古畑任三郎 第1シーズン 第8話 殺人特急 あらすじ・ネタバレ

 

ドラマ「古畑任三郎」第8話のあらすじ・ネタバレを紹介します!

第8話「殺人特急」

[あらすじ・ネタバレ]

“車内で、リクライニングシートを倒す時は必ず一言後ろの人に声をかけてください。そういった小さな思いやりが旅を楽しい物にしてくれます。そう、やっぱり旅は楽しく
なくちゃいけません、旅は…”

特急列車の中、天真楼病院の外科部長・中川淳一(鹿賀丈史)は、不倫の現場を興信所の所長・宍戸隆(河原さぶ)に押さえられたため、妻に不倫の証拠写真が渡る前に宍戸の殺害と写真の奪取を
目論む。

中川は、列車内で宍戸に睡眠薬を飲ませ、眠った宍戸の踵に毒薬を注射して殺害、証拠写真のフィルムを奪った。だが、その途中で後部座席のやくざ風の男(大河内浩)に
顔を見られてしまう。

列車が揺れ宍戸の身体が倒れこんだことで亡くなっていることが判明。隣の車両に居た古畑(田村正和)が事件と嗅ぎつけ早速調査に乗り出す。車掌は医者を探すが、誰も
名乗り出ない。

しかし、古畑が中川を医者だから連れてきてと中川を連れてこさせる。

中川はなぜ自分が医者だとわかったのか聞くが、古畑は答えない。中川の見立てだと恐らく心臓発作で亡くなった
のだというが、古畑は残された持ち物の結果から、心臓発作に見せかけて殺されたのかもしれないと言う。

中川はそれも可能だと言い、足のくるぶしあたりに注射が打たれたあとを発見する。
これにより心臓発作ではなく、誰かが注射を打って殺害したことが判明した。早速、古畑は警察に連絡、次の駅に鑑識を待機させるように車掌に指示する。

古畑はその足で現場となった座席を
見に行く。場所は8号車両の1-D。実際に宍戸が座っていた場所に座ると、隣の席に白い毛糸のようなものを発見する。それをハンカチにくるんで懐にいれると今度はその隣の席に座る古畑。

リクライニングシートを倒すと後ろに座っているやくざ風の男が舌打ちする。

自分が警察ということを名乗り、ここに誰か座ってなかったか聞くが、有力な情報は得られず、現場を離れる古畑。
一方、中川はどこかに向かっているようだ。

古畑は宍戸が置かれている場所へ戻り、宍戸の手の臭いをかぐ。何かわかったのかすぐにその場を離れる古畑。この間、中川は宍戸の所持品を処分していた。

古畑は今泉(西村まさ彦)が乗っている11号車に行き、「事件だ」と今泉を連れ出す。

7号車に移動した中川の横を通り過ぎる古畑。

中川が呼び止めて横に座る古畑。中川はこの事件、難しいほう
なんですかねと訊ねると、古畑は中の下の上くらいだと答える。

中川はなぜ自分が医者だとわかったのかが、気になり古畑を呼び止めたのだった。古畑は専門は外科ですねと続ける。
なぜわかったのかというのは、中川が食べた酢豚弁当の空箱の独特な結び方だった。

その結び方が外科で一番初めに習う「男結び」というもので古畑の親戚が外科医をやっててそれで知って
いたのだという。なので中川が医者で外科医だとわかったのだという。

古畑はなぜ車掌が医者を探していた時に名乗り出なかったのかと聞くと、小心者だからと答える中川。そこに今泉が古畑を
呼びに来る。今泉は全乗車客に犯人の顔を見た人がいないかあたっており、その中で1人の女性が犯人を見ていたことが分かったという。

古畑はもう犯人の目星はついているという。古畑はその人物を
連れてビュッフェに行くから今泉にその女性を連れてくるように指示。

古畑はコーヒーでもいかがですか?と中川を誘い出す。

話をはぐらかすように最近胃が重いという古畑。

その症状は
十二指腸潰炎だといってバスターという薬を渡す中川。

中川は犯人は前の駅で新幹線が止まったときに素早く注射を打って逃げたのでは?と話す。

しかし、古畑は抵抗されるからそんな短い時間では
無理だという。

恐らく犯人は宍戸を眠らせ、寝ているときに注射を打った…だから犯人はまだこの車内にいるという。

しかも、並んでだれかと座っていた、さらに、みかんを食べていた、そう言って
先ほど拾った白い毛糸のようなものを見せる古畑。

それは毛糸ではなくみかんの繊維だった。宍戸の手はみかん臭くなかった。なので横に座っていた人間が怪しいという古畑。

古畑はおもむろに
中川の手の臭いをかぎ食べましたね?と聞く。

すると、中川は「かなわないな~殺したのは私です。」と笑いながら答える。

次の駅に着くまで1時間。その間に事件は解決するでしょうと余裕の古畑。
そこに今泉が犯人を見たという女性を連れてくる。

2人に見えない位置で確認させると「間違いない、あの男です!」と声を大にして言ってしまう。その声に中川が気づく。開き直った女性は
ずかずかと中川の前に行き、「絶対そうです。この男です」と言う。

古畑は最後の詰めのように隣に座ってたということはお知り合いだったんですか?と詰める。

中川は少しムッとして女性に「誰だ!」と
怒鳴る。するとその女性から衝撃的な言葉が…。

「違います。私が見たのはこの人です。」と古畑を指さす。中川に対しては全く見覚えがないという女性。これにより古畑が中川を疑っていたことが
バレてしまった…。ムッとした表情で立ち去っていく中川であった…。

”ま、こういうこともあります。しかしですね。私はですね。中川先生が殺したってことに関してはかなり自身があるんですよ。そもそもこの事件は医学的な知識がないと出来ない犯罪です。くるぶしの横に製脈があるなんて普通の人知りませんからね。

そうだ、覚えておいた方がいいですよ。全国の完全犯罪を企んでる皆さん、ね。えー、実はですね。これからひとつ実験をやってみようかと思います。んー、中川先生がうまく乗ってるかどうか分かりませんけども事件の再現をしてみようと。

ひょっとするとですね、犯人しか知らないことまで、つい再現してしまう可能性が。そうなったら、こっちの思うつぼです。まあ、そう簡単にしっぽを出すとは思えませんけども。とにかく皆さん、よーく注意して見ててください」

店員「(コーヒー)お下げしてよろしいですか?」「まだ残ってるでしょ」店員「あ、失礼しました」「(飲み干して)えー、と。古畑任三郎でした」”

 

古畑と今泉は中川に対し容疑者扱いしたことを謝罪していた。

中川は宍戸も知らないし、現場にも行ってないと主張。古畑は実験をするのでそれに協力してほしいと言い、それは医学に詳しい人でないとできないのだという。

内容は、前の駅に停車していた時間は実は3分だった…その3分で注射が打って逃げるのは可能だということを再現してほしいというものだった。これが証明されれば、自分は疑われなくなる…そう思った中川は実験に協力することに。

新幹線に乗り込むところから3分、席に座る古畑と中川。世間話をしながら中川はあることに気が付いた様子。そして、クロロホルムをかがせ注射を打つ演技をし出ていくまでの時間は2分40秒だった。実験は大成功だったという古畑。

事件はさらに難しくなったのではと中川。

しかし、逆に絞りやすくなったと言い、しかも犯人は先生だと言う古畑。実験の目的はタイムではなかった…犯人しか知らないことを中川はやってしまったのだという。

その知らないこととは
リクライニングシートを倒さないことだった。後ろにやくざ風の男が舌打ちをしたから倒さなかったというが、後ろに座っていたのはおばあちゃんだった。

この実験がきっかけになりついに中川は犯行を自供したのだった…

以上、ドラマ「古畑任三郎」第8話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!

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