BG第5話 あらすじ・ねたばれ
2012年、空港に車で到着した二人の男。サッカー日本代表の
エース、河野純也(満島真之介)とそのBGを務める島崎章(木村拓也)
です。
空港内、上からネジが落ちてきます。不審に見つめるその直後、
大量の鉄骨が降り注ぎます。鉄骨が直撃して倒れる河野に駆け寄る
章。河野は章の手を血が滲むほど強く握りしめるのでした。
2018年。目が覚めた章。どうやら過去に失敗した時の夢を見ていたよう
です。落ち込んだ表情の章のもとにメールが届きます。元妻·仁美(山口智子)からの
ものでした。その内容は、息子瞬を引き取りたいというものでした。
警護課のオフィスに出勤すると、課長村田(上川隆也)から新しい依頼の報告が。
「子供達にスポーツの喜びを」をテーマに活動するスポーツ系慈善団体ピュアナス
からの依頼でした。その代表を務めているのは、章が6年前に守ることが出来なかった
河野でした。高梨(斎藤工)から警護を担当するよう振られるも、担当を沢口(間宮祥太郎)
に振って逃れる章なのでした。
依頼人河野と会うことになった警護課のメンバー。イタリアで行われるチャリティーオークションの荷物の警護が依頼の内容でした。河野は一つだけワガママを聞いてくれと言います。
担当を章にしてくれと言うのです。
警護課に戻ったメンバーは章にその話を伝えます。悩む章に、村田は「誰にでも
人に言えない過去の一つや二つあるから。今回は断ろう。」と言います。
章は悩んだ末に「やります」と言い、昔BGをしていたことを告白します。
嘘をついていたことを怒るメンバーに頭を下げて謝罪する章。まゆ(菜々緒)は
知っていて黙っていた高梨までもやり玉に上げます。
「この任務が終わったら全てを話します。」と言う章なのでした。
ホテルの河野の部屋。河野は白石という男と電話をしています。
書類を燃やしながら、「部屋の処理は終わった」という謎の言葉を
残していました。
いよいよ出発日になりました。河野はホテルのロビーで厚生労働大臣立原愛子
(石田ゆり子)に声をかけられます。素っ気ない態度で立ち去る河野。
その姿を見て愛子はSP落合(江口洋介)に「海外に逃げるのかもね。政治家っていう
のは何でも知ってるのよ」と言います。それを聞いた落合は、警察に河野の身辺を
調べさせるのでした。
その頃警護課で河野を調べていた沢口が、明後日のイベントに河野が出席することに
なっていることを見つけました。すぐに現場に報告します。
その事を聞かれた河野は、自分がピュアナスの広告塔で、チャリティーで得たお金を流用し
バックの資金源にしていることを告白しました。そして今回の依頼は国外に逃げるため
のものだというのです。依頼を辞めようという高梨を無視して車を急発進させる章。
空港側に停車する車。車から降りて去っていく河野にを章が止めます。
「出発を見送れという任務でしたがこれは出発なんですか?」と聞く章に
「一度ならず二度までも俺が海外に出ることを止めるのか?」と言い返す河野。
そこに警護課から沢口とまゆが駆けつけます。
空港に入るとそこには警察の姿が。SP落合の連絡によって、河野に捜査の
手が入っていたのです。ひとまず空港から出ることに。逮捕されるよりも、
警察に出頭することをすすめました。
河野は、スターから転落したのは章のせいだと言いました。
6年前鉄骨落下事故の時、章は河野を守ることなく、たまたまそこにいた二人の
子供を助けていたのです。事故によって足を負傷した河野はサッカー選手を引退
することになったのです。
村田が、章は6年間路上警備をしていたと言ってかばいます。
章は事故で河野を守れなかったことを後悔していました。クライアントである
河野より、子供を助けることを選んでしまったことにより、河野は天職である
サッカー選手を引退しなければならなかった。ならば自分にとっての天職である
BGを辞めるべきだと考えたのです。更に、もし河野を助けていた場合には、
助けられた二人の子供の命がなかったかもしれない。BGにとって何が正しい
のか分からなくなってしまっていたのです。
警護課の説得により、河野は警察に出頭することを告げました。その前に
ケジメをつけたいと言い、章と二人で行くことを命じました。
河野は章と二人で白石に会いに事務所に行きました。すると河野は態度を
豹変させます。章は男三人に囲まれて無抵抗に暴行を受けます。
「最後に何か言うことはあるか」と聞く河野に、「クビにしてください」
と言う章。「お前なんかとっくにクビだよ」と河野が言ったとたんに章の
反撃がはじまりました。あっという間に三人の男を倒し、河野の元へ。
「騙されている」と河野に耳打ちして事務所から逃げ出します。
白石は河野に罪を被せるために、隠滅していた証拠を河野の部屋に再び
運び込んでいたのです。
事務所から逃げることに成功した後にその話を聞いた河野は落ち込みます。
そして走って逃げ出しました。慌てて章も追いかけます。
逃げた河野は河川敷のグラウンドにいました。そこでは少年達がサッカーの
練習をしていました。それを寂しげに見つめる河野。
章が駆けつけます。六年前、仲が良かった頃の話に花が咲きます。
必死に守ろうとしてくれる章を見て改心した河野。二人の中にあった
わだかまりはなくなっていました。
そこに警察が到着しました。連行される河野。するとサッカー少年達が
河野に気づいて河野を取り囲みます。サインを求められた河野は、六年間
封印していたサインをします。その姿はスター選手に戻っていました。
「本当は海外で活躍出来るか不安だった。ケガを理由にして引退したんだ。
子供を助けたのは間違いじゃない。じゃあなザッキー。最後まで送って
くれてありがとな。」と言って車に乗せられ去っていく河野。
去っていく車を見つめる章に、警護課のメンバー一人一人が声をかけます。
今回も無事任務を果たすことが出来た警護課なのでした。
仕事帰り、愛子から電話が鳴ります。それは「会うなと言われると会いたくなる」
といった意味深な内容のものでした。
帰宅後、妻仁美からのメールが届きます。そこには「ある人物を警護して欲しい」
と書いてあったのです。
つづく
感想・考察
今回の任務は章がBGから離れる理由となった河野の警護でした。
最初に断りをいれたことからも相当辛い思い出だったんだと思います。
しかし、初めての社長を通さない依頼で軌道に乗りそうな警護課を、
自分のせいで引き受けられないのは無理だった。覚悟を決めて引き受け
た章の警護課への思いを感じました。そしてその章の思いを受け止めて
許したメンバー。最後に章に声をかけるシーンはとても感動しました。
結束が強まった警護課の活躍、そして六年間背負っていた十字架が外れた
章の活躍が楽しみです。
愛子からの意味深な電話、元妻仁美からの依頼と次回も見逃せませんね。
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