ごくせん 第2シリーズ 第9話 親の責任とは・・・あらすじ・ネタバレ

ドラマ「ごくせん2」第9話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!

第9話「父と息子 涙の絆…」

[あらすじ・ネタバレ]

通学路を、桃ヶ丘女学園との合コン開催に盛り上がる、黒銀3Dの5人衆、矢吹隼人(赤西仁)、小田切竜(亀梨和也)、土屋光(速見もこみち)、武田啓太(小池撤平)、日向浩介(小出恵介)。

小田切も、珍しく「わかった」と返事。

いつも、『俺、今日パス!』と答える小田切のマネをする土屋&矢吹。

「テンション上げようぜ!」矢吹の言葉に「高校生活最後の思い出、作るにゃぁ~!」

「にゃぁ~!」

「確実に彼女ゲットするぞぉ!」

輪に加わらない小田切に「オィッ!早くしろ、むっつりスケベ。」と矢吹。気を取り直して「ファイトー!!」「オォーッ!」ここでヤンクミ乱入!

先に歩き出す生徒達。

ヤンクミは小田切を呼びとめ「お前、前より笑うようになったな。か~わ~い~い~~!」とニッコリ。「うるせぇよ!」と、小田切は真面目に言ったあと、笑みをこぼす。

職員室では白鳥ひとみ(乙葉)が教師らからホワイトデーのお返しを次々と受け取っていた。

「お誕生日なんですか?」ヤンクミはホワイトデーを知らなかったらしく白鳥は、
「ホワイトデーは、チョコを貰っていなくても、男性が告白出来るチャンスなんですよ。」と説明。

「そんなものがあるのか!ということは!」ヤンクミ、妄想モード突入。

「九條先生(谷原章介)から、お返しが!?」

その時、馬場先生(東幹人)がヤンクミに声をかける。

「自分の気持ちを受け取ってもらえませんか?手紙もつけてみました。」

手には、大きな包みと手紙が3通。

「私…先生にチョコ上げてませんからぁ!」立ち去るヤンクミ。

「ざんねん…」と馬場。

「たかがホワイトデイごときで大の大人が。」

そう呟く猿渡教頭(生瀬勝久)に熱い視線を送る、鰐淵先生(池田有希子)。

廊下を歩きながら、九條からのお返しを期待する久美子は再び妄想モード突入。

「山口先生、これ、僕の気持ちです。」

「いやだ、九條先生ったら、気持ちは分かっていますって。」

「山口先生?」「九條先生だーーーっ!」勉強会に訪れたという九條。

あとで久美子に『お返ししたいもの』があると言う。

その言葉に期待を募らせる久美子。

3Dの教室では、桃女との合コン話で盛り上がっていた。

「全員は無理だ。」小田切に冷静に言われ、矢吹らは焦る。

むこうの参加人数は10人。くじ引き?じゃんけん?それともケンカ?そこに久美子…浮かれモードで登場。「お前らの気持ちはよくわかる。おりしも今日はホワイトデー。

男から告白するいい機会じゃねぇか!おおいにがんばりなさい!」久美子、また妄想モード突入し、「きゃぁ!」「きゃあ!?何浮かれているんだ!?」と冷静に小田切。

その頃、てつ(金子賢)は、久美子へのホワイトデーのプレゼントにハート型のたこ焼きを焼いていた。

だが、せっかく焼いた特製たこ焼きをうっかり女子高生らに売ってしまう。

久美子が白鳥と話していた所へ、九條がやってくる。

「それで…はい。」九條が差し出したのは、コミック『ごくでか』。

「すっごく面白かったです。」お礼を言い帰っていく九條。

傷心の久美子を馬場は励まし、白鳥も、3年の担任の慰労会へ行こうと声をかける。

「私今、お酒飲む気分じゃないですもーん。」と言う久美子を上機嫌で連れ出す馬場。

3Dでは、合コン参加メンバーを決めるくじ引きが行われる。

「1回ぽっくりだからな、1回ぽっくり!」矢吹の号令でくじを引いていく生徒達。

その結果に大騒ぎ。

『和風ダイニング・左大臣』では黒銀3年担任の慰労会が、その向かいの店、『カラオケ・右大臣』では黒銀と桃女の合コンが行われていた。

くじ引きは上手くいかず、結局クラス全員で参加する3D。

女の子たちは引いてしまうが、大熊の意外な笑顔に「かーわーいーーー!!」と!

向かいの店では、猿渡教頭が鰐淵先生に渡したいものがあるとヒソヒソ。

大喜びの鰐淵先生、だが渡されたものはお見合い写真。「妻が世話好きで…」泣き出す鰐口に困った猿渡は、見合い写真を久美子に渡す。

その頃、てつとミノルは久美子の帰りを心待ちにしていた。

だがその時、龍一郎らがやってきて、新商品と思い食べてしまったことを知り、ミノルの胸で泣くてつ。その頃、居酒屋とカラオケの共通のトイレで。

「そろそろ帰らないと、サチコさんに叱られちゃうなぁ。」と猿渡。

「ユカリちゃん、可愛いなぁ。」と土屋。

2人は目を合わせ、「こんばんは~」と挨拶。

相手を認識しあったあと、
土屋、逃げる!カラオケルームのみんなに知らせ、脱走する。

猿渡らも追うが、見失う。

5人衆が安心した時、前からカラオケの店員と、警察が。お金を払うのを忘れてしまっていたのだ。

久美子が警察に駆けつけ警察に謝ると、刑事は「連れて帰っていい。小田切君のお父様が、先方とお話されたんでね。」と言う。

小田切の父親は、警察庁の高官だったのだ。

廊下で小田切の父・信也(宅麻伸)と会い、挨拶をする久美子。

信也は矢吹らに視線をやり、息子に「帰るぞ。」と言い立ち去る。

「なんか…怖そうな、お父さんだな。」と久美子。「俺、あの人苦手。」と矢吹。

車の中。

「まだあんなヤツラと付き合っていたのか。せっかく理事長に話をつけたのに。私の言ったとおりにしないから、こういう面倒なことになるんだ。」父の言葉を、だまって聞く小田切。

翌日、久美子は黒川理事長兼校長(井上順)に呼び出される。

小田切の父親が理事長の元を訪れていたのだ。

「息子は席だけ置いて、登校しない約束だった。」と怒る信也に、「小田切が学校に来ることを決めたのは、本人の意思です。

それのどこがいけないんでしょうか?」と久美子。

「息子はね、以前はあんなに反抗的じゃなかった。学校で、悪い友達と遊ぶようになってからそうなったんです。私は竜の父親だ。息子のことは一番良くわかっています。」信也は答える。

「小田切君はもう学校には来ません。」

「本人も納得済み。卒業資格は与えますが、卒業式にも出席しません。」

理事長や猿渡の言葉に驚く久美子。

信也は、来月から竜をカナダへ行かせることにした、と告げる。

「親として、子供の一生を考えて決めたことです。先生、あなたは卒業したら息子とは関係がなくなる。だが私は違う。親は、子供の一生に対して責任がある。あなたとは責任の重さが違う!」

そう言い帰っていく信也。

先週の放送で、久美子が言った『卒業してもお前らは私の生徒だ!』という言葉を聞かせてやりたいシーンでした。

でも、久美子には「親の責任」という言葉に、考えるところがあったのかも。

小田切の心配をする3Dの生徒達。

隼人は久美子に「どうすんだよ。みんな揃って卒業すんだろ?放っておいていいのかよ!」声を荒げる隼人に、「いい訳ね~だろ。でも今は、どうしていいのかわかんね~んだよ。」と久美子。

武田らは、自分達で何とかしようと考える。

久美子は自分の部屋で、信也に言われた「あなたは卒業したら息子とは関係がなくなる。だが私は違う。親は、子供の一生に対して責任がある。あなたとは責任の重さが違う!」という言葉を思い出していた。

その頃、小田切家に侵入する4人衆。

セキュリティーランプが付いたことに気付かず、竜の部屋の窓を石で叩く。竜が気付き、顔を出すと「レスキュー隊、参上!」「親父なんてシカトして出て来いよ。」

「お前らを巻き込む訳いかね~よ。」という竜に「そんなこと気にすんなよ。」

「一緒に逃げようぜ。」「俺達が付いているから。」「行くぞ!」と声をかける4人。

竜は2階から飛び降り、脱出!

その時、セキュリティーが到着。

4人は竜を逃がすため、セキュリティーを羽交い絞めにする。

学校に駆けつけた久美子は、猿渡から状況の説明を受ける。

「息子をこの学校に入れたのは間違いでした。

これ以上、この生徒達と接触させたら、取り返しの付かないことになる。

これまで息子は、最終的に、いつも私の言うことに従ってきた。

それが一番正しいことだと、自分でもわかっていたからです。

今度のことも、結局、私の判断が正しかったと思うに違いない。この生徒達は、訴えるしかありませんね。

住居侵入、警備員に対する暴力行為。

とても高校生のやることとは思えない。」と言う信也に、「なら、てめえの息子を家に閉じ込めていいのかよ!」と矢吹。信也はあきれ返り、学校に責任を問う。

「彼らを退学にする。」と理事長。

庇いあう4人。「お前達の処分は改めて決める。」と猿渡。

竜を探しまわる久美子は、同じく、竜を探していた隼人たちと会う。みんなの、竜を思う気持ちを知る久美子。

そこに、竜の居場所を知らせる日向。

竜は、若者のグループと肩がぶつかったことで殴り合いのケンカをしていた。現場に駆けつけた久美子は、竜を殴る若者のこぶしを左手で掴む。

「そのくらいにしておいてもらおうか。私の大事な教え子を、返してもらうよ。」その力と迫力に、逃げ出すグループ。

竜は4人と久美子に謝り、一人どこかへ行こうとする。

「なんとかなるよ。」と背中を見せる竜に久美子は、「何でそんなに、何もかも自分の中に溜め込んでいるんだ。

何で自分の思っていることを、吐き出さねぇんだよ。」竜は振り返り、こう言う。

「自分にもわかんねぇよ。 悪かったな、約束破って。」

「行くな!家へ来い。」ヤンクミの言葉に事情を知っている隼人は心配するが「いいから、来い!」と言い連れて帰る。

「久美子が覚悟を持って決めたことだ。黙って従おうじゃないか。」と龍一郎。

信也の元に、久美子の素性を調べた書類が届く。

それを見た信也の顔は険しくなり…。

翌朝、大江戸一家を訪ねる4人衆。

事情の知らない3人は、ここが久美子の家と知りビックリ。

部屋に上がって2度ビックリ。

そこへ、信也と妻がやってきた。

「息子の担任が、まさかこういう所のお嬢さんだったとは。調べさせていただきました。あなたはここの跡取りなんですよね。何でそんな人が、教師なんかやっているのか、はなはだ疑問ですよ。
息子を、返してください。ここにいるんでしょう?このままだとあなたを、誘拐罪で訴えますよ。私が1本電話をすれば、すぐに警察が乗り込んでくる。そうしたらあなたは職を失うだけでなく、あなたも、ここにいる人たちも同罪で捕まりますよ。当然、3代目も責任は免れない。」

「祖父は関係有りません。」と、久美子。

信也は続ける。

「断っておきますが、私は、お宅の生徒達がしたことを許さない。担任として、あなたも責任を取る覚悟は出来ているんでしょうね?」久美子が「はい。」と答えると、障子の向こうに隠れていた竜たちが出てくる。

「こいつらのこと、許してやってください。みんな俺のためにやってくれたんです。」

だが信也は「彼らのやったことは立派な犯罪だ。」と取り合わない。

「お願いします。こいつらのこと、退学にさせないで下さい。」父に頭を下げて頼む竜。

「もう黒銀には行かない。卒業式にも出ない。親父の言うこと、何でも聞くから。だから、お願いします。」竜はまた、頭を下げる。

「お前の将来は、私がきちんと考えてやる。それを聞いていたら間違いないんだ。

もうこの連中と関わるのはよせ。」信也が立ち上がり帰ろうとした時、それまで黙って聞いていたヤンクミも立ち上がる。

「待って下さい。さっき、この家の跡取りである私が、なんで教師をやっているのかっておっしゃいましたよね。私が教師をやっているのは、私の祖父が、あなたと違って、自分の生き方を子供に押し付けたりしないからです。

お願いです。小田切の気持ちをちゃんと聞いてやってくれませんか?こいつが今何を考えているのか、本心ではどうしているのか真剣に耳を傾けろって言っているんだ。勝手に決め付けたりしね~で、子供の言ってることをそのまま

受け止めろって言ってるんだよ。」

そして竜に向かい、「お前の人生だ。無責任なこと言おうとは思わない。だけど、それで本当に後悔しね~のか?おまえ自身が気持ちを伝えようとしない限り、何も変わらないんだよ。お前、こんな風にみんなと別れちまって、本当にいいのか?
こいつらは、一生付き合えるお前の仲間じゃねーのかよ?」ひざまずく小田切。

「学校行きてーよ。みんなと一緒に卒業してーよ。学校なんて、くだらねえと思ったけど、行く価値なんて、全然ねーと思ったけど、
だけど、いつの間にか学校に行くのがすげー楽しくなってて、こいつらとバカやってられんのも、あと少しだなと思って。そんなこと、すげー大事に思えてきてさ。1人でいる時、いろんなこと考えてた。

だけど、思い浮かんでくるのは、教室の汚い落書きとか、クラスの連中とか、先公の顔ばかり。山口が教えてくれたんだよ。

隼人も、つっちーも、たけも日向も、みんな俺にとって一生大事な仲間なんだよっ。だから、お願いします。こいつらと一緒に、卒業させてください。

お願いします。」涙をこぼしながら父親に訴える竜。

「うちの孫娘が、ご迷惑をおかけしているようで。」龍一郎がやってきた

「久美子の言ってることは間違っているとは思えないんですがねぇ。お宅の息子さんはいい友達を持っていらっしゃる。
そりゃあ確かに、利口なやり方じゃなかったかもしれませんがね。後先考えずに友達のために突っ走るっていうのは、なかなか、出来ることじゃないとお思いになりませんか?」

「俺からもお願いします。竜を俺らと一緒に卒業させてください。お願いします。

」竜もひざまずき頭を下げる。タケも日向もツッチーも同じように頼む。

「こんな仲間を持った自分の息子を親として、誇りに思ってもいいんじゃないでしょうか?」

信也は座り込み、「子供を育てるっていうのは、難しいもんですよね。」

信也は座り込んでそう呟く。大きく頷く龍一郎。

「卒業式まで、息子のことを、お願い出来ますか?」

信也の言葉に、「はい。」と力強く頷く久美子。

挨拶をして帰っていく小田切夫妻。

久美子は竜を見て頷き、竜は龍一郎にお礼を言い、両親と一緒に帰っていく。

「あいつ、初めて私に本音をぶつけてきたな。」妻も夫も、嬉しそうに微笑んだ。

訴えが取り下げられたことを知り喜ぶ理事長ら。

だが小田切が戻ってくることを知り、「どこまで私を悩ませるんですかね。山口久美子という人は。」と理事長。竜の登校を心から喜ぶ3D。

フォーメンションHで歓迎する。

「1人でも欠けたら3Dじゃないからな。」と隼人。

「よーし、おめ~ら。全員揃って、卒業するぞー!」「おーーーっ!」

「やはり、無理だったようですね。大江戸一家の孫娘に担任を任せたのは。」

久美子の履歴書で紙飛行機を折り、猿渡の髪にめがけて飛ばす理事長。

「このまんま、放っておく訳には、いきませんね。」
壁に爪跡が残るほど怒りをぶつける理事長であった…。

以上、ドラマ「ごくせん2」第9話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!

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