朝ドラ エール 第44話 カフェーでみる恋愛模様 いよいよ鉄男が作詞か?あらすじ ネタバレ

ドラマ「エール」第44話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!

[あらすじ]

音(二階堂ふみ)の記念公演の最終選考まであとわずか。選考に向けて必死に練習する時期に、
音がカフェーで働いたり、結婚もしていることをはじめて知って、千鶴子(小南満佑子)は
「私のすべてをかけて、プリマドンナを勝ち取って見せる」と宣言する。一方、鉄男(中村蒼)
は再会した希穂子(入山法子)をたずねてカフェーにやってくる。ちゃんと話がしたいと話す
鉄男に、希穂子は冷たい態度をとる。

[ネタバレ]

鉄男(中村蒼)と希穂子(入山法子)が再会し、それぞれの話を聞いた夜。

酔って管をまいた鉄男の対応に追われた裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)。

音は、翌日の学校でも眠そうでした。

カフェーで働いていることを知っている友達たちは、音の体を心配しますが、音は昨晩の出来事をかいつまんで説明します。

「主人の友達が泊まりに来て、酔って暴れて大変だったの…。」
「え?主人?」「今、主人って言った?」

「まさか、音さん、結婚してるの?」「うん。あれ?言ってなかったっけ?」

「聞いてない!」「ということは…人妻で、学生で…カフェーの女給ってこと?」

「カフェーは今日で終わりだけどね。すごく勉強になった。」

友人たちは、音の思いがけない真実に驚きを隠せません。

そして、その声が聞こえてきたこの人も…。

音をライバルとして見てくれてるらしい千鶴子(小南満佑子)は、眉間に皺を寄せるのでした。

千鶴子は、音を呼び出しました。

最終選考までの、この大切な時間に何をしているのかと。

子どもの頃から音楽のためにすべてを犠牲にしてきた千鶴子にとって、音の今の姿はとても必死とは思えませんでした。

「あなたは、音楽も家庭も友達も恋愛も、何でも欲しがって手を伸ばす。あなたみたいな強欲な人に、私は負けるわけにはいかないの!」

「強欲?」

「私は、私の全てを懸けて、ヴィオレッタを勝ち取ってみせるわ。」

そんな2人の会話を陰で環(柴咲コウ)は聞いているのでした。

さて、酔っ払って管を巻いた鉄男がお詫びにとバンブーで朝ごはんを裕一にごちそうしていました。

昨日のお詫びと世間話を少々。

鉄男は、『紺碧の空』のおかげで、少しは裕一の評価が上がったのではと思っていましたが…。

いえいえ、何のことはありません。

コロンブスレコードでの裕一の扱いは、今までと何ら変わりありません。

裕一は、先日の『地方小唄』の仕事がうまくいかなかったことを鉄男に話すのでした。

一方、音は吟(松井玲奈)の住む家へとやってきていました。

吟は、鏑木(奥野瑛太)との式の日取りが決まったところでしたが…。

「あの人、意外と亭主関白なんだわ。裕一さんは、いい旦那さんね。何でもあんたの好きにさせてくれて。」

「…お姉ちゃん。私って強欲?」ふと、音が尋ねると吟はびっくりした顔で言いました。

「やだ…今頃気づいたの?」

「やっぱそうなんだ。」

「それがあんたのいい所じゃんか!人間欲が無くなったらおしまいよ!強欲上等!」

「強欲上等…。」さて、迎えたカフェーでの最終日。

希穂子は、昨晩の騒ぎを謝ります。

そこへ、ママ(黒沢あすか)が入ってきて、音が今日でおしまいであることを惜しみました。

ママは、見込みがあると思った音には、厳しく接していたのでした。

その時、ホールの方から大きな声が聞こえてきました。

鉄男です。鉄男はどうしても希穂子と話がしたいと訪ねてきたのですが、昨晩の騒ぎがあり、ボーイと揉めていたのです。

希穂子や音も駆けつけ、その姿を見ると鉄男は希穂子に時間を取ってほしいとお願いします。

しかし…。「お引き取りください。わかりませんか?迷惑してるんです。」

そして、鉄男の目を見て、希穂子はきっぱりと言いました。

「本当の事を言いますね。福島を離れたのは、あなたが重荷になったからです。勘違いされて困ってたの。お帰りください。」

鉄男は、それ以上、何も言えず、雨の中、傘もささずに帰っていきました。

それは、まさに、アルフレードの父・ジョルジョから別れてほしいと頼まれたヴィオレッタがアルフレードに心にもないことをいう姿…そのものでした。

そんな、恋愛の機微を目の当たりにした…音のカフェー最終勤務日でした。

さて、雨に濡れて、びしょびしょで帰ってきた鉄男をお風呂に入れて、酒盛りの準備をし…、1人ではとても対応できないと考えたらしい裕一は、久志(山崎育三郎)を呼び出していました。

落ち込む鉄男でしたが、3人集まれば、思い出話に花が咲きます。

「しかし…裕一が鉄男くんを東京に呼ぼうって言いだしたときは、さすがに驚いたけどね。」

「あの時は、舞い上がってました!」

「いや、嬉しかったよ。ここ最近、詩を書くことなんて忘れてたから…。」

「仕事だってあるし、しょうがないよ。」

「…実は…書いてみたんだ。」

「え?歌詞書いたの?ちょっと…見せて!見せて!」『福島行進曲』…。

「俺なりの福島を書いてみた。」

その歌詞を読み込む裕一の口からは…素直な感想が漏れだしていました。「いい…すごくいい!すごくいいよ!これ!ね!?」

「いいな。…恋の歌だな。」

「『紺碧の空』書いたときにね、歌詞に共感するって、すっごくすっごく大事だってわかったんだよ!こういう…こういう…心にぐっーってくる…こういうのずっと待ってた~!」裕一は、涙をこぼして言います。

「僕ね…福島捨てて、ここに来たんだ。…でもね、忘れたことは一度もない。大将が思い乗せたこの歌詞で、もう一度…もう一度ちゃんと福島と向かい合いたい!」そして、お願いしました。

「大将!…いや、鉄男!僕に…この詩で、この詩に曲をつけさせてくれ!」

「わかった。いい曲つけてくれよ!」

「ありがとう!久志!久志、歌ってくれるよな!」

「僕以外、いるの?」

さて、すっかり酔っ払って、居間に雑魚寝の鉄男と久志に掛布団をかけた裕一は、仕事部屋に入り、五線譜と向き合いました。

一晩で書き上げたその曲を裕一は、廿日市(古田新太)のところへ持っていきました。

必死にアピールする裕一を制止し、楽譜を読む廿日市。

その姿を見た秘書の杉山(加弥乃)も、今までとは違うことを察知し、横から楽譜を覗き込みます。

「私は…とてもいい曲だと思いますが。」

「え?そう?」「横浜の地方小唄の話は、結局流れてしまいましたし。まだ、他のレコード会社の目のつけていない東北地方の地方小唄なら、話題にもなりやすいかと。」

「あ…そう。じゃ~これで作ってみようか。」

「え!?」こうして、裕一の初めてのレコードが吹き込まれることになりました。但し、歌うのは久志ではなく…廿日市が連れてきた女性歌手。無名の学生をいきなり起用するのは…さすがに難しかったようです。

そして、裕一がタクトを振ると録音が始まりました。

 

胸の火燃ゆる宵闇に
恋し福ビル引き眉毛
サラリと投げたトランプに
心にゃ金の灯愛の影

上京して、2年。ついに、裕一は、プロの作曲家デビューを果たしたのでした!

以上、ドラマ「エール」第44話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!