ドラマ「愛していると言ってくれ」1話 衝撃の出会い あらすじ・ネタバレ

 

ドラマ「愛してると言ってくれ」1話のあらすじ・ネタバレを紹介します!

第1話「出逢い」

[あらすじ・ネタバレ]

スーツにネクタイを締めた晃次(豊川悦司)がタバコを吸いながら、「社団法人 創造美術協会 第45回総会 理事資料」と書かれた冊子をゴミ箱に投げ捨て、立ち去った。

時を同じくして、
同郷でお互いに上京して役者を目指す水野 紘子(常盤貴子)と舞台監督を目指す矢部 健一(岡田浩暉)が2人で神宮前の地下鉄から原宿の表参道に降りて来た。

紘子が以前、この街の
どこかで見つけたリンゴが成っている木をもう一度見に来たのだ。

健一は「こんな街のど真ん中にそんなもんあるわけないでしょ?」と言って、行ってしまった。

どうしても、リンゴの
木をもう一度見たい紘子は、1人であちこち探し回り、やっと見つけたのだ。

リンゴの木には、赤いリンゴが2~3個成っている木を見つけ大喜びの紘子は、ジャンプして獲ろうとするが、
中々取れない。

そんな紘子のことを見ていた男がいた。

晃次だ。

リンゴの木がある喫茶店の2階の窓からリンゴを獲ろうとしている紘子をじっと見て、おもむろに革靴をビーチサンダル
に履き替え、ネクタイを外す。

一方、諦めず何度も挑戦する紘子は、着地のバランスを崩して、尻もちをついてしまう。

すると、晃次が現れ、いとも簡単にリンゴをもぎ取って、紘子に
投げて渡してくれた。

驚きと恥ずかしさで気まずそうに晃次にお辞儀をする紘子。

そんな紘子に晃次もまた、お辞儀を返した。

劇団の稽古場で柔軟体操をしている紘子にスタッフの仕事
をする健一。

一足先に東京に出て来た健一に劇団を紹介されて、紘子は後から東京に出て来たのだ。紘子は1人、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」のセリフの稽古をしていた。

途中、セリフが出て来なくなり、バッグの中から台本を探そうとしたら、あのリンゴを見つけた。

リンゴを手に取って、しばらく見つめ、リンゴに向かってセリフを言うと、不思議と
セリフに感情が乗りうまくいった。

「私の耳は、あなたの歌にすっかり聞き惚れてしまい、私の目はあなたの姿にすっかり見とれてしまった。あなたの美しさを一目見て、私の心は
どうしようもなく打ち明け、誓わずにはいられない。恋の舞台になるという夜の闇を熱い帳を張り巡らせておくれ。」

そう言い終わると、向こうで晃次が紘子の演技を見ているでは
ないか!気まずさから、りんごを隠し、「なぁんだ。いるんだったら声かけて下さればいいじゃないですか」と晃次の元に駆け寄る紘子。

一瞬に表情を曇らせて、晃次はその場を
立ち去ってしまった。

馬鹿にされたと思った紘子は、リンゴを1かじりして、ゴミ箱に放り込んだ。

劇作家の野田 耕平(塩見三省)の前で、昨夜、野外ステージで稽古した演技を披露する
紘子。

しかし、途中でセリフが詰まってしまった。

「なんだ、セリフも入ってないのか」「いえ」

「あんたもう3年目でしょ? いいかげん見切りつけた方がいいんじゃないか?」

野田に厳しいダメ出しを食らう紘子だった。

紘子は稽古が終わって、井の頭公園を歩いていると、風景が描かれたキャンバスを見つける。

その絵の美しさに吸い寄せられるように絵を
見入っていると、後ろから晃次がやって来た。

3度目の出会いだった。晃次は気まずそうにイスに座り、持ってきたおにぎりを食べ始めた。そして、もう一つのおにぎりを紘子に
差し出したが「いえ」と言って、断る紘子。

それでも、離れず晃次が描くのを紘子はじっと見入っていて、晃次に話しかける。

「あ~油絵。油で溶かすんだ~」「きれい! きれいな色。」
とキャンバスの空の色を指さしながら、晃次に伝えると、晃次は絵の中の空を指さして声に出さずに「これ?」と紘子に問いかける。「うん」素直に返事をする紘子。

晃次が指さす空を見上げて、紘子は「あ~本当。空の色だ」と感動する。

「絵描いてるんですか?」と晃次に聞いた時、向こうから「紘子ちゃ~ん!」と紘子を呼ぶ声が聞こえ、
「は~い」と声の方に走っていく紘子。

アルバイト先の売店の店主が「何やってるの? 早く入ってよ!」と仕事に戻るように促したのだ。

晃次に「じゃあ」と会釈して、バイト先の売店
に急いで戻って行ってしまった。

戻るなり、おつりを間違えて多く渡してしまった紘子は、店主に怒られていた。

後は店を紘子1人にまかせると言い、店主ともう一人のバイト仲間の
吉田 マキ(鈴木蘭々)は上がることに。

紘子は器を洗いながら、今日、緊張でセリフが出て来なかった事を思い出し、近くのビール箱を蹴飛ばした。

それを見ていた晃次は画材道具を
開けると、紘子に絵具の1つを投げて渡し、立ち去って行った。

それは、紘子が「きれい」だと言った空色の絵具だった。

部屋でさっきの絵具を見ながら、モヤモヤする紘子だった。

「どういう意味かな~セルリアンブルー…」絵具のフタを開けて指につけて見て、初めて気づいた。紘子が「きれい」と言ったあの空の色だ。

嬉しくなった紘子は、絵具をノートに
つけて、妄想を膨らますのだった。

「明日のオーディション、頑張れってことかな?」オーディション当日。

紘子は、晃次からもらった絵具を持って臨んだ。

すると、感情が入り、
セリフもちゃんと言えたのだった!お蔭で紘子は、役がもらえたのだ。

オーディションが終わって、紘子は健一のバイクで井の頭公園まで送ってもらうと、向こうを歩く晃次を見つけ、
走り寄って行った。遠くから晃次に話しかける紘子。

「あの~! 私、これ(絵具)のお蔭で~」と大きな声で呼びかけても止まる事なく、晃次は待っていた女性の元へ駆け寄った。

紘子は、晃次に無視されたと思い、ビールでやけ酒をしていた。

「あれ彼女かな…」と1人悶々とするのだった。

舞台の立ち稽古が始まった。相手役にセリフを言う紘子だが、またまた
緊張して、セリフが出て来ない。

「ずっとそんな風じゃ降ろすぞこの役」と演出家に言われてしまった。客席には、お昼休みのサラリーマンや子供連れの母親たちがくつろいでいたが、
あえて、その人たちの前でセリフの稽古をする紘子。

うるさくて、客席の人たちは席を立ってしまい、ただ一人、小学生の男の子だけが残った。

「お姉ちゃん、何やってんの?」と子供
に質問され、「お姉ちゃんね、お芝居の練習やってんの」と紘子。

すると、その子は立ち去り、少し経つと数人の友達を連れてきて、紘子の芝居を観劇し始めた。俄然やる気が出た紘子は、
芝居の続きを始めるのだった。と、客席の後ろにしゃがみ込んで、晃次も紘子の芝居を見ていた。

晃次に気づいた紘子は、子ども達に「そうだ、あのお兄さんに相手役やってもらおう!」
と声をかけ、子供たちに晃次を連れて来てもらおうと、はやし立てた。

子供たちにステージに引っ張り出された晃次に、紘子は台本を渡しながら、「ここから!」とセリフを指さし、相手
役を強引にやらせようとする。

しかし、困った晃次は台本を紘子に返してしまった。

「こんなとこで、こんな事をしてる私を馬鹿にしてるの?」と感情的になる紘子。

「黙ってないで何とか言ってよ!」と問い詰めると、近くにいた子供から、こんな声が上がった。

「無理だよ。そのお兄ちゃん、口きけないんだもん」

「えっ?」「耳聞こえないから喋れないの」

「でも、絵うまいんだよ。いつも僕に描いてくれるんだ」

紘子はショックで固まり、茫然としていると、台本を紘子に返し、晃次は去って行った。

紘子は晃次を追いかけて捕まえ、手を合わせて謝った。

「ごめんなさい」「私、知らなくて、知らなくて」と言いながら、カバンの財布の中から小さな紙とペンを出した。

「知らなくてゴメンナサイ」と書こうとしたら、風で紙が道路に飛んでいき、
それを捕まえようと道路に飛び出した紘子が車に引かれそうに…晃次はすかさず紘子を抱きしめ、歩道に倒れ込む2人。

紘子はヒザに怪我を負ってしまった。

晃次は紘子を自分のアトリエに
連れて行き、怪我の手当てをしてあげた。

晃次に向かって、「ありがとう」と言い、「これでわかる?」と聞くと、晃次は唇は読めると手振りで紘子に伝えた。

紘子は椅子に座ると、
お尻のポケットに入れていた絵具に気づいて取り出すと、「これ、お守り。私、これのお蔭でオーディション通ったの」と嬉しそうに晃次に教えた。

途中から口だけでは意思疎通が
難しくなって、紙に書いてやり取りする事に。

お互いの名前を教え合った。

「聞こえないのってどんな感じ?」と紘子が聞くと、晃次はワープロを開き、「海の底にいるような感じ」と答えた。

「君は女優の卵?」と今度は晃次が紘子に質問すると、「そう」と打ち込む紘子。

「あなたは画家の卵?」と聞くと、「まあ……そうだね」と答える晃次。

「大丈夫! あなただったらきっと大作家になる!」
と喜ぶ紘子。

「ありがとう」と打ち込む晃次。

と、突然、外に雨が降り出した。「もう帰った方がいい。送るよ」

と晃次。

「大丈夫、1人で。ご馳走様でした」とお辞儀をすると玄関で靴を履く紘子。

すると、玄関の電球が突然切れて、晃次が手を伸ばして電球を外し、もう一度、つけると灯りがついた。笑い合う2人。

紘子が晃次の首に触れ、「そうやって笑うと喋れそうな気がする。声聞けそうな気がする」
と笑顔でつぶやく。

そう言われて一瞬で顔が曇る晃次は、紘子の手をほどくと奥の部屋に行ってしまった。「ごめんなさい、ごめんなさい」罪悪感を抱えて帰ろうとすると、晃次が部屋から出て来て、
この間、公園で描いていた絵を紘子に持って来てプレゼントした。

その代わりに紘子は晃次に「お芝居、見に来て!」と言い、指きりをする。

劇団では、紘子は劇団員と自転車をこぎながら発声練習。

晃次が見に来てくれると思うと練習にも自然と熱が入る。さらに家では、手話を必死で練習していた。

紘子はこの間のお礼の意味を込めてお花とケーキ、そして芝居のチケットを持って、
晃次のアトリエへ向かった。

 

「一緒にお茶しませんか?」と言おうと思ったが、やっぱり、そこまでは図々しいと思いなおし、ケーキとお花は、外の階段に置いてピンポンを鳴らした。

しかし、晃次は出て来ない。すると別の部屋の女性が出て来て、「その部屋の人、引っ越したよ」と教えてくれた。絵の道具が増えてきたから、もっと広いところに引っ越したというのだ。

劇団員たちがみんなで舞台を作っていた。

晃次がどこに引っ越したのかわからなくて、しょんぼりしていた紘子。そんな紘子に健一は舞台を見に行こうと誘ってきた。

健一が持ってきた
芸術雑誌をパラパラとめくると、そこには、「榊 晃次展」を紹介するページが!

なんと晃次の展覧会は今日までだった。

紘子はそのページを破り取ると急いで展覧会が開催されている篠崎画廊へ向かった。

紘子は受け付けの画廊マネージャー・神崎 薫(余貴美子)に「榊 晃次さんいらっしゃいますか?」と尋ねた。すると、晃次は昨日来たが今日は来ないと言う。

がっかりした紘子だったが、
めげずに今度は晃次の住所を聞いた。

しかし、プライベートなことは教える事はできないと断られてしまった。今後の個展の予定もないという。仕方なく、晃次の絵を見ていると閉館時間が来てしまった。

紘子はパンフレットだけもらって、家に帰って行った。

紘子は諦めきれなくて、もう一度、晃次が元いたアパートのアトリエに向かった。部屋の近くまで来ると、晃次の部屋に人がいる気配が!
急いで部屋のドアを開けると、そこには誰もいなかった。

「幻だったのかな…」ホームで電車を待ちながら、紘子は晃次の個展のパンフレットで紙飛行機を折って飛ばし、ふと向こうのホームを見ると、
そこには、晃次の姿が。どうやって気づいてもらおうか…紘子はバッグの中から、鍵を取り出すと、ホームの向こうの晃次近くに思い切り投げたのだ。

なんとなくその様子に気づいた晃次は、紘子の存在に気がついた。

紘子は憶えたての手話で「私、あなたを探してた」と伝えた。

「約束。や・く・そ・く!」しかし、途中で電車が来て、晃次の姿が見えなくなってしまった。

急いで階段をかけ下り、
向こうのホームに渡った紘子は、走り出してしまった電車を肩を落として見送った。

会えなかった…ヒザの力が抜け、うずくまる紘子。

しかし、何気なくホームの奥の方を見ると、そこには、晃次の姿が。

紘子は手話で「もう一度、会いたかった」と晃次に打ち明けるのだった。

 

以上、ドラマ「愛してると言ってくれ」1話のあらすじ・ネタバレの紹介でした。。。

 

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