コウノドリ 2話 あらすじ ネタバレ 母親か赤ちゃんか 命の選択・・・。

ドラマ「コウノドリ(シーズン1)」第2話のあらすじ・ネタバレまとめました!

【コウノドリ 第2話あらすじ・ネタバレ】

救命救命医、加瀬(平山祐介)が駆け込んでくる。
ある会社の営業部に勤める永井浩之(小栗旬)は仕事中、妻からの電話を取る。

外出していた妻・晴美は交差点付近で夫の浩之と少しの会話を交わした後、電話を切った。

電話を切ったのと同じくらいに、轟音を響かせた赤い自家用車が猛スピードで晴美のすぐ後ろの通りを過ぎて行った。

しかしその赤い暴走車は対向車の大型トラックと勢いよく正面衝突し、そのままの勢いで晴美の方へ跳ね返ってきた。

晴美が振り返ると目の前に飛び込んできたのは、まるでおもちゃのように、嘘のように、くるくると回転しながら空に舞う車だった。

反射的にお腹を庇い、しゃがみこむ。

道路に散乱する晴美のバッグとその中身。瞬く間に血が広がっていく。

その中には母子手帳が。産科医のカンファレンス中。

管理入院の村川(虻川美穂子)についてを説明している産科医の鴻鳥サクラ(綾野剛)。

胎盤が子宮口を覆っているので、37週あたりに帝王切開を予定していくと話している。

前回もカイザーだったため一部胎盤との癒着の疑いが、と口を開くのは小児科部長でNICUセンター長の今橋(大森南朋)。

本人の希望で子宮は残したい、と説明するサクラ。

取っちゃえよ、と産科医の四宮春樹(星野源)がバッサリと吐き捨てる。

「胎盤はがす時に大出血したらどうすんだ。そんな面倒な子宮取っちゃえよ。二人生んでるんならも

ういいんじゃないのか。」

凍り付く空気。「母体を危険にさらしてまで子宮を残す意味あるのか。」

サクラは言う。

「冷静であることと、患者の気持ちに冷淡であることは違うよ。」

「はぁ?なに言ってんだ」
ピリピリとしたムードになるカンファレンス室。

そこへ救命の加瀬が駆け込んで来た。「急性頭部外傷の患者が運ばれてくる。患者は妊婦だ。」それを受けて走り出すサクラと新米・産科医の下屋加江(松岡茉優)。

患者は36週の女性。

急いで診察に当たるサクラたち。

重体の割に胎児も腹部も異常はなし。残るは救命チームに託された。

会社で知らない番号からの電話を取る永井浩之。ペルソナ総合医療センターからだった。集中治療室。患者を眺め、話す加瀬とサクラ。

「血腫は取った。やるだけの事はやった。ただ脳の腫れがひどい。意識を取り戻す可能性はほとんどないな、正直のところ」落ち込む加瀬に、サクラは言い放つ。

分娩に持ち込めないか、と。「赤ちゃんが元気なうちにカイザーで。」
え?と下屋。

「そんなことしたら脳の腫れがひどくなって、脳ヘルニアを起こして心停止になる!」

声を上げる加瀬。「でもたった今、患者の容態が急変することも…。母体の安全が最優先なのもわかっています。

でも僕は産科医です、赤ちゃんの命だって最優先です!」

「救命救急ってのは、生きるか死ぬかの瀬戸際にいる患者を救うのが最優先なんだよ!他のことはみんな、命が助かってからの話だろうがよ!患者は死なせねぇ!助かる可能性が1%でもあるうちは俺は絶対諦めねぇ!!」

加瀬が叫ぶ。その時、夫の永井浩之が到着した。

加瀬の説明が始まる。左側頭部に急性の硬膜下血腫が。脳座礁も合併。

広範囲で腫れが酷く。再出血した場合は脳死、または死に直結…。

まったく聞き慣れない、訳の分からない言葉たちが次々に通り過ぎて行き、呆然としている永井。

担当を代わり、永井の前で腹部エコーをして赤ちゃんの無事を伝えるサクラ。

「奥さんと赤ちゃん、どちらを優先しますか」

唐突にサクラは言う。

「は?」どういう事ですか、と永井。

「決めて貰いたいんです。いざという時どちらかを選ぶか。決められるのはお腹の子の父親である永井さんだけです。」「あんた医者だろ、どっちも助けろよ!」

震える永井の声が響く。

永井さんのお産、鴻鳥先生にもきっつい話だね、と助産師の小松(吉田羊)がポツリ。

背を向け、黙って聞いている四宮。意識の戻らない妻・晴美の手を握っている永井。

「どうすりゃいいんだよ、俺。」管理入院中の村川の部屋を訪れるサクラ。

泣いている幼い姉と兄が部屋に戻って来る。姉弟たちを抱きしめ、まだ子供が欲しいなんて私、欲張りなんでしょうか、と、村川。

微笑んで首を振るサクラ。

「一緒に頑張りましょう。」公園で一人たばこを吸う永井浩之。

晴美との会話を思い出し、1人苦悶する。永井の妻・晴美の両親が駆けつけ、ベッドにすがって泣き崩れている。

いまだ変わりなしと話すサクラと今橋。中庭に出る永井とサクラ。

サクラは口を開く。「永井さんは頭にひどい傷を負ったのにお腹の赤ちゃんも胎盤も無傷だったんです。おそらくとっさにお腹をかばったんだと思います。普通人は本能的に頭をかばいます。どんなお産も、赤ちゃんを生むということは、誰にとっても命懸けなんです。」

僕には、奥さんが全身で訴えているように思えるんです。赤ちゃんを産みたい、と。

一人になり、スマホの中の妻の動画をふと見返す永井。妊娠を喜ぶ晴美。

母子手帳に喜ぶ晴美。つわりで苦しむ晴美。

大きなお腹を見せる晴美。晴美は言う。「やっぱりあるんだね。」永井ははっとする。

その時ICUで永井晴美が心停止に。急いでドクターたちが呼び出され、救命医の加瀬が心臓マッサージにあたる。
しかしなかなか心拍は戻らない。駆け付ける永井。永井は思い出していた。

さっき見た晴美の動画を。「自分の命よりも大切なものってあるんだよ この愛しさは愛だね。」

スマホの中の晴美はそう言って、とてもいい笑顔をしていた。

「…助けて、下さい…」永井の口はそう動いていた。

「鴻鳥先生!はるの望みを、かなえてやって下さい!」その言葉をしっかり受け止めるサクラ。

心拍は戻らない。加瀬が心臓マッサージをし続け、酸素を人工的に送り続けている間に赤ちゃんを取り出すことに。
オペ室に行くことも間に合わないほどの緊急帝王切開手術となる。

頑張れ…と呟く永井。涙が流れている。そして迅速に赤ちゃんが取り出される。

すぐに小さな産声が響き渡る。もう大丈夫、と今橋。
晴美の肌に赤ちゃんを触れさせてやる小松。

おめでとうございますと、もう動かない母親に声を掛ける。

お母さんがしっかり守ってくれたよ、と赤ちゃんに優しく声をかける今橋。

感謝を述べる加瀬。あとはこっちでやるから、と。最後まで綺麗に縫わせて下さい、と微笑むサクラ。付き合う、と四宮。

ありがとうな、と加瀬。泣き出す下屋。夜、いつものジャズバーに来るサクラ。弾かせてくれないか、と。
妻、晴美の眠る部屋に赤ちゃんをつれてくる今橋。

座っていた永井はその時初めて赤ちゃんを抱っこする。

そして晴美の隣に寝かせてやる。「強い子だよな、俺は生きていて欲しかった。一生寝たきりだって良かった、ただ生きていて欲しかった。」

うな垂れる永井。

「俺一人でどうすりゃいいんだよ、無理だよ、はるがいてくれなきゃ、俺…」そのとき永井に晴美の声が聞こえてくる。

「ひろくん、しっかりしなよ。私、一生懸命頑張ったんだよ、赤ちゃんが生まれるまでは絶対に生きなきゃって。だから今度はひろくんが頑張る番だよ。ほら、本当にあったでしょ?自分の命よりもっと大切なもの。」
もう起きる事のない晴美を抱きしめながら泣き続ける永井。

激しく涙を流しながらピアノを弾き続けるサクラ。

一ヶ月後。帝王切開が終わった村川が運ばれてくる。赤ちゃんを喜ぶ姉弟たち。みんなの顔がほころぶ。
運が良かったな、お前も患者も、とサクラに言い残し、歩いて行く四宮。

永井が娘の芽依と一ヶ月検診にやって来た。廊下に挨拶に出てくるサクラ。

「なにがあってもこの子を産みたいというはるみの願いを汲み取ってくれて、引き受けてくれてありがとうございました。」
頭を下げる永井。

奥さんを助けられず申し訳ありませんでした、とサクラも頭を下げる。

「はるみが決めたんです。俺がぐずぐず迷ってたから、はるみが、自分でこの子の方を助ける、と。決めてくれたんだと。先生、俺、この子が生まれてきて良かったと思えるように育てます。」

「頑張って下さい。」永井は頭を下げ、歩きだして行った。永井はずっと笑顔だった。

今更ながらの小松の歓迎会で居酒屋にみんなが集まっている。ドクター、救命医の加瀬、看護師たち、みんなで乾杯をする。

四宮はそれを断り、ひとり今日もつぼみちゃんの部屋を訪れている。「また明日くるからね。」そう言って、四宮がつぼみの頭を撫でようと手を差し出した瞬間、その手が血まみれになっている事に気付く。

その瞬間、昔のある時の帝王切開手術の時の情景に引き戻される。情景、音、匂い、声、自分の息遣いさえ、記憶全てがよみがえる。

赤ちゃんを助けて、と息も絶え絶えな女性の声。震えだし、呼吸が荒くなり、パニックになる四宮。荒い息だけが病室にこだましていた。

以上、ドラマ「コウノドリ(シーズン1)」第2話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!

動画はこちら→

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