朝ドラ「エール」第49話 プロというのは子供が死にかけても舞台にたつということ あらすじ・ネタバレ

 

ドラマ「エール」第49話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!

[あらすじ]

音(二階堂ふみ)の妊娠がわかる。

裕一(窪田正孝)は大喜び。

音は、子育てしながらの通学は難しいので
いずれ退学しなければならないが、いつか歌手になる道につなげるためにも記念公演の椿姫だけはやり遂げる
つもりだった。稽古の終わりに、みんなにその旨を伝えるが、皆は困惑している様子。自分に気を遣って
もらう必要はないと言う音に、千鶴子(小南満佑子)は周りのことも少しは考えるよう話す。

[ネタバレ]

「えぇ!?!?!?」裕一(窪田正孝)の声が、家中に響きました。

体調を崩していた音(二階堂ふみ)が恵(仲里依紗)の指摘で病院に行ってみたところ…。

2人の子どもを妊娠していました。

大喜びの裕一は、音の体を気遣います、しかし、気づいてしまいました。

「音…学校は?」「退学せんといかんだろうね。」

さすがに、子育てをしながらの通学は、無理だと分かっていました。

それでも、音は記念公演だけは、成功させて退学したいと考えていました。

まだ、お腹も目立っていませんでしたから。

これで、退学したとしても、公演を成功させて、レコード会社の目に止まれば、歌手になる道も開けるかもしれません。

「私、お母さんになることも、歌手になることも諦めたくない。」

音の決意はかたいものでした。

裕一は、ウキウキでバンブーの保(野間口徹)と恵にも報告していました。

いいお父さんにならなくては、裕一の気持ちは高揚しています。

一方で、公演の練習に勤しむ音は、その後に、自分が妊娠していることを告げました。

自分に気遣ってもらう必要はない、舞台には立つと宣言する音でしたが、周囲の反応は…戸惑いばかりでした。その微妙な空気を感じ取ったまま家に帰った音は、浮かれポンチな裕一を目の当たりにします。

嬉しいような…、自分の複雑な気持ちを思うと、何となく微妙でした。

翌日でも、学校では共演者たちが、音から千鶴子(小南満佑子)へのヴィオレッタの交代を望む声が聞こえてきました。

そっと、その場を立ち去ろうとする音の前に立ったのは、千鶴子でした。

「ちょっといい?」千鶴子は、音を呼び出すと言いました。

「やっぱり、あなたは強欲ね。あなたがどう生きようとかまわない。でも、少しは周りの事も考えて。」

「周りの事?」

「正直、みんな戸惑ってる。あなたに気を遣って、思い切り練習ができないって。」

「気を遣ってもらう必要なんてないです!」

「そういうわけにいかないでしょ!?私だって、こんなこと言いたくないのよ。」

いくら本人がいいといっても、お腹の子に障りがあっては…、それを気にしない人は誰もいませんでした。

そんなことがあって、体調の悪さも相まって、不機嫌な音。

裕一は、そんな音を気遣いますが、そんな裕一の優しさも、
今の音には気に障っていました。

そこへ、吟(松井玲奈)が訪ねてきました。

自身も鏑木(奥野瑛太)と結婚し、新婚生活を送っていました。

音の妊娠を知って、陣中見舞いにやってきたのです。

しかし、音がまだ学校を退学しないと知るや、心配する吟は、思わずヒートアップ。

そんなことは、百も承知の音は、吟の小言に思わず怒鳴り返し、寝室に飛び込んでしまいました。

そして、その行動を後悔していました。

吟は、音とお腹の赤ちゃんの事を心配してくれていることを、十分理解していたからです。

でも、学校でのこともあり、素直に受け取れませんでした。

何も気にしていないような顔で、吟は古山家を後にしました。

そして、呟きました。「いいなぁ…赤ちゃん。」

落ち込む音の背中を見つめ、裕一は、何も言えませんでした。

翌日、音は朝も早くから、自主練習のため、学校にいました。

そんな音に声をかけたのは、環(柴咲コウ)でした。

「古山さんは、音が5度以上飛ぶと不安定になる。まずは、そこを克服しないとね。」

「はい!…先生だけです。普通に接してくれるのは。みんな変に気を遣ったり、二言目にはお腹の子に障るからって…。」

「私は、あなたを特別に扱う必要なんてないと思ってる。あなたには、ヴィオレッタとしての責任があるし、それを全うする義務がある。古山さん、あなたは『椿姫』の舞台に出たいのよね?」

「もちろんです!舞台をしっかり務めあげて、プロの歌手になりたいです!」

「そう…。一つ、確認してもいいかしら?」

「はい。」

「プロってね。例え、子どもが死にそうになっていても、舞台に立つ人間の事を言うのよ。
あなた、当然、その覚悟はあるのよね?」

音は、思いがけない環から突きつけられた厳しい現実に、言葉が出ませんでした。

翌日、音はまた気分が悪く臥せっていました。

やれ、うどんだ果物だと世話を焼く裕一を振り切るように、
起き上がります。

「学校行かなきゃ。稽古ある。」

「ダメだよ!1日くらい練習休んだって大丈夫だって。」

「『くらい』?『くらい』って何?」

裕一の何気なく言った一言が、音の逆鱗に触れました。

「私はヴィオレッタなの!1日でも休んだら、みんなに迷惑がかかる!」

「でも…。音…お母さんになるんだから、体…大事にしないと。」

「お母さん…。お母さん!お母さん!…裕一さんにとって、私って何?赤ちゃんのお母さんでしかないの?」
「そ…そんなこと言ってないよ。」

「裕一さん、代わりに産んでよ!?裕一さんは、家で仕事できるから、お腹に赤ちゃんいたって、大丈夫でしょ。」

「代われるなら…代われんなら代わってるよ。」

「どうして…女だけ。」

それから、2週間。音は、つわりがひどくほとんど練習に参加できませんでした。

以上、ドラマ「エール」第49話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!

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