大恋愛~僕を忘れる君と~ 第8話 母の恋 あらすじ・ネタバレ

 

[大恋愛~僕を忘れる君と~]

ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と~」の第8話あらすじ・ネタバレ紹介します!

[あらすじ]

だんだんと病状が進行していく尚(戸田恵梨香)だったが、悩み抜いて真司(ムロツヨシ)
との子どもを産むことを決意した。

産婦人科医である尚は、子どもを身ごもるための戦略を実行し、
幸せな日々。

一方、侑市(松岡昌宏)は、診察に訪れた公平(小池徹平)に尚のスピーチのときの
映像を見せ、ほかの患者に危害を加えるならばほかの医師を紹介すると注意するが、公平は了承せず…。

そんな中、尚は薫(草刈民代)に子どもを産むことにしたと報告に行く。

子どもには断固反対していた
はずの薫だったが、すんなりと受け入れた様子を見て、尚と柚香(黒川智花)は“好きな人でもできたのでは!?”と勘ぐる。
その帰り道、スーパーで買い物をしていた尚の前に公平が現れて、何も知らない尚は…。

本の売れ行きが
好調な真司は取材が殺到し、担当編集者の水野(木南晴夏)がかいがいしく世話を焼いていた。
尚が自宅に帰ると、玄関にハイヒールがあり、部屋から出てきた水野と鉢合わせしてしまう…。

 

[ネタバレ]

北澤尚(戸田恵梨香)の物忘れ防止のため、間宮真司(ムロツヨシ)と暮らす新居にはたくさんのメモが貼ってある。

間宮がダイニングにやってくると、今日の夕飯は肝吸い付きのうな重だった。

豪華な夕飯の理由は、今日が尚の排卵日であることにある。

『今日から3日間は頑張ってね!』尚は笑顔で間宮に言い、間宮も照れながら応じるのだった。

翌朝、間宮は寝坊した。

昨晩、尚がかけたはずの目覚ましが鳴らなかったからだ。

というより、尚は目覚ましをかけ忘れていたのかもしれない。

昨晩、今日は仕事で出かけると伝えたことを、尚は覚えていなかった。

出て行く間宮に、『これ途中で食べて!梅干し入りのおにぎり!』とおにぎりを手渡す尚。

タクシー内でおにぎりを食べた間宮は、中に何も入っていないことに気づくのだった。

松尾公平(小池徹平)の診察の日。

『これを見てください』精神科医・井原侑市(松岡昌宏)はこの間、尚が失神した際、松尾がスピーカーを操作していた映像を松尾に突きつけた。

これ以上、尚に嫌がらせのようなことをするのならば、転院も考えるという佑市に、松尾は悪びれる様子もなく『患者には医者を選ぶ権利はあるけど、医者にはないんですよね?失礼しまーす』

といつも通り愛想の良い笑顔で診察室を出て行くのだった。

その頃、クリニックを訪れた尚は北澤薫(草刈民代)にやっぱり子供を産むことにしたと切り出した。

あれだけ猛反対していた薫だったが、
今日は『いいんじゃない?』とあっさり認める。

尚と薫のやり取りを見ていた沢田柚子香(黒川智花)は、『何かあったんじゃない?男とか…?』と漏らし、尚は『えー!?』と声を上げるのだった。

クリニックを訪れた松尾は、尚が出てくるのを待ち、スーパーで偶然会ったかのように声をかけた。

レジで財布が見当たらず焦る尚に、松尾は快くお金を貸した。

『代わりに付き合ってもらえますか?』

と松尾に頼まれ、尚は快く『はい』と答えるのだった。

薫に会いに、佑市がクリニックを訪れた。

『実は尚さんが倒れた時のことでお話があって参ったんです』

佑市は尚の公演の様子を録画した映像を薫に見せる。

薫はスピーカーを操作する松尾の姿を確認し、眉をひそめた。

『この人がこんなことをしたのは、この人の病気のせいなんですか?』と尋ねる薫に、佑市は松尾がもともと持っている攻撃的な性質が病気により、露わになっていると説明する。

佑市は今後松尾が尚や家族に嫌がらせをする可能性もあると説明し、薫へ注意を呼びかけたのだった。取材先に到着した間宮は携帯を忘れていることに気づく。

尚に持ってきてもらおうとする間宮に、尚に何かあっては大変なため、
自分が取ってくると担当編集者・水野(木南晴夏)が申し出た。

喫茶店で尚とお茶をする松尾。

松尾は病気が原因で妻が出て行ったこと、仕事も失いそうなことを明かし、『健康な人といると、こっちも気後れするし、
対等でいられないんだよね…』と漏らす。

自分たちは記憶を失うため、今この一瞬の喜びのために生きようと思ったと松尾は言うのだった。松尾とお茶をして帰宅した尚が玄関のドアを開けると、玄関にパンプスがある。

尚が目を上げると、水野が間宮の携帯を持って、現れ、事情を説明する。

水野は挨拶をすると、急ぐのでとそそくさと出て行った。

その後、携帯を水野から受け取った間宮。

ロック画面に佑市からの3件の不在着信と留守電メッセージがあることを知らせる通知が出ていた。
間宮が佑市に掛け直すと、佑市に松尾に注意した方が良いと言われる。

このことは尚を混乱に陥れる可能性が高いため、松尾の本性については尚に黙っておいた方が良いと佑市はアドバイスするのだった。
直後、間宮は尚に電話をかけた。

『今どこにいるの?』『…家。どうしたの?』

不思議そうな尚に、大丈夫ならいいんだと間宮は言い、

『今日遅くなるから先に寝てて』と伝え、電話を切った。

行きつけのバーで、佑市は薫と偶然会った。

『もう…お食事召し上がりましたか?』気まずい空気を打ち消すように、佑市が切り出し、2人は居酒屋へ場所を移すことに。

医師として、アルツハイマー病を治せない自分の無力さがもどかしいと語る佑市に、
今は無理でもいつか治せる方法を見つけて欲しいと薫は語る。

『先生が思ってるよりも、私先生のこと、頼りにしてます』と薫は言うのだった。

間宮が帰宅し、『今日は何してたの?』と尚に話しかける。

『今日はママのとこに行って、
スーパーに行って…あ、帰ったら人がいた。電話くれたら私が持って行ったのに…』

尚は自分よりも水野の方を間宮が頼りにしたことを拗ねているようだ。

そんな尚に、『続編のタイトルなんだけど、もう一度第1章からっていうのはどう?』という間宮。

尚は『すごくいい!』を微笑むのだった。

間宮とともに診察のため、病院を訪れた尚。

間宮はあたりをキョロキョロ見回し、あたりに松尾の姿がないかをチェックする。松尾のことを聞かされていない尚が、
『また首の体操?』と尋ね、間宮は尚を心配させないようにおどけるのだった。

間宮の仕事が忙しくなったことに伴い、水野が自宅を訪れ、あれこれ打ち合わせをすることが増えた。

尚は自分の知らないことを、
水野と和気藹々と打ち合わせする間宮の様子に寂しさを感じるように…

また尚は間宮と水野の会話から、続編のタイトルがすでに決まっていることを知り、間宮が自分に1番最初に知らせてくれなかったことにショックを受ける。

尚はこの間、続編のタイトルを間宮から知らされたことを忘れてしまっていた。松尾と会った尚は、このことを松尾に打ち明けた。

『尚の気持ちわかるよ』松尾はそう優しくいい、人の気持ちは変わると語る。

『これ見てよ。綺麗だろ?』松尾が蝶の標本を差し出した。

子供たちからもらったのだという。

『死ねば、永遠に綺麗なままでいられるんだ』そう語る松尾の目は見開かれ、瞬きもせずに尚のことをじっと見つめている。

松尾の目の中に狂気を感じた尚は、『帰らないと…』と席を立とうとする。

途中まで送ると松尾に言われ、尚は松尾に車でスーパーの前まで送ってもらうことになった。

松尾の車から降りてきた尚を、
たまたま目撃した木村明男(宮澤たけし<サンドウィッチマン>)と小川翔太(杉野遥亮)。木村は早速間宮を呼び出し、『お前のカミさんがさ…』と切り出すのだった。

帰宅した間宮は、『尚ちゃん、今日松尾くんに会ってた?よく会うの?なんで俺に言ってくれなかったの?』と尚に切り出した。

あきらかにいつもとは違う間宮の表情に、無言を貫く尚。

『尚ちゃんが倒れた日、病室で意識がない尚ちゃんにキスしてたんだ』そう切り出した間宮は、尚の失神も松尾のせいだと明かす。

『今度から出かけるときは、俺もついて行くよ』という間宮に、『真司にとって私は何?足手まとい?!』と声を荒げる尚。

この間、水野に携帯を取りに来させたことを根に持っているらしい尚は、『続編のタイトルだって、最初に私に教えて欲しかったのに!』と涙を浮かべ、訴える。

『言ったよ!』間宮が思わず声を荒げた。

『じゃあ、言ったんでしょうよ!』そんな大事なことも忘れてしまう自分だから、間宮が水野を頼りにして当然だと尚は言い、出て行ってしまった。

尚の自宅前に車を停め、松尾は袋の中の睡眠薬を確認した。すると、そこへ間宮と喧嘩した尚が出てくる。松尾は車を発進させた。

尚を追いかけるも、見失ってしまった間宮が尚の携帯に電話をかけると、冷蔵庫の中から着信音が聞こえる。間宮が冷蔵庫を開けると、携帯電話が鳴っていた。

『喧嘩でもしたの?これでも飲んであったまって』松尾から差し出された飲み物を口にする尚。

直後、尚は眠ってしまった。

松尾から尚の携帯に電話がかかってきた。『尚をどこにやった!?』声を荒げる間宮を挑発するだけ挑発し、松尾は何も告げずに電話を切る。

尚との思い出の地である神社ではないかと勘を働かせた間宮が神社に駆けつけると、松尾が一人、夜景を眺めながら佇んでいた。

掴みかかる間宮に、松尾は『僕といる方が尚は幸せだ。

だってあんたと尚ちゃんは対等じゃないんだもん』と切り出し、間宮は尚を小説の道具にしていると批判する。

『今度はあんたが僕らの純愛を書けよ。美しいまま消えていく僕らの純愛の結末を書けよ!書けよ!』

松尾が狂気的な表情で、間宮を挑発し、間宮が松尾のことを殴ろうとした時、『待って!』と眠っていたはずの尚が駆けつけた。『なんで起きてるの…?』驚く松尾に、眠ったふりをしていただけだと明かす尚。尚は松尾が渡した睡眠薬入りの飲み物を飲んでいなかった。

『なぁんだ、尚ちゃんも僕のことを信じてなかったのか。

せっかく眠ってるうちに別の世界に一緒に行こうと思ってたのに…』と松尾はがっかりし、間宮が尚を小説の道具に使っていることを認めたと嘘をつくが、尚はそれでいいのだと語り、『それが私たち夫婦の形なの!』と言った。

『いつか忘れちゃうんだぞ!』

なおも食いつく松尾に、この病気の良いところは忘れられることだと変えす尚。

『だから、私はあなたを恨まない。恨んだとしても、忘れちゃうんだから。松尾さん、全部忘れてください』尚はそう松尾に語りかけ、松尾は涙目になり黙った。

しばらく黙っていたのちに、『忘れたくないことも、たくさんあるのにな…』と松尾は遠い目でつぶやく。

『バイバイ!』松尾は立ち上がると、去って行った。

放心状態の尚に、うなづく真司。尚の目から大粒の涙が溢れ出た。

『尚ちゃんといると、すっごく疲れる…』ベッドの上で疲労困憊の間宮に、謝罪する尚。

『じゃあ、もっと疲れさせてあげるね!』尚が悪戯っぽく微笑み、2人は笑いながらベッドの中に潜り込むのだった。

以上、ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と~」の第8話あらすじ・ネタバレの紹介でした!

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