ここは今から倫理です 5話 自傷行為をやめない生徒 あらすじ・ネタバレ

ドラマ『ここは今から倫理です』5話 あらすじ・ネタバレを紹介します!

[あらすじ]

自傷行為をやめられない高崎由梨(吉柳咲良)は、ゲームという同じ趣味を持つ保健室登校の都幾川幸人(板垣李光人)と仲良くなる。

都幾川は普段の授業にはほぼ出ることはないが、
高柳(山田裕貴)を慕って倫理の授業には出ていた。手を握ったり腕を組んだりと高柳との触れ合いを求める都幾川のことを大目に見て欲しいと頼む養護教諭の藤川(梅舟惟永)に、
高柳はできないと答える。ある日、由梨が授業で突然カッターを出し…。

[ネタバレ]

羽木ヶ丘北高等学校(羽高)3年の女子生徒・高崎由梨(吉柳咲良)が自傷行為を初めて知ったのは、小学生の頃、同級生の自傷行為を見てからでした。

由梨には意味が分かりませんでしたが、
その同級生は何となくしていました。

それ以来、由梨も心が落ち着くという理由で自傷行為を繰り返すようになり、腕やお腹にある多くの傷痕は由梨の生きてきた証でした。

自宅の浴室前の
洗面所でシャツを脱ぎ傷痕を見ていた由梨、突如、母・仁美が洗面所に入り傷痕に気づくと、自傷行為を繰り返す由梨に激怒。

リビングにある祭壇の前に由梨を無理やり連れて行くと、仁美が
信仰する宗教の神に対して仁美は由梨に謝罪を要求します。

仁美にとって由梨の体は由梨のものではなく、神から預かった宝物だったのです。

自室に逃げ込んだ由梨は、カッターナイフを手に
取りその刃を左腕にあてるのでした。

夏の日差しが残るある日、チャイムが鳴り倫理の授業が終わります。

由梨は倫理を選択しており、この日の授業で、倫理教師・高柳(山田裕貴)はフランスの
哲学者・デカルトの唱えた心と体は独立したものとする心身二元論を教えていました。

いつものように逢沢いち子(茅島みずき)が教壇の高柳のもとに行き、ふと振り返ると、この暑いのに
カーディガンを着ている由梨に気づき不思議に思います。

倫理の教室を生徒たちが後にする中、都幾川幸人(板垣李光人)がひとり残っていました。高柳は幸人に声をかけ保健室に付き添い、
幸人は保健室に着くまで高柳と組んだ腕を離しませんでした。

そして、保健室に着くと、幸人は女性の養護教諭・藤川(梅舟惟永)に抱きつき、纏わりつくのでした。幸人は精神病を患う母親から
暴力を受け、人の愛し方や接し方を教わらずに育ち、人との距離感が分からず高校にも馴染めずにいました。

2年生の時、通信制の高校への転入を検討、その頃、高柳の政治経済の授業を受け、
体育教師・梅沢のような大きな声を嫌う幸人は、静かで丁寧な高柳の声が気に入り、3年で高柳の倫理も受けたいと思い羽高に残ることに決めました。

保健室に幸人を残し、廊下に出て藤川から
幸人のことを聞いていた高柳は、幸人が誰にでも過度に触れ合うのか尋ねました。

それは懐いた人だけで、幸人のために受け入れるよう藤川は高柳に頼みましたが、高柳は断りその場を後にするのでした。

共有スペースの前の廊下に佇む高柳は、大学生の頃のことを思い出していました。

教師がその場だけ生徒を助けたとしても自ら解決出来なかった生徒は助けを求め続け、しかも助けを求める生徒が複数いたのなら…。

高柳が『先生』と呼ぶその男は、たばこを燻らせ、公平でなければならない教師の最高の善とは何か高柳に問いかけました。

数日後、倫理の授業が終わり、立ち上がろうとした由梨が思わず声を上げ痛がり、
気がついたいち子が気遣います。由梨は昨夜も自傷行為を行い、太腿を傷つけていました。

由梨の斜め後ろが幸人の席で、幸人がスマホでゲームをしていると、同じゲームをしている由梨が気づき、ふたりは
一気に距離を縮め仲良くなります。

高柳が声をかけ、保健室に戻る幸人に付き添い、幸人は高柳と腕を組みながら廊下でイラスト入りでまとめたゲームのアイデアが書かれたノートを高柳に見せます。

幸人の才能に驚く高柳でしたが、幸人ととの触れ合いを拒み腕を離し距離を取ります。

ショックを受ける幸人は、その場から走り去りました。

高柳が保健室に行くと既に幸人は帰った後で、幸人の異変に
気づいた藤川は何があったのか高柳に問い質し、高柳は幸人との触れ合いを拒んだことを打ち明けました。

女子生徒に同じことをすればセクハラととられかねず、高柳は触れ合いが最善とは考えていませんでした。
触れ合いが救いになると考える藤川は高柳と口論となり、保健室に戻って来た幸人に口論を見られてしまい、幸人は飛び出して行きました。

後を追った高柳は、幸人が校門を出たところで呼び止めます。
幸人は高柳と藤川が自身のことを面倒に感じていると思い込み、高柳は思い込みを否定し幸人の心を救いたいと訴えかけます。

幸人は手を差し出し高柳にハグを求めましたが、戸惑う高柳はその場から
動くことが出来ませんでした。高柳は先生の言葉を思い出していました。

教師は生徒に対して公平であらねばならず、制約がある中、人を救えるのか先生は高柳に問いかけていました。

帰宅した由梨は、
仁美が信仰する宗教の女性信者3人にリビングの祭壇の前で囲まれ、1人の信者が嫌がる由梨の腕の傷痕を撫でました。

そして、ある日の倫理の授業、高柳は前回教えたデカルトの心身二元論に対して、
曹洞宗の開祖・道元の説いた心と体は分けられないとする身心一如を教えます。

由梨の体は由梨のものではなく神からの預かりもの、由梨は仁美が言った言葉を思い出していました。
すると、カッターナイフを手に取り由梨は腕にその刃をあて、気がついた幸人が叫び由梨の自傷行為を止めさせます。

由梨の行為が理解できず興奮する幸人は、過呼吸になってしまうのでした。

放課後、保健室のベッドに眠る幸人を、由梨が見守っていました。

目覚めた幸人が由梨に気づくと、由梨の体を触り刃物を持っていないか確認、由梨が持っていないと言うと安心した幸人は由梨を抱きしめます。

そして、由梨の大切な体を大事にするよう幸人は由梨に忠告し、涙が溢れる由梨は心配してくれた幸人に謝るのでした。

ふたりの様子を離れて見ていた高柳が保健室を後にし、藤川が後を追います。

教室で何があったのか藤川に問われ、階段を上るのを止めた高柳は分からないと答えます。

由梨が自傷行為を繰り返していることを、高柳は知りませんでした。

半年かけて、倫理を通じて生徒たちに
正しいことが何かを教えてきた高柳は、生徒たちの一瞬の激情には勝てず無力感に苛まれます。

高柳はその場を後にし、校庭を望む校舎の外廊下に出ると、頭を抱えしゃがみ込み、どうすることが
正しかったのか、先生に問いかけるのでした。

以上、ドラマ『ここは今から倫理です』5話 あらすじ・ネタバレの紹介でした!

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