『プレオープン』と『ソフトオープン』の違いについて説明します!
[プレオープンとは?]
プレオープンの意味は「試験的な開店営業」のことを意味します!
「プレ=その前に」が語源となっているようです。
ではその目的とは? プレオープンとは、飲食店や小売店などが開業する際、本格的に開業する前に試験的に実際の営業を
してみることをいいます。
プレオープンのときには、お店のオーナーや従業員の知人をお客さんとして招待することが
多いようです。
お店の業態によってはチラシを「プレオープン」と「グランドオープン」でそれぞれ別のチラシをうつ
こともあります。
プレオープンの実際の目的はあとに控えている「グランドオープン」に向けての情報招集や改善点を
見つけることにあります。
本番前の予行演習といったところでしょうか…。
[ソフトオープンとは?]
イオン系列でよく使われているようですが、意味は「プレオープン」と同じです。
内容としてはやはり、従業員の実践接客練習も兼ねてと
グランドオープンで大失敗とならないため、ソフトオープンで練習をしているようです。
ブランド店やお店によっては招待状を持った特別な
人でないとプレオープンやソフトオープンに入れないことも多いですね。
会員カードがないと入れない場合もあります。
イオンはどうでしょうか??
大丈夫です、イオンは招待状はありませんし、会員カード、イオンでいうとイオンカードでしょうか、そのカードがなくてもソフトセールに参加できます。
表向きは近隣の方をご招待とされていますが、入り口で近隣かそうでないかのチェックなどもちろんありませんので、実質誰でも入ることができます。
[プレとソフトどちらがお得なの?]
小売業とかであれば特売品の値段などはあまり大差がないように思えます。
大型ショッピングモールなどは商圏が広く、遠くからの顧客が見込めますし、
特に郊外型であれば場所とわずで集客がある程度見込めます。
プレやグランドではかなりのチラシを撒きますが、プレでは近くの地域でグランドでは
少し商圏を広げて撒く場合もあります。
細かくみれば、グランドオープンの場合が日割り(その日限定商品)の限定個数が多かったりします。
従業員もグランドは他店舗より応援をもらったりで来店したお客様に不自由をかけないようにとことんまで配慮されています。
また、抽選会など、
プラスαのイベントも開催されるのはグランドオープンが多いようです。
つまりそこで新規の顧客を獲得することが、今後の店舗の売り上げの軸に
なるのでどこも力を入れる理由はそこにあるわけです。一方で、飲食店などで経費削減などでプレを行わない店舗もあるようです。
実際プレや
グランドで打ち出す商品は原価を割っている商品が多くほとんどの場合「赤字」となります。
なので少しでも黒字にしたいと目先の利益をおってしまう
気持ちも分かりますが、このプレ、ソフトによりお客様のご意見や改善点、何より集客と「安い」というイメージ付けにつながりますので多少の
赤字でもすぐに取り返せるのが実情のようです。
しかし、現在では、ほぼプレオープンで完成している場合が多いのでそのままグランドというパターン
が多いのですが、まれに思った以上の集客があり、近隣住民からの苦情などで営業時間が短縮されたりする場合もあるようです。
[グランドオープンとは?]
全店正式開店という意味です。「その日から、お客様をを正常の状態で受け入れられます」。と言うことになります。
試しオープンで、知名度広告や客種等
マーケティングリサーチした結果を反映させて、問題なく開店することが「グランドオープン」です。身近なところでいえばコンビニとかがそうでしょうか。
コンビニの場合は商圏があるようでないのでプレなどの日数も比較的短いです。
反対に地域に密着した店舗などでは1週間ほどチラシをいれることもあるようです。
[グランドオープン失敗例あるある]
プレ(ソフト)オープンをしたことで客層やマーケティングをしっかりつかみあたかも成功したかのように見えて実はそこに落とし穴があります。
1つ目は
「想定顧客」を検討違えた事。
プレやグランドでは基本的に欠品は許されません。(日割り限定は別)なので恐らくこれくらい来店が見込めるだろうと在庫を
確保しておきますが、目測を誤ると、初日から欠品の棚スカスカ状態になりえません。
商品がくるまで時間が多少かかりますから、オープンしているのに
「商品がない=顧客にここは何もない」という印象をつけてしまいます。
反対に顧客が見込めないと在庫過多になり、例えば商品によっては賞味期限があるので
期限切れなどのリスクが高まるわけです。
フランチャイズや店舗をたくさん構えているような業態であれば近隣からもらったり、もらってもらったりできる
かもしれませんが、物流が行き届いてない「離島」などはもう最悪です。
そいうった意味ではプレオープンの日を長めにとってしっかりリサーチすることが
大事だといえます。
以上、『プレオープン』と『ソフトオープン』の違いについての説明でした!
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