大恋愛~僕を忘れる君と~ 第6話 2人の間に入る小池徹平が怖い あらすじ・ネタバレ

ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と~」の第6話あらすじ・ネタバレ紹介します!

[あらすじ]

素直な気持ちを伝え合い、ついに結婚した尚(戸田恵梨香)と真司(ムロツヨシ)。

周囲に祝福され、幸せな結婚式を挙げたのもつかの間、二人の行く手に新たな脅威が迫っていた。

新居に引越し、新生活をはじめた尚と真司。

ある日二人は、病院で松尾公平(小池徹平)と出会う。

若年性アルツハイマー病患者である公平は、病気が発覚した途端妻に去られ、生きがいである仕事も失いそうになっていた。

一見、子供好きで笑顔が爽やかな好青年の公平だったが、その裏に深い闇を隠し持っていた。

一方、真司は思い切って尚に「こどもが欲しい」と告げる。

尚は「無理だと思う」と伝えるが、迷いもあって…。

そんな中、尚は侑市(松岡昌宏)の勧めもあり、自身の病気について大学で発表することになる。

[ネタバレ]

2014年、4月。北澤尚(戸田恵梨香)と間宮真司(ムロツヨシ)の新居での新婚生活がスタートした。

2人の新居への引越しを担当したのは、もちろん、木村明男(宮澤たけし<サンドウィッチマン>)と小川翔太(杉野遥亮)。

『コンロも3口!オーブンもあるから今度こそ料理しよ!真司の好きなアップルパイでも作っちゃおっかな?』

新しいキッチンが嬉しそうな尚に、クリニックの仕事もあるのだから無理はしないようにと言う間宮。

『仕事って言っても、カルテの整理くらいだし。論文読んでも片っ端から忘れちゃうし』

尚の言葉を聞き、木村と小川は神妙な表情になるが、尚はあくまでも明るく語るのだった。

尚の診察のため、病院を訪れた尚と間宮。

すると、松尾公平(小池徹平)が『おはようございます!井原(松岡昌宏)先生の患者さんですか?』

と笑顔で話しかけてきた。

『ええ、まあ…』間宮が答えた時、ちょうど尚の診察の番となる。

『素晴らしい結果です』と言う侑市。

テストを受けた結果、尚の認知症の症状が以前と比較して、良くなっていたのだ。『規則正しい生活、バランスの良い食生活、そして何より愛情ですから。

良かったですね~いい旦那さんで』という侑市に、
尚は満面の笑顔で『はい!』と答えるのだった。

『幸せそうで良かったですね!松尾さんの奥さんはアルツハイマー病だってわかった途端、出てっちゃったのに』と話しかける看護師。続けて、松尾が呼ばれ、診察室へ入ってくる。

松尾は保育士として働いている。

最近、園児の名前を頻繁に忘れてしまい、園長から保育士としての仕事を奪われるかもしれないことを松尾は心配していた。

『先生からも言ってください!僕は大丈夫だって!』

松尾は生き甲斐の保育士の仕事を奪われたくないと必死に侑市に頼むのだった。

診察室を出た松尾は、通りかかった看護師に『僕の前に井原先生の診察受けてたご夫婦、どちらが病気なんですか?』と尋ね、そういうことは答えられないと言う説明を受けた。

尚たちが待合室で支払いを待っていると、飴を失くしてしまった子供がぐずり始めた。

『お兄さんが一緒に探してあげる!』

松尾が笑顔で子供なだめる様子を見た間宮が、尚に『キラースマイルだね、あの人』と言い、尚は『真司はエンジェルスマイルだね』と返すのだった。

『脳みそとアップルパイの続き書かないの?』

医者と結ばれた後、
主人公が小説家のもとに戻ってくるという続編が読みたいという尚に、間宮は『困難な現実は描きやすいけど、幸せは描きにくいんだ。だから、もうおしまい』と言う。

尚は素直に『新しい小説頑張ってください。真司は私の夢だから』と言い、間宮は幸せに包まれた。

間宮はこんな日常の小さな幸せは公にする必要はなく、自分だけの中にとっておきたいとしみじみ感じるのだった。

侑市は見合いを控えていた。

『一体いつ再開するの?お見合い』

井原千賀子(夏樹陽子)から電話で愚痴られる侑市。

『見合いはいいよ、もう』という侑市は電話を切った。

小さい頃から自分の言う事を良く聞く侑市が、自分の思い通りに動かなくなったことを、不満に思う千賀子。

『前の人が現れてから、侑市はおかしくなったわ。運気落とされてる!』と千賀子は夫に向かって、尚の悪口を言うのだった。

その頃、間宮は突然『尚ちゃん!子供作ろう!』と尚に切り出した。親に捨てられ、家族を知らない間宮は、愛する尚と子供を作りたいと語る。

尚は気が進まない表情で、『私は子供の成長を見届けられない…それでも?』と言う。間宮はもしその時は、自分が父親と母親2役を務めると説得した。

しかし、尚は目の前で母親が記憶を失っていく様子を子供に見せることで子供が傷つかないのか?また、自分が惨めな気持ちになると反論した。

『無理にとは言わない。ちょっと考えてみて欲しかったんだ。ごめん…』間宮はそう謝るのだった。

尚は子供を持つことについて、診察の際に侑市に相談してみることに。

『お子さんのことは、ご主人に押し流されてはいけないと思います』

もし尚に少しでも迷いがあるならば、子供は諦めた方がいいと侑市は語る。

『子供は記憶を失っていく母親を見て、傷つかないんですか?』という尚の問いに、
傷つく可能性はあるが、その経験を子供が良い方向へ生かしていく可能性もあると侑市は説明した。

以前、侑市が勧めてくれた新薬の治験を受け、経過が良ければ、子供のことは前向きに考えてみようと思うと尚は語り、侑市は早速治験に向けての手続きを進めるのだった。

『あの、このあとお時間ありますか?』

病院の食堂にて、侑市は、尚に医学生向けの講演会で自分の経験談を話してみないかと提案した。『適度なストレスは脳を活性化させます』

医学生の教育のためだけではなく、尚の治療にもなると、侑市は語る。『もう医師として役に立つことはないと思ってましたけど、
学生さんのためになるなら、ぜひ!』尚は引き受けた。

すると、突然『ここいいですか?』と松尾がやってきて、隣に座る。

松尾が昨年、医学生向けの講演をしたことを知った尚は、参考のため、どんな話をしたのかと尋ねる。しかし、松尾は『先生、昨年、僕何をしたんですか?』と不思議そうな表情を浮かべた。

松尾はすでに昨年の記憶を失くしていた。記憶を失くすことが日常になっている松尾にショックを受けている様子は見られない。

記憶は失くすが、お腹は空くし、素敵な女性を見れば、素敵だと思うし、子供を見れば可愛いと思うと松尾は語り、『お互い頑張りましょう!』と明るく尚に語りかけ、
尚も笑顔で『はい!』と答えるのだった。

その日、帰宅した間宮に、尚は講演会で話すことになったことを報告。

『前に病院の待合室で泣いてる子供をあやしてた人、覚えてる?』

今日、松尾と話し、いい感じの人だったことも報告した。『MCI対象の新薬の治験試してみようかと思うんだ』尚はそう切り出し、
薬がもし効けば、子供のことを前向きに考えると話す。

『…ありがとう』間宮は感動し、尚のことを抱きしめるのだった。

次の日から、尚は講演会向けの原稿を書き始めた。

開業医の娘だったことから、幼い頃から自然と医者になるという夢を持っていたこと、生まれたての赤ん坊は清らかで、
でも生まれたその日から死に向かって歩いてるのだということをしみじみ感じ、産婦人科医になって良かったと思ったことなどを尚は書き連ねた。

MCIだとわかった時、このままじわじわと記憶を失っていくくらいならば、死んだ方がマシだとも考えた尚。

そんな尚を救ったのは、人生に不要だと思っていた恋愛だった。

また、病気になったことで、患者側の気持ちもよくわかった。

いつまでもお産や病気に慣れずに、患者を思いやれる医師になってほしい、尚はそう講演を締めくくる予定だ。講演を明日に控えた日。

間宮の前でスピーチの練習をする尚。

そこへ、間宮に担当編集者から電話がかかってきた。

海外を拠点とする大物作家の帰国が決まり、明日の午前中なら間宮との対談の時間が取れるというのだ。しかし、その時間帯は尚の講演とかぶっていた。

明日を逃せば、次いつ帰国するかわからないと編集者に迫られ、間宮は仕方なく対談を受けることに。
間宮は開始時刻には間に合わないが、必ず行くと尚に伝え、尚は仕事を優先させてくれればいいと笑顔で答えるのだった。

翌日、尚の講演会の日。客席には学生らの他に、母・薫(草刈民代)の姿や、松尾の姿もある。侑市に紹介され、拍手の中、尚が登壇、スピーチを始める。

『みなさん、初めまして』尚が自己紹介した途端、マイクからキーンというハウリング音が…その音を聞いた途端、尚の呼吸が荒くなり、倒れてしまう。

その場は騒然となった。『反射性失神だと思うんですけど…!』

侑市はそう薫に言い、ストレッチャーに尚を乗せた。

一部始終を見ていた松尾が、怪しい微笑みを浮かべた。

尚は意識不明のまま、病院へ運ばれた。

尚の処置を終えた侑市が、薫の前に現れる。『アルツハイマー病と今回の失神は関係ありませんよね!?』とすがる薫に、『ありません。でも、これをきっかけに病気が進行してしまう可能性はあります』と答える侑市。

その頃、ベッドに寝かされた尚は『真司…真司』と間宮の名前を夢の中で呼び続けていた。

その傍らには、松尾の姿があり、松尾は尚の額を優しく撫でながら、『そうだよ、ここにいるよ』と返す。その時、尚が目を開けた。松尾はそのまま尚にキスをした。

松尾が尚にキスしているところへ、薫から連絡を受けた間宮が駆けつけた。

一瞬固まりながらも、松尾を押しのけ、間宮は『尚ちゃん!』と尚の枕元へ。

すると、尚は薄目を開き、『…誰?』とつぶやく。

間宮は、尚の恐怖も悲しみも、自分には何一つ分かっていなかったと改めて感じ、
だからこそ、これを書かなければならないという気持ちが沸き起こってくるのを感じる。

その頃、病室を出た松尾は、子供のような笑い声をあげながら、軽やかな足取りで非常階段を下りていくのだった。

以上、ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と~」の第6話あらすじ・ネタバレの紹介でした!

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