特捜9 シーズン1 第9話 あらすじ ネタバレ キャリアの中での正義感とは?

 

ドラマ「特捜9 シーズン1」第9話のあらすじ・ネタバレを紹介します!(^^)!

[あらすじ]

板橋区内の公園で、75歳の女性が後頭部を殴打されて殺害されているのが見つかった。

臨場した直樹(井ノ原快彦)は、遺体の口が不自然に膨らんでいるのに気づく。

なんと被害者の口の中にあったのは、ニセモノの警察バッジ。犯人は警察を挑発しているのだろうか…!?
実は、この管内では被害者の口から警察バッジが見つかる殺人事件が過去2件、発生していた。

そのため、見村岳(笠兼三)をはじめとする所轄署の刑事たちは同一犯による犯行と見て、“連続殺人犯X”を追いはじめる。

直樹ら特捜班は捜査の応援に入るが、見村たち所轄は特捜班には非協力的。

署長の佐野真一郎(伊藤洋三郎)によると、前回の事件の際、本部からやってきた管理官の指揮に従ったせいで初動捜査が出遅れた苦い経験があるという。

佐野はノンキャリアながら実力だけで警視まで昇進した人物で、そんな彼から改めて協力を依頼された直樹らは、過去の2件の事件も含め、手分けして一から捜査を行うことにする。

3件目の事件を追う直樹と新藤(山田裕貴)は、身寄りのない被害者が孤独にひっそりと暮らしていたことを確認するが、部屋の中で気になるものを見つけて…!?

また、志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は2件目の女性殺人事件を、青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は最初に起きた男性の殺人事件をそれぞれ洗い直す。

連続殺人事件として捜査をしない特捜班に、人のいい佐野もさすがに苛立ちを見せはじめるが…やがて直樹ら特捜班の地道な捜査が衝撃の真実にたどり着く!

 

[ネタバレ]

新藤が悩んでいる。

自分はこのままこの特捜班にいていいのか?ここには目標となるべき先輩がいない、と弁当の使いっ走りをしながら考えていた。

そんな時、75歳のヤギトモコと言う女性が殺害されているのが発見されたという一報が入る。

場所は板橋区内の公園。後頭部を殴打され、腕に3本に切り傷がつけられていた。

臨場した直樹(井ノ原快彦)は、不自然に膨らんだ遺体の口からニセモノの警察バッジを見つける。

同じ板橋南署管内では、過去に被害者がニセの警察バッジを咥え、腕に切り傷がある殺人事件がすでに2件発生していた。

1件目は、ビルの外階段で40歳代のウエノテツヤという男性が拳銃で撃たれ殺害、その腕には1本の傷。

2件目は、裏路地のゴミ置き場の中に20歳代のカトウヒトミと言う大学生が絞殺され、腕には2本の傷があった。そのため、所轄の刑事・見村岳(笠兼三)たちは、同一犯による連続殺人事件と見て”連続殺人犯X”を追っていた。

特捜班は、応援として捜査に加わるが、所轄の刑事らは非協力的だ。署長の佐野真一(伊藤洋三郎)の話では、前の事件で本部からきた管理官の指揮に従ったせいで初動捜査が遅れたらしい。署長の佐野は、かつて話題になった殺傷事件を解決し、ノンキャリアから署長まで上り詰めた刑事だった。佐野は非協力的な三村たちの無礼を謝り、捜査資料を特捜班に渡す。そんな佐野の人柄を見た新藤は、目標としたい警察官だと慕い始める。

捜査資料に目を通す特捜班。そこには捜査から浮かび上がった犯人像が事細かに書かれていた。

①遺体発見現場付近の防犯カメラには、犯人とおぼしき人物が写っていないことから、カメラに写らないルートを熟知している者の可能性が高い。

②3箇所の現場のゲソ痕で唯一共通するものがひとつあった。

③それは26cmのスニーカーの痕で、そこから推察するに犯人は170cm前後の比較的若い男性と思われる。

④ニセの警察バッジを咥えさせていたことから、警察又は板橋南署に恨みのある者の犯行の可能性がある。

⑤腕の傷は死後つけられたもので、このことから猟奇性が窺い知れる。

⑥標的の性別、年齢、殺害手口を変えているのも、あらゆる殺人を試してみたいからだと思われる。

 

聞いていた班長・宗方(寺尾聰)が、佐野らしい仕事だと言う。かつて同じ署にいたことがある宗方は、佐野を知っていた。

3件目の事件の捜査を開始した直樹と新藤(山田裕貴)は、被害者の住んでいた古い文化住宅で捜査する。

「連続殺人だから鑑取りは必要ない」と不満気な新藤。

被害者は身寄りがなくひとりでひっそりと暮らしていたことがわかる。

その被害者の部屋で骨壷に入ったお金を見つける直樹。

死後の葬儀代を残していたものと思われる。

そしてもうひとつ、折り紙で作った船。

この船は騙し舟と言って二人で遊ぶものだと直樹は新藤に説明する。

そしてもうひとつ、板橋にある神社のお守りを見つける。

志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は2件目の事件を調べていた。

被害者の大学生ヒトミが、就職活動で訪れた会社の社長の聞き込みで、就職も決まっていたことがわかる。

しかし、そこの社員で被害者の友人から、ヒトミがストーカー被害を受けていたことを聞き、歩いているところを盗撮された数枚の写真を見せられる。

その写真はみな、池袋で撮られたものとわかり、盗撮現場を特定する。

その中には、ラブホテルの4階から撮られたものもあった。

青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、1件目の事件を洗いなおす。

被害者のウエノは警察学校を途中でやめた経歴があり、実家は売りに出されていた。

そして遺体発見現場とは離れた実家周辺で事件と同じ日に銃声のような破裂音が聞こえたという情報を得る。音が聞こえたという周辺を探すと「塚源組」という暴力団事務所があった。この組は、板橋周辺を仕切っている「大達組」と抗争中だった。

連続事件として捜査をしない特捜班に所轄の佐野は苛立ちを隠さず、新藤は署長の佐野に逐一報告していた。

ストーカーは連続事件とは関係ないだろうと佐野は言い、「尊敬してます」と新藤はますます佐野を慕う。

そんな中、署長の言うとおり現場をくまなく捜索したら犯人が傷をつけた時に使用したサバイバルナイフが発見され、被害者3人のDNAも検出された。

完全に出遅れた形となった特捜班だったが、直樹たちは連続殺人ではなく、バラバラの事件の可能性を疑う。

再び、それぞれの鑑取りをするメンバーたち。そして、直樹は被害者の文化住宅の外でで寂しそうにしている少年を見つける。彼の手には折り紙の騙し舟が握られていた。

志保と村瀬は写真が撮られたラブホテルへ再び向かい、従業員からある証言を得る。

新藤が署長の佐野へ報告に来る。「特捜班が、犯人の潜伏先をつきとめました。明日踏み込みます!板橋南署の見立てとは違います。今までの捜査の成果が出たと言っていました」

廃工場に入ってくる佐野。そこには新藤が立っていた。「来たんですね」と新藤。「犯人がいるというから見に来た」と佐野。そこへ姿を現す特捜班メンバー。

直樹が説明する。第1の殺人は、大達組が、若い組員に塚源組の組長のタマを取ってくるよう命じたが、待ち伏せの時、通りかかったウエノが拳銃を見てしまった。

警察官になろうとたことがあるウエノが正義感からもみ合いとなり、撃たれてしまった。

第2の事件はストーカーをしていたヒトミの就職予定の会社社長が無理やりラブホテルに連れ込み、就職を餌に暴行しようとして殺してしまった。

第3の事件は、文化住宅を管理していた不動産会社の社長が、大型の開発が決まり、取り壊したい住宅から立ち退かないトモコを突き飛ばしたはずみで殺してしまった。

すべて異なる場所で、異なる犯人にとって殺害され、板橋管内に運ばれた。

なぜか?それはもう一度殺害するため。”連続殺人犯X”によって。

つまり第三者の偽装工作だったのだ。直樹が佐野になぜ一人で来たか問いかける。

 

普通は真っ先に三村刑事に話すはずだ。
そう、偽装工作をしたのは、署長の佐野だった。

すでに三村らによって実行犯は逮捕されたと言う直樹。

調べで殺人をもみ消す代わりに暴力団から一回につき一千万をもらっていたことがわかっていると矢沢。

暴力団と結託した殺人隠蔽ビジネスだった。

佐野が動機を語りだす。昔は事件の解決だけ考えていたが、署長という地位に「ついてから、組織全体への怒りが湧いてきた。ノンキャリアで署長になっても他の大きな署の署長たちにバカにされていたと言う。どうあがいても埋められないキャリア組との差を、金で埋めようとしていたのだった。志保が言う。トモコは鍵っ子でひとりでいる近所の子どもと、出て行かない約束をしていた。ヒトミは、お世話になった両親へ渡すため、バイト代を貯金していた。ウエノが警察学校をやめたのは、辛かったからではなく、母の介護のためだった。でも今でも正義感は持ち合わせていた。そして、「あなたは警察官である資格はない」と言い放つ。

ショックを隠しきれない新藤は、「あなたのような警察官にはならない、絶対に!」と言うのだった。

 

以上、ドラマ「特捜9 シーズン1」第9話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!

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