コウノドリ 9話あらすじ ネタバレ 赤ちゃんの最期を看取るということ・・・

ドラマ「コウノドリ(シーズン1)」第9話のあらすじ・ネタバレまとめました!(^^)!

【コウノドリ 第9話あらすじ・ネタバレ】

脳性麻痺のつぼみちゃんの容態が急変したという連絡にかけつけるペルソナ総合医療センターの産科医・鴻鳥サクラ(綾野剛)と新米産科医の下屋加江(松岡茉優)。

オペ中だった産科医・四宮春樹(星野源)にもそれは伝えられた。

四宮が駆けつけたときはもうつぼみちゃんは帰らぬ人となっていた。

そしてつぼみの父がやってきた。

つぼみは6年前の四宮の担当患者の娘。

その母はタバコがやめられず常位胎盤早期剥離を起こした。

まだまだ子供が欲しいと話を聞いていた四宮は大量出血を起こした患者の手術の際、子宮を全摘することを躊躇してしまった。

結果、母親を助けることが出来ず、生まれてきた娘、つぼみには重い障害が残ってしまった。

妻のときに責め立てられた記憶、言われた言葉、全てが四宮の脳裏に蘇る。

しかし四宮にはなにも言わずに、責め立てる事もなく、父はその場を後にした。

ペルソナ総合医療センターの産科に来ている相沢(西田尚美)。

説明していた担当のサクラ。出生前診断を迷っていると話す相沢。

「悩むことを後ろめたく思う必要はありません、それだけしっかりと赤ちゃんの事を考えているという事ですから。」「はい。」

NICUを訪れる新生児の母親・西山(岡本玲)。

小さく生まれた自分の赤ちゃんに触れてやる。

1600gを超え、NICUの小児科医・今橋(大森南朋)に褒めてもらい、安心していた。

そこへ23週の妊婦が切迫早産だという救急の電話が入る。
しかしNICUにはもう空きがない。

今いる中で、優先順位をつけるとすると。

西山の赤ちゃんを他に行かせるしかないという結論に。違う病院ならベッドが空いていると連絡が取れ、移ってもらうことを決める今橋たち。

ペルソナより医療機器も整っていないのでは、と不安を覚える西山。

でも自分がここに居座ったらその救急車の赤ちゃんはおそらく死んでしまうと聞かされ、しぶしぶ譲ることに。

「私もこの子が生まれたとき、ここに前までいた人たちがベッドを開けてくれて助かったんだもん。次はあたしらが命を繋ぐ番だよね!」

ペルソナ総合医療センターから新生児を載せた救急車が走り出していく。それと入れ替わりでペルソナ総合医療センターに入って来る救急車。切迫早産で運ばれてきた女性・小泉明子(酒井美紀)は、子宮から胎胞が飛び出している。

これから緊急出産となる。早産児は皮膚がとても薄く、空気に触れただけで体温を奪われてしまうため、室内温度を上げてのお産になる。「あちぃ」出産を同じ部屋で待っている新生児科の白川(坂口健太郎)。
そして小さな小さな赤ちゃんが誕生する。夫・大介(吉沢悠)がかけつける。受け取った赤ちゃんを小児科医たちが診察する。小さい声で「頑張れ、頑張れ、」と声を掛けている小児科医・新井恵美(山口紗弥加)。赤ちゃんはあまりに小さいためNICUへ連れて行かれることに。

少し遅れて見にやってくる夫婦。保育器を覗く。あまりの小ささに驚く2人。

管だらけの我が子に言葉もない。新生児科医の新井が状況を説明する。

脳に出血が起こることがある。
障害が遺ったり、最悪命に関わることが起きることも、と誠実に話す新井。

どうしよう、と妻・明美。「可能性は低いんですよね?」「低くはないです。」「じゃあなんで助けたんですか?」、となじるように言う大介。

「え、」フリーズしてしまう新井。

「私は、私は、赤ちゃんの生きる力を信じているので…」

「信じる? それはもう治療じゃないじゃないですか!」

我々も全力で尽力していくつもりです、とフォローする小児科長の今橋(大森南朋)。

戸惑う新井。病院のテラスでベンチに座っている新井恵美。

そこには救命医の加瀬(平山祐介)もいた。

「加瀬先生は後悔したことないですか?」新井は言う。

「助けた命に重い障害が残ったりでもしたら…」

「ないねぇ、助ける可能性が1%でもあれば俺は絶対助ける。」即答する加瀬。

ちょっと元気出た、と新井。

翌日、子宮の予後は順調だと小泉明子に伝えるサクラ。

会いに行けないと話す明子。「母親失格ですよね。」それを受けてサクラは言う。

「小泉さんは普通のお母さんです、そして小泉さんの赤ちゃんも普通の赤ちゃんです。早く生まれてしまったのは誰のせいでもありません。お母さんが自分を責めることは少しもありませんよ。管にたくさん繋がれているのは赤ちゃんの可哀想な姿なんかじゃなく、赤ちゃんが生きようと精一杯頑張っている姿です。ご両親が近くで見守ってくれたら赤ちゃんも心強いはずですから、会いたくなったらいつでも会いに来て下さいね。」

サクラたちが部屋を出るとため息をついて崩れる夫・大介。

「ようすけってどうかなぁ 太陽の陽にだいちゃんの介」、と明子。

名前つけたらもしもの時に却って辛くなるんじゃないか、そう言って背を向けた大介は背を向け仕事に戻って行ってしまった。

小泉家の赤ちゃんにつきっきりになる新井恵美。

その様子を見ている今橋とサクラ。会社でプレゼンをしている永井浩之(小栗旬)。

話している間じゅう永井の携帯がずっと鳴っている。

芽依ちゃんがお熱で迎えに来て欲しい、という電話が鳴りやまない。

申し訳ありません、と上司たちに頭を下げる永井。

しかしこれからは違うやつと進めると言われてしまう。

NICUに陽介を見に来ている母・小泉明子。明子に気付く小児科医・新井。「私、この子の泣き声聞けるでしょうか。」

「私はそう信じています。」「頑張れ、ようすけ!生まれた時ずっと先生声をかけてくれてましたよね。」明子は新井にそう言った。「頑張れ!頑張れ!ようすけ!」つぼみちゃんの部屋の前まで来てからはっと気付き、道を引き返していく四宮春樹。

小泉家の早産児につきっきりになる新井に声をかける今橋。今日は当直を変わると言うも「いや、大丈夫です。」「ベビーが大丈夫じゃないんだよ。」顔を向ける新井。

「僕らは神様でもスーパーマンでもありません。肉体的な疲れは判断を鈍らせる。それに新井先生の発しているピリピリ感がベビーにも伝わってしまうよ。休みなさい、ベビーのためにも。」

4日後。「小泉さん今日退院ですよね?」ナースステーションに来ている新米小児科医の白川(坂口健太郎)。「赤ちゃんも72時間を過ぎた頃から安定してきました。今日で5日目だからこのまま一週間越えてくれれば安心なんですけどね。」頷く一同。

新井先生は?とサクラが訊ねる。「ずっとようすけくんにはりついたままです。」そこへ看護師が騒々しく駆けつける。「ようすけくんの容態が急変したって!」やばい、と呟き慌てて駆けつける白川。追い掛けるサクラと下屋。

NICUで陽介を診ている新井。

「ない室内出血を起こした。腸管も併発してるかもしれない。今もどんどん腹部が膨満してる!」そんな、と声を漏らす下屋「大丈夫、大丈夫、容態さえ落ち着けば手術に踏み切れる、大丈夫、大丈夫」と一人ブツブツと繰り返す新井。

別室に呼ばれる小泉夫妻。新井から陽介の現状についての説明が始まる。

「ようすけくんは生まれたら閉じてほしい動脈が開いたままになっていました。」

タブレットの画像を見せながら説明する。
「そのため心不全になって肺出血を起こし、脳の中にも大きな出血が起きています。腸管も壊死して破れ、そこからも出血しているようです。今は輸血を続けて出血が止まるのを待っている状態です。この段階では状態が不安定で手術に踏み切ることが出来ません。でもようすけくんは頑張ってます。落ち着いたら動脈管を縛る手術が出来るかもしれません。」

「助かるんですよね?ようすけは、助かりますよね?」言葉に詰まる新井。

小泉さん、と今橋が口を開く。

「ようすけくんは本当によく頑張っています。僕らも勿論手を尽くします。しかし医療にも限界はあります。もしもの事があるかもしれません。ですが頑張っている陽介くんを見守ってあげて下さい。」

NICUに来る小泉夫妻。心拍100を切りました、と看護師の声。正直あと数時間もつかどうか。見守っているサクラと下屋に聴こえるようにつぶやく白川。

夕方、陽が傾いても陽介のそばを離れない小泉夫妻。

小泉さん、ようすけくんを抱っこしてみませんか、と今橋が沈黙を破る。慌てて否定する新井。

「今は保育器からは出せません!輸血を続けましょう!出血が止まれば手術できるかもしれません!ようすけくんはまだ頑張れます!」

今橋は新井に向き直って言う。「もう手術はできないよ。」「でも私は、私はまだあきらめたくありません!」「新井先生はようすけくんをお父さんお母さんに一度も抱きしめて貰えなかった子にしたいんですか?」、と今橋。「心拍が20を切りました。」

保育器開けてもいいですか、と今橋。はい、と明子が答える。チューブにたくさん繋がれた陽介が初めて母親に抱かれる瞬間だった。陽介、ママだよ、ごめんね、よく頑張ったね、ありがとね。だいちゃんによく似てる、ほら、目元がそっくり。

それを受けて夫・大介が陽介を覗き込む。陽介、陽介、よく頑張ったなぁ、陽介。大介が名前を呼び続ける。「先生、管が苦しそうなので抜いてあげられませんか。」、と明子が言う。よく頑張りましたね、一緒に抜いてあげましょう、と今橋。

長い管が陽介から抜かれる。「よく頑張ったね、陽介。」「陽介…」見ている新井。ガラスの向こうで見ている四宮。テラスに出ている四宮。後ろからサクラがやって来る。残念だったな、陽介くん、と四宮が口を開く。

「あぁ。」でも良かったよ、両親に抱っこされて最期を迎えられて。そうだね。「つぼみちゃんはずっと一人だった、6年間ずっと。」「でも四宮が毎日会いに行ってた。」

あの父親にとってつぼみちゃんは辛い記憶を思い出させるだけの存在だったのかな、せめて名前を呼んでやって欲しかった。お父さんに。一度でいいから、つぼみ、よく頑張ったな、って。誉めてやって欲しかった。つぼみちゃん治してあげたかった。

嗚咽を漏らす四宮。お店に恋人といる新井恵美。NICUから緊急の連絡が入り、病院へすぐ戻ると返事をする新井。テーブルの上には輝く指輪が置かれている。

返事はあとでいいよ、と微笑む男性。

緊急帝王切開で双子の赤ちゃんが出てくる。赤ちゃんを受け取り、挿管する瞬間に新井の手が震え出す。呼吸が乱れている。咄嗟に今橋が交代し、事なきを得る。一人、立ち尽くす新井。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」、と震えている。一週間の欠勤が続いていると話す大澤院長(浅野和之)。「もうここには戻って来ないのかねぇ。あんな優秀な新生児科医はいるもんじゃないよ。」
今橋は言う。

「それでも沈みかけた船にもっと荷を積めてはいけませんから。今はゆっくり休めて貰いたいです。体も心も。新井先生は大事な仲間ですから。」NICUを覗いている下屋と白川。

「新井先生が背負ってたものは、私がまだわからないくらい重いものだったんだね。新井先生戻ってきてくれるといいなぁ」「大丈夫!鉄の女だから、あの人は。」
休憩室でのサクラと小松。しのりんにも弱音を吐ける相手がいたんだね、と小松が言う。「新井先生には婚約者さんが支えてくれると思います。」

「え!先生婚約者いたの?先生こそ仲間だと思ってたのに!」

サクラの心:怯むだけで壊れてしまいそうな小さな小さな命を懸命に育てる。その仕事は繊細で、過酷だ。どれほど手を尽くしても助けられなかった赤ちゃんの死は受け止めなければならないこともある。治らない患者と向き合い続けて、その苦しさに押し潰されそうになる事もある。だけど見逃したくはない。僕らの仕事はかけがえのない命を繋いでいくことだから。

いつものジャズバーにいるサクラ。景子ママからの手紙が渡される。そこにはカセットテープも同封されていた。手紙を開いて読んでみるサクラ。そこに書かれていた事とは…。

以上、ドラマ「コウノドリ(シーズン1)」第9話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!

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