朝ドラ エール 30話 祐一が選ぶ本当の幸せとは?あらすじ ねたばれ

 

ドラマ「エール」第30話のあらすじ・ネタバレついて紹介します!

[あらすじ]

川俣の教会で、音と幼なじみの鉄男から音楽を続けるように心からお願いされた裕一は、
あらためて自分の音楽の道と家族のために権藤家を継ぐ道との間で思い悩む。

権藤家を
訪れた裕一は、祖母の八重(三田和代)と茂兵衛(風間杜夫)の話を偶然聞いてしまう。

彼らの考えを知って、自分が幸せになるために大切なことは何かに気づいた裕一は、
ある重大な決断をし……。

[ネタバレ]

裕一(窪田正孝)は、自分の人生と家族の幸せのはざまで揺れていました。

その時、ふと、茂兵衛(風間杜夫)から借りた舶来品の傘のことを思い出し、本家へと向かいました。

そして、裕一は更なる絶望に打ちひしがれ、フラフラと飛び出し、水たまりに沈みました。

祖母の八重(三田和代)と茂兵衛が話している声が聞こえてきてしまったのです。

裕一の留学を認めてくれたのは、裕一の音楽の才能を認めてくれたわけではありませんでした。

そのうえ、恐慌の結果、留学が取り消しになって無駄な手間が省けたこと。

そして、裕一に跡を継いでほしいわけではなく、裕一が自分たちの選んだ誰かと結婚をして、権藤家の血を受け継いだ跡取りを作ってくれさえすればいいということ。

ここでも、裕一自身が必要とされていたわけではないということを思い知った裕一は、雨に濡れたまま部屋に戻り、ハーモニカを吹きました。

そして、決意をしたのです。

翌朝、荷物をまとめた裕一が、喜多一にやってきました。

そして、言ったのです。「僕は、この家を出ます。」

裕一が喜多一に来たのは、残していた自分の荷物をまとめるためでした。

浩二(佐久本宝)は、必死で裕一を止めます。

裕一が、全てを捨てて状況してしまえば、喜多一は川俣銀行からの融資を止められて、おしまいだと分かっていたからです。

裕一は、浩二を振り切りました。

まさ(菊池桃子)も止めに入ります。

「あなたには無理!ここにいて!そばにいて!」

「母さんは…僕の幸せを願って、『無理』って言ってくれてんだよね。音さんはね、僕の幸せを願って、『やれる。大丈夫』だって言ってくれる。幸せ願ってくれる思いは一緒だ。だったら、僕は音さんに賭けます。ごめん。」

母・まさも振り切りました。

「坊ちゃん!」裕一が勝手をすることを快く思っていなかった及川(田中偉登)も止めに入ります。

「もう…坊ちゃんじゃないか。あんたに一言いいたい。恵まれた家、優しい両親、約束された将来。親に売られた俺には求めても得れねぇもんを、あんたは全て持ってる。なのに、
その上でまだ自分の夢とやらを欲しがってる。あんた強欲だよ!全部欲しがんじゃねぇよ!」

「ありがとう。そうなんだ。僕、ずっと恵まれてることに気づいてなかった。感謝もしてなかった。
それ捨てないと、自分の道を歩けないことに気づけなかった。」

そして、大河原(菅原大吉)と桑田(清水伸)の方にも向き直り、頭を下げます。

「これまで、この家、支えていただき本当にありがとうございました。」

駅には、三郎(唐沢寿明)が座っていました。

「父さん…。」「音さんを見送った。泣いてたぞ。」

「俺、東京行く。」「そうか。これ、音さんの住所だ。もしもの時は…って、頼まれてた。がんばれよ。」
「ありがとう。色々、ごめん。」「気にするな。俺が悪いんだ。俺は、本当何やってもダメだけど。おめぇだけは自慢だ。必ず成功する。早く、レコード聴かせてくれな!」

 

「俺…俺、家族捨ててきた。」

「おめぇが捨てたって、俺はおめぇを捨てねぇ。安心しろ。後の事は、俺に任せとけ。はははは(笑)」

そう言って笑う三郎に、裕一は思わず吹き出してしまいました。

「信用できねぇか(笑)そりゃ、そうだ!ともがく、俺みてぇになんな。行け!」

裕一は、三郎を抱きしめ。「父さん、ありがとう。」お礼を言いました。

最初から最後まで、ただ裕一を信じ、見守ってくれた三郎からのエールを胸に…裕一は、全てを振り切り、東京へと向かったのでした。

三郎から渡された住所を頼りに、なんとか音の住む家までたどり着いた裕一。

「音さん。」「裕一さん…。」音は、怒ったような顔をして、ずんずんと裕一に向ってきます。それは、まるで殴られるのではと思うほどに…。

伸びた手は、裕一を抱きしめました。

裕一もそんな音を抱きしめ返すのでした。

「一緒に住む?」照れる裕一よりも先に、吟(松井玲奈)が叫びました。

「えぇ!困る!…だって、新婚でしょ?」

音は、吟の言葉は聞こえなかったことにするようです。
そのまま、裕一の荷物を持って、部屋へと向かってしまうのでした。

そして…、裕一は契約を交わすために、レコード会社へと向かいました。

廿日市(古田新太)から、契約内容について、改めて説明をしてもらいます。

契約を済ませた廿日市は、裕一に浮かべていた笑顔を解除すると、心底やる気のない顔をしています。この後のレコーディングも…。

「大御所だから使ってるけど、つまんねぇ曲だよな…。やめた!いかない!」

「わかりました。『つまらないから行かない』と伝えておきます。」

秘書の杉山(加弥乃)の言葉に慌てる廿日市です。

「冗談です。」「わかりづらい…。」「新人の作曲家はどうでしたか?」

「頼りねぇな…。あいつか木枯か…。どっちかは1年でクビだろ…。」

「小山田先生の推薦ですよ?」

「それがわかんねぇんだよな…。」廿日市は、なぜ裕一を小山田(志村けん)が推したのか、さっぱりわかっていませんでした。

新居探しは、音の音楽学校の近くで始まりました。

しかし、中々、物件は決まりませんでした。

歩いていると、ふと1軒の喫茶店を見つけました。

「喫茶店…。」「バンブー?」
『竹取物語』の『竹』ですから、入らないわけにはいきません!

休憩もかねて、入ることにしました。

注文を済ませ、談笑する裕一と音。「どっかにいいとこないかなぁ…。」

どうやら、物件探しをしているらしいと、聞こえてきた会話から推測した喫茶店の店員・恵(仲里依紗)が声をかけました。

「あるわよ!」そういって、店の扉を開けます。

「裏の家」

早速、見せてもらうことにしました。

それは、なかなかに広い家でした。

「ここにピアノ入るかな?」それでも、家賃は、すこ~し予算を超える程度でした。一目で気に入ってしまった裕一と音は、その家に決めました。

それに、裏の喫茶店は『バンブー』であることも決め手でした。

こうして、2人の新婚生活は始まったのです。
全ての人に歓迎されたわけでもなく、結婚式もありませんでしたが、幸せでした。

以上、ドラマ「エール」第30話のあらすじ・ネタバレついての紹介でした!

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