰を信じますか?」という文章を見つける。

御告者にお客を斡旋している人間らしい。逮捕されないのか? という恵美の質問に、復讐するとも、直接手を下すとも書いていないため、
天罰だけでは罪にならないと説明する。

そうして上田次郎は真相に気がつく。恵美の提案で倉岡(見栄晴)という人とコンタクトをとることになった。矢部謙三(生瀬勝久)にそのことを相談する。

倉岡剛と待ち合わせをする上田次郎。

一目で判断するため、とんでもない格好をさせられるのだった。

こうして倉岡と出会うことができたものの、連れて行かれたのはカラオケボックス。倉岡はそんな中で
急に本題に入ると言い始める。

自分たちは、あなたに代わって、第3者に天罰を与えることができる。

人殺しはしないと言うものの、もしあなたが本当に誰かに天罰を与えたいのなら、ある人物を紹介するという。
しかしその人間も直接手を下すことはない。

倉岡からこっちではコーディネーター料をいただくだけで、向こうでは向こうの料金を払うように指示を受ける。もし天罰を与えたい人物が身内なら、保険に入ればいい。

保険屋まで紹介してくれるというのだ。

そして相手のことをきかれる上田次郎。

急に手品を見せると言い始める上田次郎。激怒した倉岡が帰ろうとしたところで、実力行使に及ぶ。目的のものを入手するのだった。
そして御告者の屋敷に向かい、相手を追い詰める上田次郎。

しらばっくれる針生かず。そんな中で御告者は、倉岡に天罰を下すように祈祷を始めた。

その後、疲れたといって退室する御告者。その後をつける
上田次郎だったが、貴子は御告者はあちらの世界へ行ったと言う。

確かに姿は消えていた。気絶から目覚めた上田次郎は、潜入中の奈緒子の下へ向かう。御告者が消えたトリックをききだそうとするのだった。

上田次郎からデジカメを奪った奈緒子は、ギャラのために潜入取材をつづける。大道寺は言葉巧みに誘導し、自分に半年間お金を預けろ、と言っていた。幸せの選択ができる自分に預ければ、パワーを注入できると語る。
つづくセミナーで大道寺は、奇術のようなことを始める。

参加者の前でトリックを暴き始める奈緒子。

だが大道寺は諦めずに、再び証拠を見せると言い出した。幸せの選択ができる大道寺の前で、奈緒子は完敗する。
そして事務所に潜入した奈緒子は、奇術のトリックに気がつくのだった。

一度は捕らえられてしまった奈緒子が、辛くも脱出したとき、さらに彼女を追い詰める事態が待っていた。

以上、ドラマ「トリック2」第8話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!

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