「一発型・短命の製品開発に終わらず、世に出した製品を長期間存続させていく為にはどうするべきか」という問題意識のもと、ジェフリー・ムーアのイノベーション概念を参考にしながら、長寿型と呼ばれる製品のイノベーション・パターンを分析した。その結果、1)イノベーション志向(革新を是とする理念の存在)、2)戦略の一貫性の確保、3)ポートフォリオ戦略の実施、4)コア技術の蓄積と利用、5)ライフ・サイクルの発展段階に応じたイノベーションの推進、6)ファースト・ムーバーの姿勢、7)過度の機能開発を避ける、8)継続的顧客接点の確保、9)持続的技術と破壊的技術の併用、10)製品のリ・ポジショニングの実施、11)個を活かす仕組みの存在、12)社内競争やカニバライゼーションの促進、13)差をつける評価システム、という13の条件が、製品の長寿化を可能とする結論として、帰納的に導出された。