テセウスの船 第1話 父は犯人なんかじゃない あらすじ・ネタバレ

ドラマ「テセウスの船」の第1話のあらすじ・ネタバレを紹介します!

[あらすじ]

平成31年。主人公・田村心(竹内涼真)は、生まれる前に父・佐野文吾(鈴木亮平)が殺人犯として逮捕されたことにより、母・佐野和子(榮倉奈々)と姉兄と共に、
加害者家族として世間からの厳しい視線を浴びながら生きてきた。

母の和子からは人前で笑うことさえ禁じられていたが、そんな生活の中でも心の過去を受け入れて
くれた由紀(上野樹里)と出会い結婚。

由紀は妊娠中で子供が生まれるのを心待ちにする心。

由紀は冤罪を訴える父・文吾を信じてみてはどうかと話し、文吾が逮捕
された事件やその村で起こっていた事柄についてまとめたノートを手渡す。

父・文吾は、31年前に起こった「音臼小無差別殺人事件」の犯人として逮捕され死刑判決
が確定したものの、一貫して無罪を主張し続けている。

もとは家族で住んでいた北海道の音臼村の駐在警察官で、村人からも信頼され良き父親でもあった。

由紀が調べたところ、「音臼小無差別殺人事件」が起こる前にも音臼村では不可解な事件が頻発していたらしい。子供を出産するものの妊娠中毒症で亡くなってしまう由紀。

失意の心は生まれてきた女の子に「未来(みく)」と名付けるが、結婚を反対していた由紀の父親が「犯罪者の家族にしたくない」と未来を強引に引き取ろうとする。

心は由紀が残した事件のスクラップをまとめたノートを持ち、父が逮捕された事件の現場となった音臼小を訪れる。

すると、突然濃い霧に囲まれて気を失い、気が付く
と事件のあった31年前の1989年(平成元年)にタイムスリップしていた。そこで屋根から落ちて倒れていた姉・鈴を助け、本来残るはずだった凍傷にならないことから、
過去を変えることができると考える心。

姉を助けたことで当時の母と父にも会い、命の恩人ということで佐野家に泊めてもらうことになった心は、「音臼小無差別殺人事件」
やほかの事件も阻止しようと決意するのだった。

 

[ネタバレ]

助けた少女が自分の姉(鈴)であることに気が付いた心であったが、助けたことにお礼に来た文吾を激しく非難してしまう。心の「心」の中には父・文吾という存在は無く殺人犯としての印象しかなかったためだ。
挙動不審にも思える心の態度に少し疑いの目で見つめる文吾。その場を去った心はそこに小さな女の子を見かける。ノートには、千夏という女の子が除草剤を誤って飲んでしまい死んだと書かれていたことから、
倉庫の中から除草剤を持ち出す心。思わず「ドロボウ!」と叫ぶ千夏だったが、そのまま持ち去って雪に撒いて捨てる。心が逃げ去る姿を、新聞配達員の長谷川が見ていた。だがその直後、文吾が千夏の手を引いて
歩いているのを見かける。追って行こうとするが見失ってしまうのだった。すると今度は、女性に危ないからこっちに来るようにと声をかけられる。母親の和子だった。男の子を連れていて、慎吾と呼んだことから兄だと分かる。
先程の病院に連れていかれ、心が鈴を助けてくれたと知ってお礼を言う和子。頬にアザができていたが、発見が早かったため痕は残らないと言う。姉には頬にアザが残っていたため、過去は変えられると考える心。
その直後、文吾の叫ぶ声が聞こえる。慌てて外に出ると、倉庫で千夏が倒れていた。千夏は何かの中毒症らしく、意識が戻らないまま死んでしまう。真相を突き止め、過去を変えようと決めた心は、駐在所の文吾の元を訪れる。
そこに長谷川が来て、心に気づく。心が千夏と一緒にいたのを見たと言い「千夏に何をした」と掴みかかる長谷川だったが、文吾が止めて家に帰っていく。心の名前や住まいを聞く文吾だったが、雪の中、千夏を連れて行くところを見たと聞き返す心。
そこに和子が現れ、鈴の恩人に事情聴取みたいなことするなと怒って、心を住居の方に連れていきご飯を振る舞う。父親を探しに来たと言う心に、しばらくうちに泊まるように言う和子。和子たちが千夏の葬儀に出かけている隙に、
駐在所の机を探る。机の中の箱を開けると、空のパラコートの容器を見つける。やはり父親が千夏を殺したのかと、絶望する心だった。再びノートを見て、過去を変える決意をする心。慎吾と一緒にお風呂に入っている間に、心の鞄を探る文吾。
財布の中からは見たこともないお札が出てきて、免許証の有効期限が平成32年となっていることに驚く文吾。木村メッキ工場の木村が、雪崩に巻き込まれると知った心は、行かないようにと頼む。言うことを聞かず車で出かけて行くのを
追いかけていると、文吾がパトカーで通りかかる。乗せてくれと頼みこみ乗り込むと、娘のさつきも乗り込んで木村を追う。車の中から大声で止まるように叫ぶ心。仕方なく止まった木村だったが、その直後雪崩が襲う。
心のおかげで木村は無事だったが、さつきも文吾も心の予言に驚くのだった。夜、文吾の家に金丸がやってくる。警察に連れて行かれた心は、千夏を殺した疑いで取り調べを受ける。このまま拘留されていると、6日後に起きる失踪事件を防げない
と考える心。すると帰ってもいいと言う金丸は、指紋のついたパラコートの容器が見つかれば終わりだからと言われる。釈放された心は、急いで容器を捨てた場所を探すが見つからない。その様子を見張る金丸。
そこに鈴が現れ、話を聞くと明音が行方不明だと言う。明音が失踪するのは6日後のはずだと考えるが、とにかく周辺を探す心たち。すると山の中で銃声が聞こえる。足跡と血の跡を見つけた心は、それを辿っていく。すると崖の下に倒れている明音を見つけるのだった。
上から名前を呼ぶと、気が付く明音。そばには文吾がいて、迷子になっていたところを助けてくれたのだと言う明音。血はどうしたのかと言うと、クマが出たのだと説明する文吾。明音を村まで送って欲しいと言う文吾。
明音を崖の上まで引き上げた後、文吾にも手を差し出す心。だが自分は大丈夫だからと言い、子供を守るのが大人の使命だと言う。明音を負ぶって村まで行く途中、井沢に会い明音を任せる。そして文吾を助けるために崖に急ぐ心だった。
崖に戻ると、文吾は倒れていた。声をかけると反応はあるものの、かなり寒さで弱っていた。手を伸ばす心に、足もやられていて踏ん張れず、一人では引き上げられないと諦める文吾。だが心は「あなたに生きていて欲しいんだ!」と叫び、心を動かされる文吾。
心の手を握り、踏ん張りながら崖をのぼる文吾。心も必死の思いで引っ張り、なんとか引き上げることができたのだった。自分の父親は殺人犯なんかじゃないと、信じる気になる心だった。一緒に温泉に入りながら、免許証を見たことを話す文吾。
信じて貰えないかもしれないが、2020年の未来から来たのだと言う心。「未来じゃ車は空を飛んでるのか?」と文吾。しかし、雪崩やパラコートなど、そうじゃなければ説明がつかないと言い信じる文吾。
心が捨てたパラコートの容器は文吾が回収していたのだと言う。文吾は歌を口ずさむ。心はその歌を聞くことであの歌だと思い出す。そして、心はますます文吾に傾倒していくのだった…。

以上、ドラマ「テセウスの船」の第1話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!

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