野ブタ。をプロデュース 1話のあらすじ ネタバレ キャストは?初々しい堀北真希が可愛い

 

ドラマ「野ブタ。をプロデュース」1話のあらすじ、ネタバレ、キャストを紹介します!

[あらすじ]

着ぐるみに身を包むよう自分自身を演出し、人気者として君臨する2年B組・桐谷修二。

周囲をうまく盛り上げ、まさにクラスのリーダー。

そんな修二の唯一苦手な人物が、同じクラスの草野 彰。

彰は優柔不断でおっちょこちょい。でもって、ちょっとピントがずれている。その性格からクラスでも浮いた存在の生徒。そんな彰は、修二のことを「親友」と思い込み、修二になにかと絡んでくるから修二としてはおもしろくない。
どうしても、こいつの前では調子がくるってしまうのだ。

そんなある日、修二の通う隅田川高校に転校生がやってきた。

転校生の名は小谷信子。

外見に無頓着で自身を飾ることをしない暗い印象を持つ、修二とは正反対の少女だった。

信子の周囲に人を寄せ付けぬ態度や雰囲気が災いし、不良グループのリーダー、バンドーに睨まれてしまう。

そんな修二は、ひょんなことから虐められっ子、信子を人気者にする、プロデュースを引き受けるのだった。

やがて、それは、イジメへとエスカレート。クラスの雰囲気はだんだん、悪くなっていく。
それを見た修二は、「自分は関係ない」とたかをくくっていたが…。

[ネタバレ]

遠くに聳え立つビル街を見つめながら歯を磨く、桐谷修二(亀梨和也)。

ミラーで髪型を直し、自転車に跳び乗る。

工事現場の人間を振り切って走る。目指すは、川沿いに立つ柳の木。

工事現場で働く人が危ないから入ったらダメだと追いかけてくる。

「『いや、だから、柳の木にタッチしないと、俺は学校に行けないんです。  自分で、そう決めちゃったんです。』…と言ってみたところで、このオッサンたちにわかるワケもなく。」

柳の木に触れたあと、気合を入れ、修二は学校へと向かう。

「俺が思うに、この世の全ては、ゲームだ。
っていうか、みんな口には出さないけれど、そう思わないと、やってられないことばかりだ。毎日は、意味のないことの繰り返しだし、お前となんか、金輪際、関係ねーだろって突っ込みたくなるような、テレビで聞いた話しかしねーヤツとか、
いろんな意味で、ヤバそーなヤツとか。ガキが集まっているこんな中じゃ、マジになった方が負けだ。」友達にカラオケに行かないかと声をかけられる修二。

「お前らよく言うよ。俺が立て替えたカラオケ代まだ返してねーだろーが。」

「もち!…あ、やっべ。今日放課後さ、担任の横山に呼ばれてるんだった。いつもん所だろ?終わったらすぐ行くから。」

「100年待ってたって、俺は行かねーよ。うまく立ち回って、いいポジションを属持していれば、傷つくことなくゴールまで行ける。

さあて、今日もちょっとクールで、でも面倒見のいい桐谷修二君、前回フル稼働といきますか。とはいえ、完璧なこの俺にも…天敵はいる。」

着ぐるみに身を包むよう自分自身を演出し、人気者として君臨する2年B組・桐谷修二。

周囲をうまく盛り上げ、まさにクラスのリーダー。

そんな修二の唯一苦手な人物が、同じクラスの草野 彰(山下智久)。

彰は優柔不断でおっちょこちょい。でもって、ちょっとピントがずれている。

その性格からクラスでも浮いた存在の生徒。

そんな彰は、修二のことを「親友」と 思い込み、修二になにかと絡んでくるから修二としてはおもしろくない。

どうしても、こいつの前では調子がくるってしまうのだ。

ある日、いつものように柳の木に挨拶にいくと、柳が消えてなくなっていた。

「無い!!柳が無い!!俺の、唯一の癒しの場所だったのに。おい、魚ちゃん、何で無いんだよ。教えてくれよ!柳?どこ?いない?柳!?」
一人の少女がぬぼーっと立っていた。

「まさか…柳の精!?」「柳…探してるんなら、ないですよ。昼間…引っこ抜いてどこかに持っていきましたから。柳だから、首吊るには向かない木だったけど。わさわさ揺れてる姿なんか、この世の物ではないみたいで。」

修二は不気味な少女の前から急いで自転車を走らせる。

「柳が引っこ抜かれた日、あいつがやって来た。この世の全てを恨んでいるような、あの女と、この世の全ては自分の為にあると思い込んでいる、このバカのおかげで、この日まで平和だった俺の高校生活が、微妙にズレ始めていたのを、
俺は迂闊にもこの時、まだ気付いていなかった。

それはつまり、どういうことかというと…あ、このあとのことは、話したくないです。」

商店街の本屋・ゴーヨク堂には『美男美女意外は立ち読み禁止』『ケバイ女入店禁止』という張り紙がしてある。

お笑い研究会では、近藤と長谷川が結成した『ディスティニー』が、セバスチャンやバンドーがチャレンジしたが、店主(忌野清志郎)に追い返されたと面白おかしく話する。

その店で立ち読みをクリアしたのは今のところただ一人。

それは、学校のマドンナ的存在の2年A組・上原まり子(戸田恵梨香)。

そんなある日、修二の通う隅田川高校に転校生がやってきた。

職員室に偵察に行ったタニによると、矢田亜希子似だと言う。男子達は大騒ぎ。

担任の横山(岡田義徳)と一緒に転校生・小谷信子がやって来た。

俯いたままの少女。「矢田亜希子じゃないじゃん。」ざわめくクラス。

転校生を見た修二は驚く。あの柳の木のあった場所にいた少女だった。

自己紹介をと教師に言われ、名前も言わない信子。

将来の夢ややりたいことや入りたいクラブを聞かれても、俯いたまま「ないです。」と答えるだけ。

横山は、バンドーに自分の席に戻るよう言い、バンドーが座っていた席に座るよう信子に言う。

信子は席に付くと、机の上のゴミを払った。「ねぇちょっとアンタ!

今机、汚そうにはらったよね。私が座ってたのがそんなに汚いって言いたいわけ!?」

バンドーは信子の頭をはたき、自分の席へと戻っていった。

クラスの雰囲気の悪さに、横山はディステニーに持ちネタを披露するよう言う。

だがあまりにもつまらないギャグに、クラス中あきれ返る。

唯一、彰だけは大笑い。修二は二人に、暗くなるな、と気遣う。

暗い雰囲気の信子は、この机のこともあり、不良グループのリーダー、バンドーに睨まれてしまう。

授業中、クラスの女子たちは、信子の悪口を書いた手紙を回し始める。

『感じ悪い→キモい→臭い』
と、内容はだんだんエスカレートしていった。昼食時間。

まり子が弁当を二つ持って修二のクラスにやって来る。

二人は付き合っているらしい、とクラスのみんなが噂する。理科室でまり子の弁当を広げる修二。「うめぇ!」と感謝の言葉を並べたてる。
バンドーたち不良グループは一人で弁当を食べる信子の弁当箱をひっくり返す。

美咲が声をかけようとするが、「変に声かけると、ずっとうちらと一緒に弁当食べなきゃならなくなるよ。」と友達に言われ、声をかけるのをやめる。

信子は床に散らばったご飯を弁当箱に戻し、一人教室を出ていく。

まり子に約束の待ち合わせ時間を聞かれ、お葬式を理由に断る修二は黒いネクタイを見せた。

日にちを変えようと言うがわれ、返答に困っていると、そこに信子がやって来た。

生ゴミを捨てる場所を探していたのだ。

修二は焼却炉の場所を教えるといい、まり子を残して理科室を出ていく。
焼却炉のゴミ箱に弁当を捨てる信子。

「早く戻ったら?彼女待ってるよ。」「別にいいんだよ。つーか、彼女じゃないし。」修二はゴミ箱に黒いネクタイを捨てる。葬式というのは嘘で、そのネクタイは、約束をドタキャンするときに使えるんじゃないかと思い拾ったものだと言う。

「だったら…最初から約束なんてしなかったらいいじゃない。」

「それは…」「その通り!」屋根の上から二人に話しかけてきたのは佐田教頭(夏木マリ)だった。

「桐谷よ。その時さえ良ければいいなんていうのは、いつも通用するとは限らんぞ。」屋根の上から空中宙返りで着地し、
「正門だとぐるっと大回り。時間が勿体無くて。あんた、コイツがまっとうな人間になるように、教育してやってよね。」信子にそう言い歩いていった。

「からす天狗かと思った…。」信子が呟いた。

職員室では、学校の塀をよじ登る、若作りしたオバサンを目撃したと話が出ていた。

丁度そこへ、プリントを持ってきた修二。

「それは…」教頭に睨まれ、「みんなが言うには、…カラス天狗じゃないかって…。」放課後、修二が自転車置き場に行くと彰が声をかけてきた。

「助かったナリ。チャリの鍵失くしたっちゃ。乗ーっけて。」「無理。」と答えた時に、彰はもう後ろにに乗っていた。

「からす天狗の次は、子泣き爺ぃか!?」平山豆腐店の前で自転車を降りる彰。

「一杯寄ってく?」「何だよ、一杯って。」「マメチチです。」店主に断り、豆乳を注ぐ彰。

「マメチチって、豆乳のことか…。」と修二。

「何?これ豆乳って言うの?マメチチじゃないの?

おじさん、何で教えてくれなかったの?」

「いいんだよ、名前なんかどうだって。中身がちゃんとしてれば、いいんだって。」彰はこの豆腐店に下宿していたのだ。修二に実家は遠いのかと聞かれ、「実家はあのビルの一番上!」

「ふーん。え!!あの高層マンション!?おまえんち金持ちなの?」

「だっちゃ。」「おやじさん何やってんの?」

「父ちゃんは、右側のビルの、一番上の会社で、社長さんやってまーす。」

「社長さーん!?」「親父に言われたんだよねー。お前は会社を継ぐんだから、楽しむのも高校のときまでだ。だから、精一杯青春を謳歌しろ。
苦の無い時間を過ごせーって。」

モンブランかショートケーキか。どちらにしようか迷う彰。

「青春ってさ、イマイチよくわかんないんだよね。」

「俺が思うに、誰も、やったことのないようなことをしてみるとか、挫折するまで自分の能力を出し切ってみるとか、そういうことなんじゃないの?」

ケーキを決められない彰。「お前さ、どっちも選べないってことはさ、どっちも、欲しくないってことなんじゃないの?」修二はそう言い帰っていく。

「そうなの?…どっちも欲しくないね。そんな答えもあるんだ。目から鱗!」彰の瞳からコンタクトレンズが落ちた。

彰は社長のご子息でしたか!恵まれた環境で育ったんでしょう。

自転車で家へ向かう修二。部屋の窓から修二の姿を見つけた弟の浩二(中島裕翔)が駆け寄る。

「お兄ちゃん!お母さんが…」弟に急かされ家に着くと、父・悟(宇梶剛士)がテレビを指差す。

見ると、『ナイジェリア国境付近旅客機墜落 日本人乗客9人搭乗』とニュースが伝える。

「お母さん、乗ってたって…」搭乗者リストの中に、『キリタニノブコ』…母親の名前がある!

慌てて母親の携帯に電話する修二。だがつながらない。事故現場に落ちた携帯の着メロが鳴る…。
その時、家の電話が鳴る。

「身元確認の電話とか…」恐る恐る出てみると、伸子(深浦加奈子)本人からだった。

ナイジェリアの仕事先からで、飛行機事故のことすら知らないようだ。

「今日のご飯何?ギョウザ?餃子かぁ…」そう言っている間に電話は切れてしまった。

家族は伸子が無事だったことを泣きながら喜び、夕食の支度をする。

父がギョウザを焼く間、弟の給食袋の穴をヒヨコのアップリケで塞ぐ修二。弟の浩二が、「何でヒヨコ!?ワタナベと一緒なんだもん!」と文句を言う。

「ワタナベって女なんだろ?」そうしている間にギョウザが焼きあがる。

「しかしあれだな。今地球上のどこかで、悲しみにくれている家族もいるんだよな。」

父の言葉に修二も浩二も考える。翌朝、学校へ行く前に柳の木のあった場所を訪れ、じっと見つめる修二。学校へ行くと、バンドーのグループが信子の机に花を生けていた。

クラスの生徒はそれはまずいと思いながらも、何も言えない。「それちょっと趣味悪すぎ。ね。」「冗談じゃん。修二冗談好きじゃん。」「いや。こういうのは笑えないでしょ。てかほら、ベタじゃない?ベタでしょ。撤収、撤収、撤収!」「ちぇっ。ほんとツマンネー。」

「ほらバンドーちゃん。俺らが目指しているのはさ、シュールでドライな笑いだから。修二がバンドーの肩に手を置きそう言う。「わかった。はいはい、つまんねーの。」と言いながら、4人は花を片付ける。その4人、廊下で信子とすれ違い、「転校二日で死んじゃうなんて、可哀想ー!」と言葉をかけた。

返す言葉も無く黙って通り過ぎる信子。「しかと?何あのコ。ほんとムカツクし。」

バンドーが彼女の背中をにらみつけた。

信子が一人、非常階段で弁当を食べる姿を見かけた修二。

「マジであいつ、引っこ抜かれんだろうなー。ま、俺には関係ねーけど。」と呟き、まり子のところへ戻っていった。

彰は修二の姿を見つけると駆け寄り、「もらってくれろ。」彰が修二の掌に何かを置く。

「何だこれ?」「ウロコなるぴょーん。」「コンタクトだろ!」

「俺の目から出た鱗。お前の言葉で目が覚めた。お前の言うとおりなんだ。俺ね、実は、やりたいことも、欲しい物も、何もない人間なんだ。」

「みんなそうなんじゃないかな。」修二は鱗に「じゃーな。」と言ってから吹き飛ばす。

修二のあとをくっついて歩く彰。「ふざけんなよテメー。」女子トイレから大声が聞こえてくる。

二人が覗くと、バンドーたちが信子に詰め寄り、水を駆け出した。

憮然とした表情で見つめる彰。
4人は彰に気付き、その手を止める。

「みーんな仲良くやりなっしゃい。」彰がいつもの調子で言う。

「女子トイレ覗いてんじゃねーよ。」バンドーが彰にホースを向ける。「もっと来い!」と彰。「お前ら、セバスチャン来てるけどいいの?」

修二の言葉に、4人は慌てて教室へ戻っていった。

水浸しのまま座ったままの信子に手を差し伸べる修二。

3人は、屋上で制服を乾かした。「お前さ、もっと要領よく出来ないの?周りに合わせようとか思わないわけ?」と修二。「そうそう。ちょっと自分を変えるだけで、違うと思うよ。」と彰。

「何も変わることなんか出来ないと思う。」「そんなことねーだろ。」「無理。何も変えることなんか出来ない。…私だって変えようと思ったことはある。うちの母親は再婚で、新しいお父さんが来たんだけど、私はいつまでも馴染めなくて。でも、それじゃあダメだって思ったから、
思い切って、ものすごく思いきって私、呼んでみたの。」「お父さん。」

幼い信子が父親に声をかける。「あ、ごめん。お母さんとは結婚したけど、僕は、君のお父さんじゃないから。」

「恥ずかしかった。恥ずかしくて自分なんか消えればいいと思った。勇気を出したらなんとかなるとか、心開いたら分かり合えるとか、

私信じないの。だって、信じて心開いたって、ミジメな思いするだけ。もういいの。苛められるのにも慣れた。ずっとこうだったし、多分これからもそうだし。」

「慣れるワケねーだろ。なぁ。水かけられて、弁当投げつけられて、お前それでいいのかよ。最初から何も変わらないなんて勝手に決め付けてるんじゃねーよ。
とりあえずさ、生きなきゃなんねーんだから、俺達は。このちっぽけな学校の中でさ。」

ゴーヨク堂書店で『立ち読みをしたら許してやる』バンドー達に条件を出された信子。

修二はある案を思いついた。
=ゴーヨク堂書店=「あの、本下さい。」修二が店主に言う。

「本って、どの?」「あ、そうか。全部本ですもんね。じゃあ…こっから、ここら辺まで。」
本棚の一列を買い占める修二。

「あと、2、3日この棚に置いておいてもらうことって大丈夫ですか?」「いいけど。」「あとあのちょっと、調べごとがあるんで、ここに読みに来ても大丈夫ですか?」

「うん。いいよ。」「本当ですか!?あ、じゃあ、ちょっと待って下さい。」
修二が外で待っていた信子を店に連れてくる。「この子が、読みに来るんで、よろしくお願いします。」「うん、いいよ。」「じゃあお前、早く金払えよ。」修二が彰に言う。「俺が払うのー。」「協力するって言ったじゃんかよ。」

「わかったよ。これ使えますか?」彰は財布からゴールドカードを出す。

「いいよ。」お笑いコンビ、ディスティニーがみんなに報告する。

「ついに出ました新記録!」「立ち読みした時間が2時間10分、おったまげた~!」「あの上原まり子を抜いたのが、キモい転校生と噂されてた、

あの小谷信子!ショッキングー!」生徒達は、ゴーヨク堂のレベル下がったのではと再チャレンジしたセバスチャンの話で盛り上がる。

セバスチャンが立ち読みしようと本を広げると、店主は竹刀で阻止。『美男美女以外は立ち読み厳禁』の張り紙を差す。信子の噂は学校中に広まり、生徒達が信子を一目見ようと
クラスに押しかける。

まり子と信子の2ショット写真が学校新聞にも掲載された。

バンドーはそれを悔しそうに引き裂いた。「これで小谷は苛められなくなる。」と喜ぶ彰。「甘いよ。またすぐ苛められるって。

いいか、こんなに下にいたヤツがだぞ、そこそこの人気者になろうとしたら、普通に戻すぐらいじゃダメなんだよ。トップレベルまで持っていかないと、人の見る目は変えられないんだ。」と修二。

「じゃあさ、そのトップレベルまで、小谷を持っていけばいいんじゃなーい?」「そう簡単に言うんじゃねーよ。」

「まあ中身が伴わないんじゃダメかもしんねーけど。」

「中身なんてどうでもいいんだよ。みんなが美人だって言えば美人になるし、みんなが欲しいって思えば、値段も上がる。世の中にはそういう風に仕掛けるヤツもいるんだよ。」

「誰だよその仕掛けるやつって。」

「あそこにいるやつらじゃん?」屋上から見えるビル街を見つめる修二。「うちのお父ちゃん?」

「バーカ。一人じゃねーよ。みんなでもっと金使わせる方法はねーかって、知恵絞ってんだよ。たいしていい歌じゃないのにヒットさせたり、普通の女の子をアイドルにしてみたり、まずいラーメン屋さんに行列作ったさ。
まあいわゆる、プロデューサー、っていうやつ。」

「へ~。それ、やろうっちゃ。小谷を学校一の人気者にしちゃえばいいんじゃないの?」

「何のためにだよ?」「お前言ったじゃん。誰もやったことないことを、力の限りやれって。」

「言ったけどさ、」「俺達が、小谷をプロデュースするんだっちゃ!」

「俺達?」「俺達!」「つーかさ、お前どっちかっていうとプロデュースされる方だろ?」

「じゃあそれでもいい。お前して。ついでだから。」「何でそうなんだよ。「頼むよー、桐谷修二プロデューサー!」「…」「俺の青春、見えたナリーーー!!よろしく!」学校新聞のまり子と信子の2ショット写真を見つめ

「ひょっとしたら世の中変えれんのかな。こんな俺達でも…。」と呟く。

二人に屋上に呼ばれた信子。「嫌です!!」「なーんで!?」「嘘つくの、嫌だから。 今度のことだって、私本当は美人じゃないのに。」

「でももうそういうことになってるんだっちゃ。いいじゃん別に。大事なのは既成事実なんだし。」

「私、みんなに本当のこと言います。」

「小谷!お前今がチャンスなんじゃねーのかよ。おまえ自身が変わろうって気出さないとさ、一生苛められんぞ。マジで根こそぎ引っこ抜かれんぞ。あの柳みたいにさ。お前それでいいのかよ?」「だから言ったじゃない。何も変わらないの。この世はどこまでいっても同じ世界が続いているだけ。
私が住んじゃいけない世界が、ずっと続いているだけ。」

「じゃあ作ればいいじゃん。お前が住める世界をさ、俺が作ってやるよ。」「そうだっちゃ。作ってもらっちゃえよ。」
「…いりません。」信子はそう言い立ち去った。

「あーあ。『小谷、俺が作ってやるよ』って、やる気満々じゃん。」「俺がその気でも、あいつがあれじゃ、無理だろう。」「どよーん。」「お前の青春、もろくも崩れ去ったナリ。バーン!」

指でピストルを作り打つマネをし、修二も屋上を後にした。

「…ドヨ~ン。」修二が廊下を歩いていると、佐田教頭に棚の上の荷物を取ってくれと頼まれる。

荷物が崩れ落ち、佐田はそこから猿の手を見つける。

「何ですか?猿の手って。」

「知らないの?3つの願い事が叶うのよ。あー、ラッキー!もう一本みっけ。あんたに上げる。
願い事はね、声に出して言わなきゃダメよー。」放課後。

「願わくば、俺の柳の木が、別の場所で元気に暮らしていますように。」猿の手に願掛けしていると、彰がやってきた。「これやるよ。」「ゲロゲロ。何これ?」「猿の手。なんか願い事が3回叶うらしいよ。今俺1回頼んだから、あと2回行こうだ。」

「願い事ねー。何願えばいいんだろね。お姉ちゃんいっぱい呼んで、抱きついて、ウハウハーなんて言っちゃったりして。」これ、カウントされちゃうんじゃ!?(笑)バンドーたちの信子へのイジメは悪化していた。「立ち読み出来たからって調子こいてんじゃねーよ!」下駄箱に追いつめられる信子。

『おまえ自身が変わろうとしないと、一生苛められんぞ。マジで根こそぎ、引っこ抜かれんぞ。』修二の言葉を思い出す。

そして、カバンを振り回し応戦。信子は必死に逃げ出す。修二はヨシダから、バンドーたちが信子相手に派手にやっていると聞かされる。

無関心を装う修二。教室から離れると、信子を探しに走り出す。

校庭で4人に捕まる信子。砂場に倒された信子は砂をかけ、校外へと逃げ出す。

「助けて…」心の中で叫ぶ信子。「この世はどこまで行っても、同じ世界が続いているだけ。私が住んじゃいけない世界が、ずっと、続いているだけ。」

信子は、ゴードク堂書店に逃げ込む。店の中まで追って来た4人を店主は阻止。

バンドーの首根っこを掴み放り出す。

「何すんだよ!」店主は黙って竹刀で今日の張り紙を差す。『いけてない女は滅亡しろ!』砂場に落ちていた制服のネクタイ。修二はそれを拾い上げ、歩き出す。ポケットに手を入れると、浩二の袋に付けたアップリケが入っていた。

=ゴーヨク堂書店=店主は信子をイスに座らせ、コーヒーを差し出す。「全然違う世界に来たみたい…」辺りを見渡し、信子が言う。「私が作った世界。」店主が信子を見つめて言う。コーヒーを飲んだ時、天井に貼られた紙に気付く信子。

『優しくなければ生きる資格はない』『タフでなければ生きてゆけない』たくさんの言葉が貼ってあった。帰り道、信子は佐田教頭が猿の手に願掛けしているところを目撃。「校長の頭の毛が、日に日に薄くなって、3年後には、どうか、どうか…ずるっぱげになりますように…」佐田が信子に気付く。

「あ、見た?あげる。私もう気が済んだから。あと2回は願い事が叶うはずだから。」

佐田が投げた猿の手をキャッチした信子。「校長先生が、嫌いなんですか?」

「もう大っ嫌い!でも仕事だから会わないわけにはいかないしね。困ったもんよ。願い事は、声に出して言わなきゃダメよ。」

「私は、毛が抜けるぐらいじゃ、許せません。もっと、酷い目にあわせたいんですけど。」

「人はね、何を思っても自由。私なんか、頭の中で何人殺したことか。頭は便利だよ。 本当に行動しなくても、思っただけでそれで切り替えて、次にいけるからね。さーてと!これ、ものすごーく効くから、願い事は慎重にね。」

佐田はそう言い帰っていった。あの柳の木があった場所で、信子は猿の手に願掛けする。「バンドーなんか…バンドーなんか、この世から消えてしまえ!」自転車をこいでいた修二は通り過ぎる船にあの柳の木が載せられていることに気付く。「やっぱあの柳だ!これはつまり、俺の願い事が叶ったってことか!?」

修二は柳があった場所にいる信子を見つけ、自転車を走らせる。

「小谷、乗れ!」「何…」「ここで抜かれた木、まだ生きてるんだよ!別の場所に植えられるんだよ。早く、早く乗れ!」信子を自転車の後ろに乗せて船を追う修二。「ほんとだ…」二人は柳の木を見送るように、自転車を走らせた。

「柳も、まさか自分が海の上を行くなんて、思ってなかっただろうね。」

「生きてみなきゃ、何が起こるかわかんないもんなー。」「あるんだ。新しく生きていける場所って。」「ああ。」「私…大きな木になれるかな?」「うん。」「誰にも引っこ抜かれない、大きな木になれるかな。」

「なるしかねーだろ。」修二は信子に制服のネクタイを渡す。

破れたところに、ブタのアップリケが付いていた。

「そこ、破れてたから…」ブタのアップリケを見つめ涙をこぼす信子。夜道を一人歩く信子。ブタのアップリケを見つめたあと、そして猿の手を取り出す。「バンドーがこの世から消えろというのを取り消して下さい。

私は、バンドーがいる世界で生きていきます。」そう願を賭け、猿の手を捨てた。下宿先の豆腐屋に戻った彰は、「世界よ平和になりんしゃい!」と願を賭けた。

豆腐屋の店主・平山も願掛けを進められ、「先ほどの世界平和の件ですが、キャンセルして下さい。」と願掛けする。

「お前の言うとおり本当に願い事が叶ったかも。
でもって、3秒だけ地球上はものすごく平和だったのかも。」

「信じてねー。」彰が笑い出す。ビル街を見つめながら歯を磨く修二。

「成り行きっていうのは、本当に怖いもので…。いつの間にか、俺が信子をプロデュースするということが決まってしまう。」
学校の屋上で作戦を練る修二、彰、信子。

「いつまでもさ、信子っていうのも、芸名とか、ニックネーム付けた方が、いいんじゃないの?」「信子…ノブタ…ノブタじゃあれか、」「私ノブタ、いいと思う!」ネクタイの裏のブタのアップリケを見せる。

「時々、俺、なんでこいつらとこんな大声出しているんだろうと猛烈に反省したりする。でもこれもまた、ゲームなんだ。楽しまなきゃ損だ。しかし、この時の俺には、まるでわかってなかった。この先、俺達は、途方も無く暗くて深い、人の悪意というものと、戦わなければいけないということに。」
信子の机には、『死ね』という文字が彫られていた。

 

[キャスト]

亀梨和也 役:桐谷 修二(きりたに しゅうじ)

本作の主人公。2年B組の生徒。
誕生日は11月1日。表向きは明るく面倒見が良くて誰からも好かれるが、実は何事もゲーム感覚の冷めた性格で、自分のポジションを得るために人気者のキャラクターを演じており、常に打算的な言動で自身のイメージ作りに腐心している。
彰と信子との出会いによって、今まで着けていた「仮面」を外し、自分に正直に生きていく。正直な気持ちを告げるが故にフッてしまった、まり子のために教室で「海岸」を作り、最後の想い出づくりをするなど、本当は人に優しい少年。
最終話で転校する。物語は修二の目線で語られていく。

山下智久 役:草野 彰(くさの あきら)

本作の準主人公。2年B組の生徒。修二の親友と称し、修二にまとわりつく。おおらかだが、優柔不断でおっちょこちょい。
喧嘩が強い。口癖は「~だっちゃ」「コン!」。正義感が強く自分なりのルールを持っており、思ったこと感じたことがそのまま発言や行動に出る性格で、いつも周囲との兼ね合いを気にする修二とは対照的。
一方、クラスでも一人浮いた存在で、父親が会社社長という恵まれた環境で育ったが故に「やりたいことがない、今まで楽しいと思ったことがない」と述べる。
そこで修二を強引に誘って信子のプロデュースを開始。父親の旧友である平山の家(豆腐屋)に居候しており、そこを修二や信子とともに溜まり場として、飲み物としていつも二人に豆乳(彰はマメチチと呼ぶ)を振舞う。
物語の中盤から、信子に恋心をいだくようになる。最終話で修二と同じ学校に修二が来る前日に転校してくる。また、彼は原作には登場しない、テレビドラマ版のオリジナルキャラクターである。

堀北真希 役:小谷 信子(こたに のぶこ)

本作のヒロイン。2年B組の生徒。転校生で地味な冴えない少女。

破れたネクタイを修二がブタのワッペンで修繕したことから野ブタと呼ばれる。

暗い性格でいじめの対象となるが、それは継父との不仲にも起因する。

家は狭いマンションで経済的にも恵まれていない。無口で笑顔がなく、自分を魅力的に見せる事をしないが、修二や彰とのかかわりの中で徐々に心を開いていく。
話が進むにつれ、不器用だがひたむきな性格や、他人を思いやる優しさや、前向きで逞しい面を見せるようになり、最初はゲーム感覚だった修二のプロデュースに対する姿勢や表面的な付き合いしかできない修二の性格にも影響を与えていく。

戸田恵梨香 役:上原 まり子(うえはら まりこ)

本作の準ヒロイン。2年A組の生徒。女子バスケットボール部のキャプテンで、学校のマドンナ的存在。常に周囲の人に優しく誠実に接する。人の噂や意見に一喜一憂することがない、芯の強い性格。
修二とは誰もが羨む美男美女のカップルだが、本心を見せない修二に対して不安を抱いている。付き合わなくなった後も修二に弁当を作ってあげるなど気遣っていた。
また、蒼井の真の姿を知り、打ちのめされた信子を慰め、友達になる。

岡田義徳 役:横山 武士(よこやま)

修二、彰、信子たちの担任(国語教師)。「えー」と言いながらズボンのベルトを上げるのが癖。過去には詩集を自主制作していたが、自身の生活を考えて教師になった。
頼りなげな小心者だが、生徒を温かく見守っており「教師の仕事は好き」らしい。酔った勢いで校長に辞表を提出したことがあり(おまけに校長を殴っている)、生徒らの署名により辞任は免れた。

木村祐一 役:早乙女先生(さおとめせんせい)

体育教師。いつも竹刀を持つ強面。通称セバスチャン。
不良だった時期にも自分を見捨てなかった母を大切にしている。

柊瑠美 役:蒼井 かすみ(あおい かすみ)

信子の初めての友達。クラスでは目立たない、世話好きな普通の女の子だが、実は信子のビデオテープを再生不能にしたり、お化け屋敷を破壊する等の嫌がらせを行っていた。
信子が水族館で助けた老人は自分の祖父だと嘘をつき、信子に近づくが、それは信子をさらに追い詰め、修二と彰を追い落とす腹つもりでプロデュースに加わる。
しかし後にまり子に正体がばれてしまい、信子に本性を見せる。

一時信子を登校拒否にしてしまうが、信子が復帰し、逆に自分が追い詰められる事になる。

若葉竜也 役:植木 誠(うえき まこと)

色々と知ったかぶりをするので「シッタカ」と呼ばれる。信子に恋心を抱いていることに気づいた修二は、2人をデートさせてプロデュースしようとするが、
デート中に助けた老人の吐いた物が付着した信子の手を拒否してしまい、そのことを信子に嫌悪されてしまう。

山根和馬 役:遠藤 文太(えんどう ぶんた)

クラスの硬派不良軍団3人のリーダー的存在。坊主頭とピアスが特徴で、難しい顔をしながら両手を組んでいる事が多い。修二たちが「野ブタ。キーホルダー」を製作・販売する際に、「願いが叶う」というウワサを広めるため、ちえとくっつけた。
それ以降はちえと付き合っているらしく、昼休みに一緒に弁当を食べている。実はアクロバットが得意。

大東駿介 役:谷口 健太(たにぐち けんた)

通称「タニ」。吉田や修二と同じグループにいる。強気な性格で意思表示がはっきりしている。
他校の高校生3人組に絡まれ暴行を受け、ケガをした所を修二が目撃したが、クラスメートと気づかず助けなかった事で谷口は修二を責め、修二はクラスで孤立するようになった。
その後修二が不登校になった信子を学校に登校させるため、クラスメートのメッセージをビデオに撮って届けたいと提案した時は即座に受け入れた。これもあって信子はまた登校するようになった。
修二のこの行動が見直されたのか、その後修二はタニらグループの面々と和解した。

忌野清志郎 役:ゴーヨク堂店主・デルフィーヌ

隅田高校の近くの書店の主人(隅高OB)。本屋での立ち読みを禁止しており坂東たちが立ち読みした際は力づくで追い返した。しかし信子の時は修二からお願いされると了承した。
自分で本も執筆・出版しているらしい。台車を押して行商しており、神出鬼没。去り際には含蓄の深い一言を残す。

高橋克実 役:平山 一平(ひらやま いっぺい)

彰の下宿先の豆腐屋の主人。庄一の旧友。気さくな楽天家であり、彰の良い指南役である。
修二達の呼び名はおいちゃん。

以上、ドラマ「野ブタ。をプロデュース」1話のあらすじ、ネタバレ、キャストの紹介でした!

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