野ブタ。をプロデュース 5話のあらすじ ネタバレ ダブルデートの行方は?

 

ドラマ「野ブタ。をプロデュース」5話のあらすじ、ネタバレを紹介します!

[あらすじ]

服装や髪型、外見をプロデュースすることで、見事、虐められっこの信子を大変身させた修二と彰だったが、信子には根本的な何かが不足しているように感じていた。
周囲のクラスメイト女子と比べ、信子に不足しているものは恋愛経験だと考えた修二は、タイミングよくして信子に想いを寄せるクラスメイト、シッタカの存在を知り、修二のガールフレンド、上原まり子を巻き込んで、ダブルデートを決行するのだった・・・。
一方、信子に恋心を抱きはじめた彰は、そんなデート作戦がおもしろい筈もなく…。
果たして、それぞれの恋の行方は…!?

[ネタバレ]

「髪も切って、結構可愛くなったと思うんだけどな。何で野ブタ。の周りだけ、どんよりしてるんだ?こいつには、何かが足りねーんだよな。野ブタ。に足りないものね…。こ、これだ!これだよ。
野ブタ。に足りねーものは、この、男に媚びるような声だ!おぉ、男に可愛く見せようと、クネっと体をひねって見せる技。これだよ!男を引き寄せるテクニック!そっかそっか。
野ブタ。に足りねーのは、男とのコミュニケーションだ!つまり恋の経験だ。」ある朝、野ブタ。の

下駄箱にラブレターが届く。差し出し主はシッタカこと植木誠(若葉竜也)だ。

草野彰(山下智久)は学校へ行く時間を過ぎても家でゴロゴロ。

下宿先の平山一平(高橋克実)に、「靴履くのが面倒くさいんだもん。なんか、すべてがDOでもいい感じ。」と言う。

「恋でもしたか?あれだろ?前は一人でも平気だったけど、今はやたら一人が寂しくてたまらない。でもって、雑誌やCDをやたら買い込んで、夜、一人時間を潰すんだけど、でもやっぱり寂しくてたまらない!

それが、恋よ。こんなところでボヤボヤしててもいいのか?今頃ライバルが、今日こそ告白してやろうって思ってるかもよ。」平山の言葉に、彰は慌てて学校へと走り出す。

屋上にいる信子(堀北真希)と修二(亀梨和也)の2ショット写真をデジカメで撮影し、微笑む謎の少女。「俺思ったんだけど、信子に決定的に足りない所って、キャピキャピ感だと思うんだよね。弾けてないってーの?
だからさ、恋愛しよう!」

「恋愛って!」慌てる彰。「お前、恋愛いいぞ。肌つるつるになるらしいぞ。」修二が構わず続ける。「ツルツルじゃん!充分じゃん!目~悪いんじゃん、修二ちゃん!」

信子はそこで、二人にラブレターを見せる。「私…無理だと思う。」修二のジャケットの裾をひっぱりそう言う信子。「大丈夫だって。任せとけって。恋愛してこそ高校生だ!」

「そうだよ。明るく正しい男女交際、やってやろうじゃねーの!」「ちょっとだけね。ちょっとだけ、いいかな、とか、思ったわけよ。」シッタカが修二に打ち明ける。「俺もね!俺もね!ぶっちゃけ、小谷、ちょっといいかもって思ってた!」

「うそ!?お前もそう思った?思ったか。」

「あいつ絶対時間が経つと人気出てくるから、今のうちに抑えておかなきゃ。」修二は、ダブルデートをしようとシッタカを誘う。

お昼休み。理科室でお弁当を広げるまり子と修二。修二はまり子の指に入ったトゲを取りながら、ダブルデートに誘う。

「でも本当かなぁ。」「何言ってんの?本当だって言ってんの。」「だっていつもさぁ、約束しても修二ドタキャンなんだから。」

まり子は少し不安そう。「修二ってこういうの上手いよね。」

「だから俺に任せとけって言ってんの。」

「うん!」ダブルデートの件を信子に伝える修二。「別にそういう、大げさなものじゃなくってさ。俺も一緒に行くし、大丈夫!な。」

「でも…私、デートなんて、したことないし。」

「じゃあ尚更だよ。 だって、このまま誰とも付き合わずにさ、一生、一人で寂しい人生送るつもり?」修二に視線を合わせる信子。修二が「どうするの?」と目で聞いている。

信子はその場から逃げるように立ち去った。

廊下でシッタカとバッタリ会った信子は、つい、逃げ出してしまう。

「修二、俺やっぱ嫌われてるみたい!」とシッタカ。「え?どうしたの?」「行っちゃった。」「違うよ。それは彼女なりの、お前に対しての好きっていう表現だと思うよ。」

2人の会話はクラスの友達に聞かれ、あっという間に噂が広まる。

「シッタカ、お前、趣味悪すぎ。」バンドーたちがからかった。

「人を好きになるって言うのは!!」つい大声になる修二。クラスがしんと静まり返り、急に弱気になる。

「…美しいこ…と…じゃん。」クラスの生徒たちは修二の意見に同調する。

彰は修二たちを黙って見つめていた。学校の帰り道、修二はダブルデートを進め、彰は反対する。「な、行くよな?」修二が信子の顔を覗き込む。

信子の目に映る、修二の笑顔。信子は小さく頷いた。

「よっしゃ!野ブタ。、頑張るぞ!な!」修二が信子の肩に手を置く。その手を振り解き、「嫌だ!スケベ!」と彰。

3人を見つめる瞳。その様子を写真に収めて立ち去る。フラッシュに気付く3人。

そのとき、妙な泣き声が聞こえてくる。

「この笑い声聞くと、不吉なことが起こるのよー。デート、上手くいかないかもね!」と彰が言った。
学校の教師達も、その鳴き声に噂する。

「またこの声か!」と校長。「また何か悪いことが起きるんですかねー。」とセバスチャン。

「この声聞くと悪いことが起きるんですか!?」と黒木。「まぁ噂ですけどね。」

「去年の西の警察沙汰、確か、この声の直後だったよね。」

「あれはこじれましたね。」「うちのクラスじゃありませんように…。」思わず祈る横山だった。「この声、教頭先生の笑い声に似ていません?」「私も、そう思ったんですよ!」

ダブルデートを前に、信子を特訓する修二。「知らなかったー!シッタカ君って、頭いいんだね!ヘヘ。…みたいな感じでさ、相手をおだてることが大事だから、ね。あとさ、お前すぐ逃げ出すの禁止ね。

あともしさ、あいつがなんか、お前を触ってこようとしたら、やんわり、断れ。やんわり。今からそこ教えるから。いい?こういう風にもしあいつが」「ちょっと待ったー!そっからは俺がやるから。」彰が手を挙げる。

「別にいいよ。」修二に代わって彰が信子の隣に座る。「シッタカが、野ブタ。を、抱く。」指示を出す修二。「抱くって…。スケベ!」「は!?」「肩組むとか、そういう、言い方、あるじゃない。」

「どっちだっていいんだよ。じゃ、シッタカが、野ブタ。の、肩組む!」「…あ!動かない!手が。」「何やってんの!もういい、チェンジチェンジチェンジ!」修二が再び信子の隣に座る。
「こうやって、シッタカが、お前に、こうやってな、」「修二と俺でやろう!」「何で?」「その方が、客観的に見えて、わかりやすいのよー。」「そっか。そうだな。じゃ、どっち役?」「修二が野ブタ。で、俺がシッタカ。」

「俺が、野ブタ。ね。わかった。」2人が並んで座る。

「俺、お前のことが好き!」修二を抱きしめる彰。「ダメ。ダメなの。ダメ。」「あの、心臓が、バクバクいうぐらい、好きだっちゃ。」「わかんない!」クネっと体をひねって見せる技を使う修二。信子がマネをする。

「もう、こんぐらい好き!」両手を大きく広げる彰。「私も好き!」手を組んで可愛く答える修二。唇を突き出す2人。そこにやって来た横山、二人の様子に驚いて持っていた紙袋を落とす。

修二と彰もびっくり!「いや、違うんです!」「大丈夫、俺、口固いから。」と言い立ち去った

。頭を抱える修二!修二はまり子と打ち合わせ。「今回はさ、小谷とシッタカをくっつけるワケじゃん。そこに、まり子がいると、小谷のダメな部分がさ、
目立っちゃうんじゃないかなって。」ビンの蓋を開けようとしながら修二が言う。

「貸して。」ビンを受け取るまり子。「じゃあさ、私、めちゃくちゃ悪い女やってあげる。小谷さんの引き立て役やるから、任せて。」

「引き立て役?まり子が?無理無理無理!絶対無理!」修二が空けられなかったビンの蓋を開けたまり子。「任せて!」「あ、じゃあさ、デートを成功させるポイントとか教えてよ。」

「ポイント?それは最後に、今日は楽しかったっていう言葉だと思うよ。」

「そうだ。それがまた次会いたい!っていうことにつながるんだもんな。」

「でも、小谷さんが心から言わなきゃダメだと思う。」

「偉い!そうだよ。心から言わなきゃ。心だよ。それ、ポイント高いな。」

デート当日。修二はまり子とシッタカの分のお弁当を作り、信子に渡す。

「で、俺はどうしたらいいわけ?」彰が聞く。「家にいればいいじゃん。テレビ見てればいいじゃん。」「お前がデートで、俺だけ家か。」

「だってお前が来ると、まとまるものもまとまらなくなるし。
絶対来んなよ、お前。」彰を残し、二人は出かけていく。

修二と信子はデートの練習をしながら待ち合わせ場所へと向う。その後をつける彰。手をつなぐ2人にジェラシー!

修二は信子よりも先に待ち合わせ場所に向かい、信子に「よう、小谷!」と声をかける。まり子も「今日はよろしくね!」と声をかけた。「今日は…楽しかったです。」信子の間違えを、「…と思えるような一日にしたいです。」と

修二は慌ててフォローした。まず、4人はショッピング。悪女ぶりを演出するまり子は、買い物三昧。

買ったものすべてを修二に持たせる。修二はまり子と手をつなぎ、後ろを歩く信子とシッタカにアピール。

信子は少しずつ手を伸ばし、シッタカの袖口を掴む。

二人を見張る彰、ショーック!手をつながれた時のまり子の表情!初めてなんでしょうか。

彰がゲームセンターで張っていると、なぜかそこへゴーヨク堂の店主が

カートに本を乗せ移動販売。「シトシトピッチャンシトピッチャン♪おぬし、素敵な昆虫図鑑はいかが?」「1億!?」彰はその本を手に、再び尾行開始!公園につくと、4人がお弁当を広げていた。

信子の弁当(修二が作ったもの)を広げ、可愛いと感激するシッタカ。まり子が持ってきたお弁当は焦げた玉子焼きのほか、見た目、どこか不味そう。「うそぉ!」思わず修二もそう叫ぶ。

「美味しそうでしょ?」とまり子。

「お前、いつもこんなの食べてんの?」とシッタカも驚く。

「そうだよ!今日、豪華!」「修二、お茶は?コンビニのじゃなくちゃ嫌だ。買ってきてよ。温かいやつじゃないと嫌よ。」わがままぶりを見せ付けるまり子。

「上原ってあんな性格なの?」シッタカがこっそり修二に聞く。

「う…うん。」お茶を買いに行く修二に、まり子はVサインを送った。

お茶を買って戻る途中、彰を発見する修二。

「奇遇なのぉ。」とごまかす彰に「絶対邪魔すんじゃねーぞ!」と修二は念を押す。

「あんなにくっついてる!」気が気じゃない彰。

「これで絶対成功確率、99.99999999%だ!」と修二。
邪魔するなよ、と彰に言い、修二は3人の元へ戻っていく

。修二とまり子は行くところがあると言い、信子とシッタカを二人きりにする。

信子の心細そうな様子に気付く修二。「修二ってさ、小谷さんのお父さんみたいだね。」

腕を組んで歩く二人の後姿を、信子は寂しそうに見つめていた。

修二たちが帰ったあとも、彰は信子を見守っていた。シッタカが飲み物を買いに行った隙に、「の…野ブタ。パワー、注入!」と信子。「ばっかだなぁ。お前は今、デートの、最中!」
彰は同じ振りで言ったあと、微笑む。駅のホーム。「大丈夫かな、あの二人。」まり

子が言う。「大丈夫だよ!だって、まり子の悪人ぶりすごかったし!」と修二。まり子は笑ったあと、
「今日は楽しかったです!」「…おぅ。」「心こもってなかったかな。」まり子が呟くのを修二は黙って聞いていた。シッタカと信子は水族館へ向った。

「可愛い…。」二人は楽しそうに見て回る。彰は相変わらず二人を尾行していた。

エスカレーターに並んだ二人。シッタカが信子と手をつなぐ。

「アキラ、ショーック!」後ろにいた明が呟く。

「映画のキャリーの最後がね、キングは気に入らなかったらしいんだよね。でも、その作品で彼は人気が出たっていうか。デバルマって結構怖いんだよ。最後見たら絶対びっくりする!」

シッタカの話を頷いて聞く信子。2人の側で絵を描いていた老人が突然倒れる。信子は駆け寄り、「大丈夫ですか?」と声をかける。「どうしよう。」シッタカを見る信子。シッタカは戸惑うばかり。

「おじいさん、大丈夫ですか?とりあえず、救急車!」信子の言葉に、シッタカが動けずにいると、「俺が呼ぶのよぉ。」彰が駆けつける

。信子は老人に呼びかけながら、嘔吐物を手で拭う。

「私のカバン、取って。」信子がシッタカに言う。

シッタカはカバンを渡す時、信子の手に触れ「汚ね!」と言い、飛びのける。悲しそうな信子の目…。「違う!違う、そうじゃなくて、そのおじさん触った手だから。」必死に弁解するシッタカ。

信子は悲しみでいっぱいの目でシッタカを見つめ、そして倒れた老人に視線を戻した。

救急車に乗り老人に付き添う彰と信子。

落ち込む信子の手を取り自分の頬に当て、「全然汚くないだっちゃ。」

そして信子の手を見つめ、
「ほら見て。とっても優しい手じゃないか。なぁおじいちゃん。」彰はそう言った。

その頃、水族館に残ったシッタカは座り込んだまま、自己嫌悪に陥っていた。

病院の待合室で待っている間、信子は彰に言う。

「一生懸命、やってくれたのに、ごめん。」「デートのことか?」信子が頷く。

「私のために、上原さんまで、がんばってくれたのに。」

「野ブタ。のせいじゃないじゃんか。」「でも、私がもっと、上手くやれれば。」
拳をぎゅっと握り締めて信子が言う。

「期待に、こたえたかった。上手くいって、み、みんなに、ありがとうって、言いたかった。」看護士が二人に、あの老人は酒の飲みすぎで倒れたが、もう大丈夫だと

伝えにくる。二人はほっとし、病院を後にする。

「空、きれいだね。」「うん。キャッチボール、したいような、空。したことないけど。」二人は抜けるような青空を見つめた。「私はいつも、二人にボールを投げてもらってばかりなんだよね。
でも、受けるのが精一杯。

だからいつかそのポールを投げ返したいと思ってる。二人のグローブに、ポンっと、届くように投げ返せたら、気持ちいだろうな。」修二は家に戻ると、母・伸子(深浦加奈子)の靴!

父・悟(宇梶剛士)が「出張から帰ったらバタン・キューよ。」と布団で横になる伸子を指差す。

寝言でオクラ!と叫ぶ母の為に買い物から戻った弟・浩二(中島裕翔)。

伸子が「ブロッコリ!」と叫んだため、また買い物に行かされる。

その日、しゃぶしゃぶの予定だったが「母さん起きないから無期限延期!」と悟が言う。自分の部屋でベッドに横になった彰は自分の手を見つめ、頬に触れ、信子の手を取り頬に当てたことを思い出す。
「手!俺、すげー大胆じゃん!どうしよう、どうしよう!野ブタ。!もう野ブタ。の顔見れねーよ!どうしよう!恥ずかしい!」と大パニック!「若者は一人、悶々としているわけだ。」平山は下で一人酒を飲みながらそう言った。

翌日、学校の屋上から大量のビラが撒かれる。『驚くべき小谷信子の男関係今度の餌食は2B植木君』信子がシッタカの腕をそっとつまむ写真が載せられていた。そのビラは、学校中に張り巡らされてあった。
「こういうの嫌いなのー。」1枚1枚剥がしていく彰。別の場所で信子も黙ってそれを剥がしていた。

=美術室=
「シッタカはさ、こんなビラが出回っても、お前と付き合いたいって言ってんだ。実際付き合っちゃえばさ、みんな、こんな噂すぐ忘れるし。だから、あいつと、仲直りしてさ。」修二が言う。「でもシッタカは、野ブタ。のこと、キッタネーって言ったんだぜ。」と彰。

「いやだから、それは、あいつも反省してんだ。反省してんの。だからさ、あいつのこと、許してやって、ほしいんだよね。まだ怒ってんの?」

「やっぱり、好きでもない、人と付き合うのは、よくないと、思う。」

「何言ってんの?だってそんなの、みんなやってることだしさ。人とこう、上手くやっていこうと思ったら、いろんな経験とか必要だし。だってお前、人気者になりたいんでしょ?
だって、人気者になりたくて、がんばってるんじゃないの?違う?」と修二。少しの間の後、信子は顔を上げて言う。「別に…。」

「別に!?だって、俺たちそのためにがんばってんじゃないの?違うの?
じゃあさ、人気者に、なりたくないの?」修二の顔を見つめ、信子が頷く。

「はぁ!?は?何それ。じゃ、俺一人でバカみたいじゃん。なぁ。意味わかんねーんだけど。お前、こんなビラが出回ってんだぞ。

お前なんてすぐ誰にも相手にされなくなるよ、ねぇ。」「それはお前はそのビラ信じてるってことか?」彰が言う。

「別に信じてるとか信じてねぇとかじゃなくて。そりゃ信じてねーけど、こんなのさ、あちこちベタベタ貼ってあるんだぞ。
みんながそういう風に思うのは時間の問題じゃんか。」

「ビラが出回って、野ブタ。の価値が下がるから、今のうちに叩き売れって、俺にはそういう風に聞こえるんけんど。野ブタ。は野ブタ。じゃん。

ビラ出回ったって、ここにいるのは俺らの知ってる野ブタ。だし、何も変わってないじゃんか。彰の言葉に修二は黙り込む。外からはあの変な鳴き声。修二はビラを投げつけ部屋を出て行く。修二は、教室の手前でクラスのみんなの会話に聞き入る。

「このビラ怖くねー?」「女子トイレにも貼ってあったよ。」「男子トイレにも。」「学校中だね。」シッタカは教室の隅でポツンと1人考え込んでいる。

「でもさ、小谷も小谷だけど、上原まり子も相当感じ悪いらしいよ。」

「料理とかも下手なんだって。」
「なんだ。自分で上手いって言ってるだけなんだー。」

「ねぇ上原先輩の噂聞いた?あの先輩自分でお弁当作ってないんだって!」

「マジで?詐欺じゃん!」噂がどんどん広まっていく。

修二はバスケ練習中のまり子を訪ねていく。

「昨日のデートのせいでさ、まり子にまで変な噂流れちゃってるからさ。」「ああ。いいんじゃない?別に。」「え…本当のことじゃないじゃん。」「本当のことは、修二が知っているからそれでいいの。」「え…でもさ。」

「だからいいんだって。誰か一人だけ、本当のこと知っててくれれば、それで充分!本当のことは修二が知っているからそれでいいの。」まり子を見つめる修二。

練習に戻ったまり子を、修二はしばらく見つめていた。
帰り道、修二が自転車を漕いでいると、また、あの鳴き声。キャサリン(夏木マリ)が木の上から回転ジャンプして着地する。「何してんすか!?」「アハハハハって鳴く鳥、捕まえたー!」手には鳥かご。中には九官鳥がいた。

「うわ!九官鳥!」「そう。どこかに飼われてたのが、逃げたんじゃないの?」けたたましい鳴き声を披露する九官鳥。「私の声に似てるとか言われてさ、いい迷惑だよー。」「鳥だったんだ…。」
「何なに?冷静沈着な桐谷修二も、噂ごときに惑わされたか!あ、こういうのにも、惑わされたりしてる?」手に持っていたビラを見せ、キャサリンが続ける。「桐谷、恐れるな。これはただの紙切れだ。どこにでもある、ただの紙切れ!アッハッハッハッハ!」

鳥と一緒に豪快に笑いながら、キャサリンはその場を後にした。自転車を走らせる修二。父親が空を見上げている姿に気づき声をかける。「何してるいの?」「母さんまた仕事行っちゃってさ。」「で、父さんは、何してるの?」

「母さん乗せた飛行機が、もうすぐここ通るからさ。」「こんなに会えないでさ、結婚した意味とかあるの?」「バカだなぁ。なかなか会えないから結婚したんじゃないか。結婚さえしてれば、年に何回かでも会えるだろ?」「マジ!?」

「マジマジ、大マジだよ。俺のカッコいいところとか、情けないところとか、くだらないところとか、全部知ってくれている人がさ、世の中のどこかにいると思うだけで、俺はいいの。それで充分なの。」
「ふーん。…あ、あれかな?」飛行機を見上げる二人。「あれあれ!のーーぶたーーーん!」「野ブタ。?」「昔そう呼んでたの。のーーぶたーーーん!」「やっぱり、好きでも、ない人と付き合うのは、よくないと思う。」修二は、信子の言葉を思い出し、また考えた。
「しゅーーじくん!」自転車を走らす修二を呼び止める彰。「なんだよ。何?」彰は修二を連れて、信子のあとを追う。「野ブタ。のあと、つけてんのよーん。」「何で!?」信子が犬と向き合い笑顔の練習。
「ここで、トラキチ相手に笑顔の練習するんだっちゃ。」彰が修二に言う。神社に向う信子。「で、ここで必ず頭を下げて、」彰が説明する。「買いもしないのに野菜眺めて、」と彰。「か、可愛いですね。」花屋の店員に話しかける信子。
「あんただって可愛いわよ。」店員が答える。「花屋のおばさんと話して。」と彰。暗くなった公園、信子はビラを契り鼻歌を歌いながら花を作る。
「俺たちさ、野ブタ。のこと何も知らないよね。ていうか、知ろうとも思ってなかったっしょ。野ブタ。の願い、知ってる?いつか人気者になって、お前に、ありがとう!って言うことなんだっちゃ。」

「野ブター!修二君が、お前に話があるってよ。」彰の言葉に信子は驚いて振り返る。

彰の言葉に、修二はビラをくしゃくしゃに丸め、信子に言う。

「俺やっぱさ、俺がお前を人気者にしたい。」くしゃくしゃに丸めたビラを信子に投げる修二。
それを受け止める信子。

信子は、修二が投げたビラを見つめ微笑んだ。修二と彰も、そんな信子の様子に微笑んだ。「そして、普通の女の子みたいに、くだらねー事で、おなかの皮がよじれるぐらい、涙流して笑うところを、見てみてーんだよ。」

信子が修二にビラを投げ返し、修二がまたそれを投げた。「ビラは言うとおり、ただの紙切れになった。デートは、予想外の展開を見せた。」蒼井かすみが信子の席にやってくる。「小谷さん。小谷さんが助けてくれたの、うちのおじいちゃんなんだ。」
「あ…そうなんだ…。」「ありがとう!おじいちゃんね、すごい喜んでたんだ。今度顔見せてあげて。絶対喜ぶから。ね!」「うん。」クラス中が驚いたように2人の会話を見つめる。

「野ブタ。に、友達が出来た。俺は今、訳もなく思っている。負けたくない。人の幸せを、素直に喜べねーやつにだけは、俺は、絶対に、負けたくない。」商店街を並んで歩く信子とかすみ。
「知らない?じゃあ、今度連れていってあげるね!」かすみの言葉に頷く信子。「小谷さんって、もんじゃ好き?」「うん。…好き。」

2人の背後でカラスが鳴き声を上げ飛んでいった。

以上、ドラマ「野ブタ。をプロデュース」5話のあらすじ、ネタバレの紹介でした!

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