古畑任三郎 第1シリーズ 第7話 殺人リハーサル あらすじ・ネタバレ

ドラマ「古畑任三郎」第7話のあらすじ・ネタバレを紹介します!

第7話「殺人リハーサル」

[あらすじ・ネタバレ]

“月…。月と地球は約38万キロメートル離れています。そして月は一年に約3センチメートルずつ遠ざかっています。つまり、今日の月は昨日の月よりほんのわずか遠くにあるわけです。
月は…”

時代劇俳優・大宮十四郎(小林稔侍)は、オーナー・城田春彦(長谷川初範)の撮影所閉鎖計画に反対していた。大宮は、殺陣のリハーサルを利用して、小道具の刀と真剣の取り違えに
よる事故に見せかけて城田を斬殺する。

事故として記者会見が行われる中、これが計画的な殺人と看破した古畑は大宮を追求するが、小道具係の山本(梅津栄)が「自分が刀をすりかえた」
と自白してしまう。古畑は舞台上の上からぶら下がっている小道具の月がずっと気になっていた。

スタッフに聞くも詳細は不明。しかし、大宮と映っている写真には確かに月が下がって
映っている。そこでスタッフが別の月を運んでいるのを見かける。

聞くと、今朝ボヤがあって慌てて月を交換したのだという。今吊ってある月は倉庫の奥から持ってきたものらしい。
それを聞いて古畑は何か閃くのだった…。

”私の勘が正しければ事件はこれで解決です。えー、大宮十四郎は明らかに殺意を持っていました。これは事故ではありません。れっきとした殺人です。彼の殺意を証明する手掛かりは
(月の写真を見せながら)お分かりですね?古畑任三郎でした。”

場所が変わって大宮はなぜ罪を被ろうとするんだ、と山本と話していた。「あの刑事は先生疑ってんですよ」「なに余計な事心配してるんだ。私はやましいことなんかこれっぽっちもないんだぞ。うん」
「先生、私には分かってんです。先生が私たちのために……いいんですよ…小道具係は私1人じゃない。だけど、大宮十四郎は先生、あんた1人だけなんだ!」「ばかやろう!」「私があんたに罪を
押し付けて黙っていられると思うか?」「私のこと忘れてくださいよ」「シュウさん…」「私は平気ですから!」「気持ちだけで充分だよ」と、そこに警察が大宮を呼びに来る。「古畑さんがお話が…」
稽古場に到着すると舞台セットの上には古畑が待っていた。「お待ちしてました。さ、どうぞ」大宮は古畑に近づいていく。「いやぁしかし、映画のセットっていうのは面白いものですね。これ全部
みんな本物のように見えても実は全部作り物なんですからね。

この岩もこのお地蔵さんもこの土手も。これがスクリーンで見るとみんな本物に見えるんですから不思議なものです」

「古畑さん…もう
いいですよ、シャッポを脱ぎます。しちめんどくさい話はやめましょう。私が殺したのは確かだ。お縄をちょうだいすると言ってるんだから、早いところ逮捕しましょう」大宮はそういって両手を差し出すが
「まぁそう先走らずに」古畑が証明したいのは大宮の殺意であった。

大宮もそれに気づいてか「うだうだするのは私の性に合いません」という始末。

「逮捕はします。ただし、過失致死と計画殺人じゃ
大きな違いがあるんでそこんところ慎重にいかないと…で、これは…計画的な殺人です」古畑は立ち上がり月が吊ってある場所へ移動する。「ヒントはあれです」と月の小道具を指さす。

「月を飛ばしたのは先生ですね?」「なんのことでしょう?」としらばっくれる大宮。

「知らないっておっしゃってましたけどそんなはずは…えー先生が映ってます」と言って大宮が映っている写真を
見せる古畑。

「ファンの方が撮ったんでしょうか?そこに落ちてました。セットが組み上がったのが今夜ですから、当然これは今夜の先生です」そこにはちゃんと月が大宮共に映っていた。

「スタッフが集合した時にはもう月はありませんでした。

先生が上に上げたんです。皆が来る前に…。

なぜ、上げたか?…こちらへ来てください」古畑は稽古場隅のフィルム映像が見れるところへ大宮を
案内する。

「えー、覚えてらっしゃいますか?先生の出世作です。昭和38年創作『忠治 故郷へ帰る』」ある画像のところで突然、古畑はストップをかける。

「クライマックスシーンです。赤城の山で
忠治が子分たちと別れる場面です。」フィルムに近づき月を指さす古畑。「どこか見覚えのある月です」古畑は照明を回し舞台上の月を照らす。

つまり同じ月だという。書き割りの裏にも忠治で使用と
書いてあるので間違いないという。しかし、一度使った書き割りは捨てるが、思い出の品なので大道具さんに言って取っておいてもらったのでは?という古畑。「あー、つまりこういうことです。あの月は
他人にとってはただの古い書き割りにすぎません。しかし、あなたにとっては極めて大事な思い出の書き割りだった。だから…返り血で汚されるのが忍びなかった…だから上へ飛ばしたんです。

スタッフが
来る前に」一点を見つめ黙る大宮。「要点はお分かりですか?あなたは知ってたんですよ。刀が本身であることを…最初から殺すつもりだったんです。

これは…立派な殺意の証明です…まだ、事故だと
言い張りますか?」大宮はやっと重い口を開く。「もういい」こうして犯行を認めた大宮は警察に連行されていくのだった。

以上、ドラマ「古畑任三郎」第7話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!

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